真鍮の評決 リンカーン弁護士



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

7.00pt (10max) / 3件

7.00pt (10max) / 11件

Amazon平均点

4.48pt ( 5max) / 21件

楽天平均点

0.00pt ( 5max) / 0件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
2pt
サイト内ランク []B総合:160位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

5.00pt

73.00pt

22.50pt

10.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2012年01月
分類

長編小説

閲覧回数4,251回
お気に入りにされた回数1
読書済みに登録された回数13

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

真鍮の評決 リンカーン弁護士 (上) (講談社文庫)

2012年01月17日 真鍮の評決 リンカーン弁護士 (上) (講談社文庫)

丸一年、わたしには一人の依頼人もいなかった。だが妻とその愛人の射殺容疑で逮捕されたハリウッド映画制作会社オーナーは弁護を引き受けてほしいという。証拠は十分、アリバイは不十分。しかも刑事がわたしをつけまわす。コナリー作品屈指の二人の人気者が豪華共演する傑作サスペンス、満を持して登場。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

真鍮の評決 リンカーン弁護士の総合評価:8.71/10点レビュー 24件。Bランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(7pt)

バチバチにやり合おうぜ!

ボッシュシリーズと並ぶコナリーのシリーズ物として現在も作品が発表されているリンカーン弁護士ミッキー・ハラーシリーズ第2作。1作目が好評で映画化もされたが、コナリー自身もこの作品をもう1つの彼の作品の主軸にするためか、磐石の態勢で2作目を送り出した。

そう、2作目で早くもボッシュとハラーが共演するのである。しかも『ザ・ポエット』で主人公を務めた新聞記者ジャック・マカヴォイも登場させている。さらに物語半ばでは『バッドラック・ムーン』のキャシー・ブラックらしき女性がかつての依頼人であったことも仄めかされている。
これはコナリーがこのミッキー・ハラーをボッシュ・ワールドにさらに積極的に取り込むことで、もう1つのシリーズの軸として成立させようと本書にかなり強い意気込みを掛けていることが解る。

異母兄弟でありながら、刑事と弁護士という水と油の関係の2人。
ボッシュはしかも刑事の中でも犯罪者の悪を許さず、組織の中で予定調和的解決がなされようものならば、それに逆らい、辞職の危機に追い込まれてもなお、徹底して悪を断ずる姿勢を崩さない、いやむしろ法が悪を裁けない場合は自らの手を汚してまで成そうとするほど、自分の正義を貫く男だ。

一方ハラーは依頼人が実際に罪を犯していることを知っても、あらゆる方面から捜査の粗を見つけ出し、その無効性や不当性を主張し、事件そのものが起きなかったぐらいにまで陪審員を説き伏せ、依頼人の無罪を勝ち取り、報酬を勝ち取ろうとする男だ。彼にとって明らかに正義よりも自身の富と名声のために弁護士をやっているような男だ。

作中でも「コインの裏表のようなもの」とお互いを評しているほど、こんな相反する男たちがどうやって協力し合うのか。さすがは物語後者のコナリー、実に上手い設定を導入する。

ボッシュが捜査をするのはハラーの依頼人の事件ではなく、ハラーに依頼人をもたらすことになった彼の友人の弁護士が殺害された事件の捜査なのだ。つまりハラーは友人の無念を晴らすために犯人を捕まえることを求めているため、2人の向くベクトルは全く同じなのである。なんと絶妙な筆捌きではないか。

しかしそれもやがて崩れてくる。ボッシュの捜査はやがてエリオットの方にも手が伸びてくるのだ。
確かにこれは必然といえば必然。殺害された弁護士が衆目を集める裁判を担当していたとなればそこに事件の火種があると思うのは当たり前だ。したがってこの異母兄弟は次第にお互いの仕事と任務を護るために反発しあうことになる。

さてそのハラーだが、前作で担当したルイス・ルーレイの事件で負った拳銃で撃たれた傷の治療を受け、十分傷が癒えないまま仕事に復帰したことで痛みが再発し、再手術の後、再度療養期間をおいて2度目の復帰を果たしたばかりで2年間仕事をしていなかった。しかもその期間には鎮痛剤による薬物依存に対するリハビリも含まれていた。つまり彼は弁護士として薬物依存のキャリアという弱みを持つことになった。それが今後彼の経歴や仕事で爆弾として発動するのかも読みどころだ。
またその経験が同じく治療中の鎮痛剤の依存症に陥って窃盗容疑を掛けられた元プロサーファー、パトリック・ヘンスンを助けることに繋がる。ハラーは怪我でプロサーファーの道を断たれ、一度はコソ泥の身まで落ちぶれた彼が更生している姿を見て、その中に復活しようとする自分の姿を見出したのだろう。ヘンスンを助け、自分のお抱え運転手として雇うことにする。
ハラーとヘンスンがどのようなタッグを組むのか、これもまたシリーズの今後の読みどころの1つになりうるだろう。

