熟柿



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    初公開日(参考)2025年03月
    分類

    長編小説

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    熟柿

    2025年03月27日 熟柿

    取り返しのつかないあの夜の過ちが、あったはずの平凡な人生を奪い去った。 激しい雨の降る夜、眠る夫を乗せた車で老婆を撥ねたかおりは、轢き逃げの罪に問われ、裁判中に息子、拓を出産する。出所後息子に会いたいがあまり、園児連れ去り事件を起こした彼女は息子との接見を禁じられ、追われるように西へ西へと各地を流れてゆく。自らの罪を隠して生きる彼女にやがて、過去にまつわるある秘密が明かされる。『鳩の撃退法』(山田風太郎賞受賞)『月の満ち欠け』(直木賞受賞)著者による最新長編小説。(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

    熟柿の総合評価:8.61/10点レビュー 56件。Bランク


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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
    (8pt)

    熟柿の感想

    2026年本屋大賞ノミネート作品をイッキヨミしているのですが、私のなかでは今のところ、これが圧勝です
    もともと好きな作家ということもあり、そのあたりのバイアスはかかっていると思いますが、モノが違うと感じます
    特に佐藤正午作の〈身の上話〉の好きな方には、間違いなくオススメです
    いつものことですが、先生の作品は少し長いので1点引いておきますw


    82QYAGNC
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.55:
    (5pt)

    熟すること

    初めのうちは気味が悪くて重苦しい感じの物語で、報われない辛い展開が続くなーと思いましたが不思議と引き込まれていきました。主人公が過去を隠して職を転々とするうちに、出会う人々の民度がだんだんと悪くなっていくのは読んでいても暗くなりました。でも次第に自分の生きる道を探り力強くなっていく、変化が良い方向に進んでいきます。そして迎える「熟柿」の意味。感動で涙が溢れました。素晴らしい本に出合えて幸せです。
    熟柿Amazon書評・レビュー:熟柿より
    4041146593
    No.54:
    (2pt)

    熟柿というテーマに沿った話の流れ

    ひき逃げ事件を起こし、息子と離れ離れになり、再会を願う主人公の物語。
    熟柿とは、気長に時期が来るのを待つこと。この絶対的なテーマを主軸に「顔も知らない息子に会う母親の物語」として構成されています。ただ、序盤で主人公の母親が弁護士を雇い正式な手続きを踏んで息子に会おうとすれば、この物語は即終了です。そのため、物語を成立させるためにリアリティと合理性をかなり犠牲にしていると感じました。本作が「待つこと」をテーマにするのであれば、「なぜ待たざるを得なかったのか」という制約を、制度的あるいは心理的に十分に設計する必要があったように思います。その点において、本作は人物の内面による必然ではなく、物語の都合によって“待たされている”印象が強かった。
    全体的な物語の説得力よりも最終的な再会という結末を無条件で受け入れられるのであれば感動的な作品と感じるだろうと思います。私は途中のあり得なさのせいで没入することが難しかったです。
    移り変わりの早い今の時代だからこその「熟柿」というテーマだと思うのですが、逆に今作を読んで今の時代に「熟柿」という価値観が合わないのだと痛感させられました。
    「不法侵入の母」「子供に合わせない父」「調整しない大人たち」という構図の中で、子供自身の気持ちはほとんど描かれません。この点が特に感動的という今作の評価に大きな疑問を残す要素となっています。
    最後は、母親と息子が再会。色々とありましたが、息子と連絡先を交換することで関係の継続が示唆されて終わっています。でも、母親との交流が盛んになり、当時の状況を母親視点で息子が知れば、父親側が頑なに母親に息子を会わせないようにしていた事実が明るみになり、また母親に会えない理由を母親の責任に押し付けていたこともばれるので、息子と父親の確執待ったなしです。その意味で、本作の結末は必ずしも単純なハッピーエンドとは言い切れないように思います。
    熟柿Amazon書評・レビュー:熟柿より
    4041146593
    No.53:
    (5pt)

    激しく推薦

    本屋大賞2026 第二位
    何の前情報もなしに読み始めてほしい。
    主人公の心の中と自分をシンクロしていってほしい。客観的に眺めるなんてことをしないでどこまでも共振していってほしい。それができる作品だと思った。
    人間は縁によっていかなるふるまいもするのだ。
    今自分が生きている人生も、たまたまそうなっているだけで自分が望んでそう「なった」わけではない。どこかで過去をこうなるしかなかったと自分の狭い世界で整合性をなんとか見出しながら日々生きていくのだ。そんな自分の姿を見つけた気がした。
    自分が欲しいと望んでいたことと現実のギャップ。自分が気が付かないいろんなこと。主人公を通して自分の人生にもあった「自分の思い込み」をいくつか思い出して、そうだ自分はこんな人生を生きてきたこんなものであったと読みながら心の奥底で肯いた。
    ぜひ読んでほしい。
    熟柿Amazon書評・レビュー:熟柿より
    4041146593
    No.52:
    (5pt)

    読後しばらく胸に残る静かで重い一冊

    佐藤正午『熟柿』は、読後しばらく胸に残る静かで重い一冊です。淡々とした語り口のなかで、主人公の選択や過去が少しずつ明らかになり、罪と再生、母と子の関係を考えさせられます。

    風景や日常のなかで展開されるヒューマンドラマで、ミステリーというより、人間の内面の複雑さに寄り添う物語です。「熟柿」というタイトルの意味が読み進めるごとに感じ取れる点も、心地よい余韻を与えてくれます。

    描写に耐えられない方には注意が必要ですが、その分テーマの重さと深さを実感できる一冊。静かな語り口ながら心を揺さぶる作品をお探しの方におすすめです。
    熟柿Amazon書評・レビュー:熟柿より
    4041146593
    No.51:
    (3pt)

    ここまで長編にするほどのテーマか?という疑問はあるが、最後まで読ませる力はある。

    登場人物たちのいかにも古風な「小説風」の喋り方が気になった。いくら2000年代とはいえ自分の親のことを「親父、お袋」と呼ぶ若者はいないだろうし、後半登場する女子高校生もいかにもおじさんが考えたキャラクターという印象が否めない。このあたりに1955年生まれという作者の年齢が出てしまっている。
    読み始めると結末が気になって最後まで読ませるストーリー性はあるが、いかんせん長い。特に鶴子の不倫の話は完全に蛇足。あのエピソードは除外して、もう少し短くまとめてほしかった。
    熟柿Amazon書評・レビュー:熟柿より
    4041146593



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