業火の市



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初公開日(参考)2022年05月
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長編小説

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業火の市 (ハーパーBOOKS)

2022年05月18日 業火の市 (ハーパーBOOKS)

1986年アメリカ東海岸。 ダニーは通称ドッグタウンを仕切るアイルランド系マフィア・ファミリーの片隅に身を置いているが、昔からの仲間と平穏に暮らしている。 ところがある日、長らく共存共栄してきたイタリア系マフィア・ファミリーとの間に小さな諍いが起き、歯車が狂い始める。 やがて報復は一線を越え、ダニーは否応なく復讐と裏切りに血塗れた抗争に引きずり込まれていき――。 壮大な叙事詩の幕開け!(「BOOK」データベースより)




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業火の市の総合評価:8.57/10点レビュー 21件。Aランク


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(8pt)

ニューイングランド版の「仁義なき戦い」

ギャング小説の巨匠・ウィンズロウの新たな三部作の第一部。ロードアイランド州の小さな都市を舞台にアイルランド系とイタリア系のマフィアが壮絶な戦いを繰り広げるバイオレンス・ノワールである。
1986年、ロードアイランド州の州都プロヴィデンスはアイルランド系とイタリア系のマフィアが共存共栄の関係を保っていたのだが、一人の美女をきっかけに小さな綻びが生じ、両組織が血で血をあらう抗争に突入した。アイリッシュ・マフィアの前ボスの息子・ダニーは一兵卒の地味な立場に甘んじながらも戦いの中で頭角を表し、やがてはボスの位置に押し上げられていく。両組織ともに内部に権謀術策が渦巻き、裏切り、仲間割れなど不協和音を出しながらも破滅まで止まらない抗争に明け暮れることになる。そして…。物語は1990年代にまで続くスケールの大きな叙事詩となる予定で、第二作、第三作への期待を高める結末となっている。
メキシコの麻薬戦争もの、ニューヨーク市警ものという複雑で分厚い物語を書いてきた最近のウィンズロウだが、本作はマフィアの抗争を主題にした、よりシンプルで読みやすいノワール・エンタメ作品である。暴力と謀略で裏社会の世代交代が進められていくところは、東映映画の傑作「仁義なき戦い」と通じるところがあり、日本人読者にも理解しやすい。
ノワールのファンには自信を持ってオススメする。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.20:
(5pt)

ギリシャ神話をマフィアの闘争になぞっているドン・ウィンズロウの遺作三部作。

ドン・ウィンズロウが引退すると知り、遺作となった『終の市』を、敬意を表して読むことにした。
が、第三作を読み終え、主人公のダニー・ライアンがどうして東海岸のドックタウンのアイルランド系マフィア・ファミリーの一員として西海岸へ逃亡することになったかを知りたくなり、とにかく三部作の一作目『業火の市』を入手して読むことにした。
巻末の解説で千街昌之が、この物語は、ギリシャ神話をなぞっていると述べて、ホメーロスの『イーリアス』と『オデュッセイア』や、古代ローマの詩人『アエネーイス』といった叙事詩であり、本書の筋立はそれらで語られたトロイヤ戦争を踏まえている。
この件を読み、ストーリーの記憶を辿ってみたが「なるほど」と思ってしまったのです。
これほど見事にマフィアの対立闘争劇にアレンジする才能に、ドン・ウィンズロウならではの才能の豊かさに感じ入りながら第一作『業火の市』を読み終えた。
本書を読み終え、連続ものとしてストーリーの真中が抜けている中途半端な感じになってしまったので第二作の『陽炎の市』もAmazonへ注文してしまいました。
業火の市 (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:業火の市 (ハーパーBOOKS)より
4596429278
No.19:
(5pt)

ウィンズロウの到達点

アメリカ東海岸の街、アイルランド系マフィアとイタリア系マフィアの抗争。目には目を、血には血を、連鎖していく報復の鎖。
発端は些細なことで、1人の若者の愚かな行動が小さなさざ波となり、やがて大きく渦をなしてすべてを飲み込んでいく。
血が流れるほどに命の重さが麻痺していく感覚が恐ろしい。
冒頭のアイルランド系もイタリア系も関係なく皆で夏を過ごしていたシーンが夢のように思えます。

解説にホメロスのイーリアスが下敷きになっていると書いてあり、納得しました。
ウィンズロウはこの3部作をもって作家引退を宣言しているそうですが、まだまだ読みたかった。
業火の市 (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:業火の市 (ハーパーBOOKS)より
4596429278
No.18:
(4pt)

期待しちゃうよ

この作品の評価は分かれますが
私は最後まで楽しめました
業火の市 (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:業火の市 (ハーパーBOOKS)より
4596429278
No.17:
(5pt)

ヘビーだけど読む手が止まらない

前シリーズと比べるとスケールは小さくなった感じはあるけど、作者独特のヘビーなストーリーは変わらず面白い。
全3部作ということで、来年の夏が楽しみ。
業火の市 (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:業火の市 (ハーパーBOOKS)より
4596429278
No.16:
(4pt)

面白い

位置関係がわかる地図と登場人物の説明がわかりやすいように大きな文字で
業火の市 (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:業火の市 (ハーパーBOOKS)より
4596429278



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