また前作でルーレイに殺害された刑事弁護調査員ラウル・レヴンの後任となるシスコこと、デニス・ヴォイチェホフスキーは大柄で威圧感のある、ハーレーを乗り回す元暴走族という異色の経歴の持ち主。しかし彼は逮捕記録もなく、もめごとも一切起こさなかったクリーンな人物でハラーは彼に絶大なる信頼を寄せている。そしてハラーの元妻で秘書のローナ・テイラーと付き合っている。

このように1作目から登場人物も刷新され、一旦リセットされた感もある。つまり前作はイントロダクションとすれば本書がシリーズの基礎を作り、そして本格的な始まりを示す作品であると云えよう。

やはりこういうリーガル・サスペンスで面白いのは我々一般人では未知の世界である法曹界の常識や戦術などが垣間見られるところだ。
人は感情の動物である。いかに論理的に説明しても感情的に割り切れなければどうしてもそちらに引っ張られてしまう。陪審員制度では法律の素人である彼らの心をいかに掴むかが重要になってくる。つまり人間心理を熟知するものこそ法廷を制するのだ。
そこには正義よりもむしろ法廷を支配線とする情熱が勝るといっていい。したがってハラー達弁護士、起訴する側の検察はいかに陪審員たちに印象付けるかに腐心する。長々と主張することが必ずしも彼らの興味をひくものではなく、簡潔かつ明瞭に説明する方が印象に残る。さらにとっておきの仕掛けは法廷が閉まる直前に放つことで陪審員に印象づかせて翌日まで持ち込ませるなど、自分の味方につけさせるために彼らはありとあらゆることを仕掛ける。

また今回最も読み応えがあったのは検察側と弁護側がそれぞれ陪審員を選定するシーンだ。延々30ページに亘って描かれるその攻防は人を読む目が試されるプロセスが詳細に書かれている。
日本も裁判員制度が採用されたため、本書に書かれていることはまさに他所事ではなくなった。日本でも同様なことが行われているのだろうか?
そしてもし私が裁判員に選ばれたとき、私は法廷に立つまでに至るだろうか、など考えさせられた。

今回ハラーが弁護を担当するウォルター・エリオットは映画会社会長兼オーナーといったセレブ。彼は妻の浮気の現場を目撃して感情に駆られて妻と間男を射殺した疑いで訴えられている。

しかし終わってみればこれまでのコナリー作品のキャラクターが登場する割にはさほど大きく関わらなかったという印象だ。
まずジャック・マカヴォイはほとんど蚊帳の外的な扱いだったし、ボッシュも節目節目で出てくるとはいえ、いつものような押しの強さが少なかったように思う。特に物語の主軸であるエリオットの事件に関わると見せながらも最後までその核心には迫らず、外周を廻ってハラーの動きを見ていた、いわば裏方的な存在だった。
これはどこまでシリーズキャラクターの共演を期待するか、読み手側の受け取り方によって本書の感想は大いに変わるだろう。

それで私はと云えば、やはり初の2大シリーズキャラクターの共演と謳うならば、もっとゴリゴリお互いの立場を主張して争ってほしかった。上にも書いたが、いかなる犯罪者も自分の手を汚してまで裁くことを厭わないほどの極端な正義感の持ち主である警察側のボッシュと、その人自身が犯罪者か否かは問わず、弁護士として成り上がるためにはいかなる手練手管も尽くして依頼人を無罪に持ち込もうとする弁護側のハラーという、自分の道を信じる男同士の熱いぶつかり合いとその中で生まれる友情を見たかったのが本音である。すでにボッシュがハラーを異母弟と認識していたことで彼が敢えて身を引いて、寧ろ擁護者的な立場でハラーを見守っていたのが私にはボッシュらしくなく、また物足りなく感じたのだ。

今後はもっとゴリゴリボッシュとやりあうことを期待しよう。


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

Tetchy
WHOKS60S
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

失敗だったかな?

