わたしたちの怪獣
- SF (393)
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意図的なのか?自己中な主人公のオンパレードだと思う。わたしたちの怪獣-親の虐待を見て見ぬふりをした贖罪か、妹が殺した父親を棄てる為に怪獣の元を目指す。ぴぴぴ・ぴっぴぴ-無思慮に時間を遡って事故を無かったことにする世界で、故意に災害を見過ごして動画撮影する青年。夜の安らぎ-血に魅せられて採血を盗む少女は、吸血鬼に出会い自らの望みを押し付ける。『アタック・オブ・ザ・キラートマト』を観ながら-紛れ込んだ映画館で終末を迎えた青年は、短慮な正義感に目覚めて⋯。著者あとがきのメルヘンな戯言が一番の自己中かもしれない。 | ||||
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SF・ホラー・ファンタジーの題材を使って絶望的な状況の中から救済を見出す人間の姿を巧みに描いています。主人公たちの切実な想いに胸を打たれました。美しく読みやすい文章で非常に文学的な作品だと感じます。お気に入りは表題作ですが四つの中編は全て素晴らしく名作映画を観た時のような満足感が得られました。 | ||||
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収録四篇のなかでは、吸血鬼と吸血鬼になりたい少女との物語「夜の安らぎ」が気に入りました。ラストの光景に、こちらの気持ちも羽ばたいてました。 ほかの三篇、「わたしたちの怪獣」「ぴぴぴ・ぴっぴぴ」「『アタック・オブ・ザ・キラートマト』を観ながら」は、いまいち、話に乗りきれなかったかな。 どの話も根底に、主人公が感じているこの世界への疎外感、怒りとかやりきれなさみたいなのがあると思ったんだけど、その辺も私には共感しきれない、理解しきれないところがありました。うーむ。残念す。 あ。巻末の「著者あとがき」の読み心地が、なかなかに良かったです。飼っている猫と遊ぶ著者の様子に、すっと気持ちが癒やされました。 | ||||
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登場人物たちの閉塞感、焦燥がヒリヒリと伝わってくる。 その上でSFの要素が加えられ、まったく違和感なく読むことができ、その加えたSFの要素により独特の展開や着地点を生み出しています。 あとがきも、センスがあって良いです。 | ||||
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充実の短編集。独特の読み心地があると感じた。だんだん世界観に飲み込まれていき、いずれの短編ももう少しこの世界に浸っていたいと思わせる。ファンタジー要素とSF要素がうまい具合に溶け合っているので、テクニカルタームに頭が痛くなることもない。SFは読み慣れぬという人にもおすすめ。 「わたしたちの怪獣」は表題作に選ばれるだけあり、きりっとしまった不条理譚だ。怪獣だけの話ではない。 「ぴぴぴ・ぴっぴぴ」とてもユニークなタイムトラベルもの。無機的な世界観からこぼれる落ちる人間性に魅力がある。 「夜の安らぎ」世の中に受け入れられないと感じている女子高校生。彼女の妄想が現実を突き破る。 「『アタック・オブ・ザ・キラートマト』を観ながら」小さな映画館に閉じ込められた人びと。まさかのラストに戦慄する。 怪獣とかタイムトラベルとか吸血鬼とかゾンビとかよくあるテーマから異端の旋律が奏でられる。 | ||||
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