わたしたちの怪獣
- SF (392)
※タグの編集はログイン後行えます
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
わたしたちの怪獣の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
SF・ホラー・ファンタジーの題材を使って絶望的な状況の中から救済を見出す人間の姿を巧みに描いています。主人公たちの切実な想いに胸を打たれました。美しく読みやすい文章で非常に文学的な作品だと感じます。お気に入りは表題作ですが四つの中編は全て素晴らしく名作映画を観た時のような満足感が得られました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
収録四篇のなかでは、吸血鬼と吸血鬼になりたい少女との物語「夜の安らぎ」が気に入りました。ラストの光景に、こちらの気持ちも羽ばたいてました。 ほかの三篇、「わたしたちの怪獣」「ぴぴぴ・ぴっぴぴ」「『アタック・オブ・ザ・キラートマト』を観ながら」は、いまいち、話に乗りきれなかったかな。 どの話も根底に、主人公が感じているこの世界への疎外感、怒りとかやりきれなさみたいなのがあると思ったんだけど、その辺も私には共感しきれない、理解しきれないところがありました。うーむ。残念す。 あ。巻末の「著者あとがき」の読み心地が、なかなかに良かったです。飼っている猫と遊ぶ著者の様子に、すっと気持ちが癒やされました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
登場人物たちの閉塞感、焦燥がヒリヒリと伝わってくる。 その上でSFの要素が加えられ、まったく違和感なく読むことができ、その加えたSFの要素により独特の展開や着地点を生み出しています。 あとがきも、センスがあって良いです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
充実の短編集。独特の読み心地があると感じた。だんだん世界観に飲み込まれていき、いずれの短編ももう少しこの世界に浸っていたいと思わせる。ファンタジー要素とSF要素がうまい具合に溶け合っているので、テクニカルタームに頭が痛くなることもない。SFは読み慣れぬという人にもおすすめ。 「わたしたちの怪獣」は表題作に選ばれるだけあり、きりっとしまった不条理譚だ。怪獣だけの話ではない。 「ぴぴぴ・ぴっぴぴ」とてもユニークなタイムトラベルもの。無機的な世界観からこぼれる落ちる人間性に魅力がある。 「夜の安らぎ」世の中に受け入れられないと感じている女子高校生。彼女の妄想が現実を突き破る。 「『アタック・オブ・ザ・キラートマト』を観ながら」小さな映画館に閉じ込められた人びと。まさかのラストに戦慄する。 怪獣とかタイムトラベルとか吸血鬼とかゾンビとかよくあるテーマから異端の旋律が奏でられる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
登場人物のおおくは市井の人々。 特別な力もなく人間関係や環境に悩みを抱えながら日々を暮らしている。 そんな彼ら彼女らに襲いかかる非現実的事象。 大団円やハッピーエンドはない。 それでも、ちいさな希望が残る。 SF・ファンタジーながら リアリティが感じられる作品群です。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 11件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|