ミナミの春



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    初公開日(参考)2025年03月
    分類

    長編小説

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    ミナミの春

    2025年03月06日 ミナミの春

    痛みも後悔も乗り越えて、いつかみんなできっと笑える。 『銀花の蔵』で直木賞候補、 いま注目の作家が放つ“傑作家族小説”! 売れない芸人を続ける娘、夫の隠し子疑惑が発覚した妻、父と血のつながらない高校生…… 大阪・ミナミを舞台に、人の「あたたかさ」を照らす群像劇。 ◎松虫通のファミリア 「ピアニストになってほしい」亡妻の願いをかなえるために英才教育を施した娘のハルミは、漫才師になると言って出ていった。1995年、阪神淡路大震災で娘を亡くした吾郎は、5歳になる孫の存在を「元相方」から知らされる。 ◎ミナミの春、万国の春 元相方のハルミが憧れた漫才師はただ一組、「カサブランカ」。ハルミ亡き後も追い続けたが、後ろ姿は遠く、ヒデヨシは漫才師を辞めた。2025年、万博の春に結婚を決めたハルミの娘のため、ヒデヨシは「カサブランカ」に会いに行く。 (他、計6篇)(「BOOK」データベースより)




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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.2:
    (5pt)

    感動をありがとう!今年最も心を動かされた本です

    尋常じゃなく揺さぶられる読書体験でした!

    対照的に見える姉妹の漫才師
    チョーコとハナコがきっかけで
    人生が変わる人々に光を当てた連作短編集です。

    毀誉褒貶の激しく二分される姉妹の人間性が、
    関わる人々の生き様を通して
    露わになっていくところがいいですね~。

    惹かれに惹かれて、
    気づけば私も熱烈なファンになっていましたよ。

    終盤なんて、喫茶店でチョーコが放つ
    ほんの一言で身体じゅう電気が走りましたもの。

    よくぞ言った!って。

    ハナコのつらい体験からくる優しさにも
    圧倒的な魅力がありました。

    考えさせられたのは、親の「良かれ」は、
    子の毒になりうるという部分ですね。
    悪気があれば言わずもがな、
    たとえなくても一層危ういという
    エピソードがザクッと刺さりました。

    私もそうならないよう固く心に誓った次第です。

    この作品の主人公は姉妹の周囲の人々ですが、
    それぞれの歩みの中にも
    グッとくる話が溢れていましたよ。

    まず、元・相方らの”あの子”への慈しみと姉弟の絆。

    か弱い女の逆転劇は爽快でしたし、
    遅れて来た可能性の話は
    意外さも相まってラストで見事にズキュン!

    思わぬ道連れには共感し鼓舞されて、
    異質な家族の話には
    「親は愛情で子どもを壊せる」という言葉に
    引っ張り込まれました。
    不穏さを吹き飛ばす締め方にも痺れましたよ。

    そして長い時間を経たあとの最終話。
    すべての感動が詰まっていましたね。

    満たされ、余韻に浸りつつ、
    上を向いて念じましたよ。

    感謝の気持ちを。

    (対象年齢は13歳以上かな?)
    ミナミの春Amazon書評・レビュー:ミナミの春より
    4163919554
    No.1:
    (4pt)

    切なくて悲しいけれどちょっとほっこりするナニワの連作短編集

    全6編の短編小説はおのおの独立していますが、ある共通の仕掛けで見事につながっています。関東の人間からするとベタな関西弁の台詞と不案内な地理に最初は戸惑うかもしれませんが、あっというまに違和感はなくなります。ひとの心根は全国、いや世界共通であることに気づかされました。

    なぜ「大阪駅」の地下なのに「うめだ」駅がたくさんあるのか、とかどうして串カツで日本酒が飲めるのか、など不思議な思いはありますがやはり技巧派のヴェテラン作家にかかれば手玉に取られてしまいます。

    書き下ろしの6作目がかなり涙腺を刺激してくれますが、全5編でもじゅうぶんに成立する構成だと思います。
    ミナミの春Amazon書評・レビュー:ミナミの春より
    4163919554



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