ミン・スーが犯した幾千もの罪



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初公開日(参考)2022年11月
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長編小説

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ミン・スーが犯した幾千もの罪 (集英社文庫)

2022年11月18日 ミン・スーが犯した幾千もの罪 (集英社文庫)

「一読して、度肝を抜かれてしまった。若々しくも円熟した筆力……ただただ舌を巻くばかりだった。」東山彰良氏(解説より) 大陸横断鉄道完成間近のアメリカ西部。妻エイダを奪われ、不当な罪を着せられた中国系の殺し屋ミン・スーは、予知能力を持つ老人の言葉に導かれ、奇術ショーの一座と共に西を目指して疾駆する。妻を取り戻すため、自分を陥れた連中に復讐を果たすための苛酷な旅路。終着地カリフォルニアで彼を待ち受ける未来は、救いか、それとも──。アンドリュー・カーネギー・メダル受賞、驚異的なデビュー作。(「BOOK」データベースより)




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No.2:
(1pt)

つまらない 西部劇のアクションを期待すると

昔の旅の過酷さはわかる
ミン・スーが犯した幾千もの罪 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:ミン・スーが犯した幾千もの罪 (集英社文庫)より
408760781X
No.1:
(4pt)

血に塗れながら西へ西へと向かうロード・ウェスタン

「ミン・スーが犯した幾千もの罪 "The Thousand Crimes of Ming Tsu"」(トム・リン 集英社文庫)を読み終えました。
 ユニオン・パシフィック鉄道。ユタ準州からネヴァダを経由、シェラ・ネヴァダ山脈を越えてカリフォルニアへ。
 主人公は中国系アメリカ人のミン・スー。彼は人を殺しても良心の呵責に苛まれることがなくなっています。どういう経緯があったのか?読む前は、2019/8月に読んだ「ひとり旅立つ少年よ」(ボストン・テラン)のような物語なのかと想像していましたが違っていました。その夥しい数の<暴力>を除いて。
 彼は、予知能力を持つとされる老人「預言者」を伴い、(奇跡を起こす?)奇術ショーの一座の用心棒の如き役割を兼務しながら、或る目的を持ってカリフォルニアへと向かいます。「座長」という名の座長、炎女・ヘイゼル、腹話術師・ハンター、刺青の異教徒・プロテウス、メキシコ人・ゴメス、ナヴァホ族・ノタと共に。その血塗られた西へ西へと向かう正真正銘のロード・ウェスタン。しかしながら、硝煙に咽び、炎が舞い、多くの血が流されるミン・スーによるその「復讐譚」は、善悪という名のシェラ・ネヴァダを超え、一人また一人と殺めていくその殺戮のシークエンスによってより残酷に美しく色彩を増していくようにすら思えます。何故なら「現在も繰り返し実行される過去。儀式。習慣。ほんとうの記憶は、心には触れることのできない場所に記録される」(p.143)から。
 よって、すべてが終わった後に幾千もの罪を犯したミン・スーの心は決して触れることのできなかった場所へと向かいます。暴力に満ち満ちた物語がリリシズムを湛えて終わるのかどうか?
 もし映画化するとしたら、スコセッシでも構いませんが、奇跡を起こすフェデリコ・フェリー二が天上から降りてきてメガホンを取ってほしい。
ミン・スーが犯した幾千もの罪 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:ミン・スーが犯した幾千もの罪 (集英社文庫)より
408760781X



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