最初の「リンカーン弁護士」は、内容がなかなか掴めずに途中で放棄してしまいました。最後まで読むと面白いのだろうな・・・とは思いつつ、波に乗れませんでした。今思うと、我慢して最後まで読めば良かった・・・残念。
 この「真鍮の評決」は途中離脱することもなく、すいすいと読めました。こういう弁護士ものも面白いですね、というか、コナリーは弁護士になれる!と思える程、上手い展開でした。ボッシュとの絡みを読むと、大好きなボッシュが相手側にはかなり嫌われる存在なのだと・・・ほんとヤなヤツですね。でも、それもボッシュの魅力ですね~。

ももか
3UKDKR1P
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

リンカーン弁護士、復活

薬物(鎮静剤)中毒のリハビリで一年以上、弁護士業務から離れていた弁護士ハラーが復活した途端に、きわめて厄介な(しかし、金になる)弁護を引き受けて・・という、リンカーン弁護士シリーズの第二作。
ゆっくりしたペースで業務に慣れて行こうともくろんでいたミッキー・ハラーだったが、射殺された友人の弁護士のケースを引き継ぐことになったことから、いきなり全米の注目を集める映画スタジオ経営者の事件(経営者が妻と、妻の愛人を射殺したとして起訴されている)を担当することになり、その訴訟準備の間に自分も命を狙われることになる。果たして、スタジオ経営者は有罪か、無罪か、はたまた友人の弁護士を殺し、自分の命を狙っているのは誰なのか? 二転、三転して手に汗握るタイプのストーリーではないが、読み応えがある法廷ミステリーであるとともに、殺人事件の謎解きミステリーとしても良くできている。
しかも、マイクル・コナリーのもう一人の人気シリーズ・キャラクター、ハリー・ボッシュが登場するという、マイクル・コナリーファンにはたまらないオマケ付き。最後の最後には、ボッシュとハラーの超〜〜意外な関係が明らかにされ・・・シリーズの三作目、四作目への期待はいやが上にも高まって行く。

iisan
927253Y1
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.21:
(4pt)

口をつぐんでいさえすれば、こんなところにいないだろうに

本書『真鍮の評決』とのタイトルの意味は、下巻ラスト数ページで明かされますが、タイトルの意味が分かった瞬間「ほほう!」と感嘆の溜息が出ました。
 過去のマイクル・コナリー作品の中では、『わが心臓の痛み』の原題『Blood Work』の意味が作品途中で明らかになった瞬間も衝撃でしたね。
 さて、本作は弁護士ミッキーハラーもの第2作目。
 ボッシュも登場しますが、あくまで脇役。
 アメリカの陪審員裁判では、世間から注目を集める事件については、テレビの生放送があるということは知っていましたが、それも事前に報道機関からの申請に検察側・被告人側双方の署名が必要であるということは本書で初めて知りました。
 放映に同意する弁護人にとっては、自身の活躍場面が放送されることで自身の顧客を増やす無料の広告になり、検察側も自身の政治的野心をより大きくすることに役立つ、といった面もあるようです。
 リーガルサスペンスにおける最大の見どころは、一見、誰が見てもひっくり返しようがない事実を、いかにひっくり返すことができるのか、という点かと思います。
 本書においては、ハラーが弁護する被告人が、銃を撃っていないと主張するにも関わらず、被告人から検出された銃の発射残渣をどう説明するか、という点。これが説明できれば、被告人無罪を勝ち取る道が一気に開けるのですが、果たして・・。
 さて、ハラー2作目の本作では、リンカーンの運転手としてパトリックを新たに雇うことになりますが、その過程がなかなかいいです。
 窃盗容疑にかけられたパトリック。
 自分の行為を真摯に反省するパトリックに対しハラーは言う。
「過去の行いに、きみがいまできることはなにもないんだ。過去に押しとどめておくしかない。法的事柄を切り抜けるのに手を貸してやる。残りは君次第だ。その残りの部分が厄介なところだ。だけど、きみはすでにそのことを分かっている」
真鍮の評決 リンカーン弁護士 (上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:真鍮の評決 リンカーン弁護士 (上) (講談社文庫)より
4062771241
No.20:
(5pt)

ハラー弁護士 & ボッシュ 兄弟の距離感がいい

ボッシュ・シリーズのマイクル・コナリーのもう一つのシリーズ「リンカーン弁護士」の2作目(1作目は映画は見たが未読)にボッシュが登場するということで読んだ。

基本は法廷シーンとその準備シーンになるのでボッシュ・シリーズに比べてアクション部分は少なくなる。アメリカの刑事事件の司法制度やその制度を生活の糧にしている人々(判事・検事・弁護士・職業的証人)や陪審員制度など勉強になる。しかし、この制度を維持するには相当ヒト・モノ・カネが必要だということもよくわかる。また、制度の中に悪徳者が入り込むのもまたしかり。

