腕が鳴る
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極端な断捨離でもなく、とてつもないゴミ屋敷案件でもなく その分、程が良い感じ で、その結果いい方の結果に導かれる流れのお話なので ストレスなく楽しめる とはいえそこは桂氏。程の良い余韻を残す感じにて 気持よく読めました 彼女のファッションを「宝塚観劇の正装」と表現する当たりに そういえば宝塚ファンの友人は、いつでも身じまいよく、しかし決して地味でなく 「華」を感じられれるコーディネートをしていたなあ…って事を思い出してみた 楽しく読みました | ||||
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主人公の中村真穂は、宝塚観劇が趣味で、いつも明るめの髪を内巻きにしてカチューシャをつけている整理収納アドバイザー。 内容ですが、プロのアドバイザーとして依頼者と共にひたすらモノの要不要を判断し整頓していくというよりは、むしろ、モノを整理する過程で、依頼者が「今まで見えてなかった自分」に気づくお手伝いをする、という感じです。 全部で5話から成り、全て家族構成も悩みの種類も違うので、飽きずに読み進めていけます。 家の中の様子、無意識に買ってしまうモノや、整理できない場所に、自分でも見えない弱さが反映されているのかもしれない。 思わず、自らの身の回りを振り返ってしまいます。 真穂いわく、「モノを整理整頓するには、過去と未来を再編成する必要がある」。 例えば、思い出はあるが今はもう使わないモノを残す基準として、 「それを見たとき、思い出したい記憶かどうかを考える」という場面があって、なるほどと納得。 第4話の「段ボール箱だらけのアパート」は、結構斬新な内容で特に印象に残りました。 「銀ちゃん」こと、オウムの銀次郎がまた可愛いかった。 最終話「ちょい置きでカオスになった部屋」は、整理整頓に焦点があるわけではないけれど、これこそ真穂が依頼者の人生を明るい方向へと導く一助となった最たるケースだったと思います。 とにかく、どの話も暖かい。シンプルな表現に満ちているけれど、深く心に残る内容ばかり。 読んでよかったです。 | ||||
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