日本的(ドイツ的?)制度とはだいぶ違う。違う制度なのに、アメリカの影響受けて法科大学院作って弁護士増やしても食べていけなかったのは当たり前だ。

司法制度にがんじがらめでもがくハラー弁護士とチャチャっとケリをつけるボッシュ。ラストシーンでボッシュの方から腹違いの兄弟であることが告白される。ストーリーの面白さ、意外な犯人などコナリー節は相変わらず。それでいて、ボッシュの間に読むことでリフレッシュできる。
真鍮の評決 リンカーン弁護士 (上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:真鍮の評決 リンカーン弁護士 (上) (講談社文庫)より
4062771241
No.19:
(5pt)

1作目に劣らぬおもしろさ、すばらしい

『リンカーン弁護士』シリーズ2作目。
ボッシュ・シリーズ#2『ブラック・アイス』で、ボッシュとミッキー・ハラ―の関係が明かされている。
コナリー作品はそれぞれのシリーズが繋がり合うので、発表された順に読みながら本書に至ることを楽しみにしていた。
結果、大満足! ハラ―とボッシュの共演というだけでも二重丸なのに、ストーリー展開は(1作目と違って)前半から退屈させられることがない。
ハラ―は2年前の事件(前作)による外傷の後遺症に悩まされ薬物依存になり休職を余儀なくされたが、1年ぶりに復帰する。棚ぼた式にたくさんの仕事が舞い込むが、ブランクを感じさせずパワフルに臨む。
反面心理的ストレスも多大なのに、依存性のあるものを断つために酒はおろかコーヒーまで控えており、子供とは定期的にしか会えないため、寂しさや苦悩もある。
だがそんな環境下にあっても有能さは衰えておらず、終盤の銃の発射残渣にまつわる法廷シーンには、驚きとともにスカッと爽快感すら覚えた。
そして大どんでん返し。陰謀には影の影が…。
ラストシーンもよかった。今後も彼らの共演があるようで、それぞれのシリーズが楽しみだ。
(15歳違いのよう。…にしてもすごい父親だ、これほどいるとは知らなかった)
真鍮の評決 リンカーン弁護士 (上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:真鍮の評決 リンカーン弁護士 (上) (講談社文庫)より
4062771241
No.18:
(5pt)

コナリーが4度目のアンソニー賞に選ばれた作品。

著者のマイクル・コナリーのリンカーン弁護士シリーズ第二弾『真鍮の評決』下巻を読み終えた。
 ハリー・ボッシュとミッキー・ハラーという個性あるキャラクターがからみあうリーガルサスペンスを久しぶりに堪能させてくれた作品だった。
 プロットの巧みさにも、二転三転するストーリー展開にも、次々現れるサプライズにも、著者コナリーの苦心と才能を伺うことができる。
 ネタバレになるが、エンディングでミッキーが命を助けられたボッシュに初めて知った異母兄弟であることを告げるシーンにもコナリーならではの心情描写の機微が感じられた。
 ミステリー・ファンが選ぶ最高のアンソニー賞に選ばれた作品だけあると思いながら、コナリーの才能の豊かさに感じ入りながら本書を読み終えたのです。
真鍮の評決 リンカーン弁護士 (下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:真鍮の評決 リンカーン弁護士 (下) (講談社文庫)より
406277125X
No.17:
(5pt)

異母兄弟が絡み合うシリーズ第二弾。

一年のブランクを経てそろそろ仕事に復帰しようと思っていたミッキー・ハラーのもとに、突然ロサンジェルス郡上級裁判所の主席判事メアリ・ホルダーから呼出しがあった。
 長年仕事仲間だった刑事弁護士ジェリー・ヴィンセントが昨夜何者かに殺され、その遺書によりミッキーにジェリーの抱えている案件を引き継ぐよう命じられた。
 多くの案件のなかでずば抜けて弁護料が手に入る映画会社会長の妻とその愛人殺し裁判がミッキーの最優先案件となった。
 ジェリー殺し犯人を追う捜査担当刑事としてハリー・ボッシュもストーリーにからんできて面白くなってきた。
 この時点でミッキーは、ボッシュが異母兄弟だと知ることもないが、ボッシュはミッキーが異母兄弟であることを知っているが素振りにも見せない。
 あいかわらずディテールに拘るコナリーならではの筆運びである。
 すこし前に評者は、このシリーズの一作目と5作目を読んだがやはり作品順に読むべきだと思いながら本書の上巻を読み終えたのです。
真鍮の評決 リンカーン弁護士 (上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:真鍮の評決 リンカーン弁護士 (上) (講談社文庫)より
4062771241



その他、Amazon書評・レビューが 21件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク