死日記
- 14歳 (24)
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気に行った本が見つかり満足しています。 ありがとうございました。 | ||||
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好きな作家のデビュー作。迷わずに購入した。存在感のあるタイトルと、儚げで、どこか虚ろな表情のイラスト。内容を想像しながら読書に入り、一気に引き込まれた。14歳の男子中学生が、方々に気を配り続け、日記にだけ吐露した素直な想い。その行間から読み取れる、劣悪な家庭環境がとても辛い。たった一人の母親は、父親でない男性と外出し何日も家を空け、気が向いたときにだけ優しくなる。本当に下衆な成人に傷つけられ、消える田口潤。最期まで心の拠り所にしたのは、母への想いだった。涙が止まらない、不朽の小説。潤は、懸命に生きた。 | ||||
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シングルマザーの母親に愛人ができたことからネグレクトをうける少年の日記。 DVの父親が事故死した後、転がり込んできた母の愛人。母から女へ変わってしまった母親。直接的な虐待はないものの、主人公の人生が暗転していく。 まったくもって悲惨なお話しなのだが、酷い扱いをされ続けながら母親を慕う主人公の心を掘り下げきれていないからか、ぐさりと響いてこない。主人公の生命が脅かされ続け、そして...となるラストで共感することがないのだ。母が女になるあたりは、上手く表現されているのだけど。 日記の合間に語られる、刑事、母親らのサイドストーリーが本編に効いていないのも残念。 | ||||
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想像よりも何倍も上を行く内容の濃さと深さ。 周囲の人々のささやかな優しさや思いやりが余りにも美しくて胸を打つ。それを嬉しいと感じ、感謝し幸福だと思える少年の心にも。きっと彼らが居たからこそなんとか生きてこられたはずだ。でも、どうしてもそれだけでは隙間が埋まらないことにとてつもない虚無を覚えた。 そこに帰るしか道は無く、その居場所がいつか良くなるとどうしても望みを捨てきれない。どこかで信じて、依存しなければ物理的にも生きていけないのが「子供」なのだ。どんなに苦しさはびこる家でも、どんなに最低と嘆く家でも、帰る所はそこしかないんだよな。いつしかその刃は行き先を見失い、己に向くしか道がなくなってしまうのかも知れない。 なに被害者面して泣いてやがる。お前の生い立ちなんか知ったこっちゃない。それでも言い訳をせずに懸命に生きている人はごまんと居て、同じ境遇でもしない人もごまんと居る。母親としての子供の幸せより、女としての自分の幸せを選んだだけのことだ。何かを犠牲にしてでも我を選んだ刃が外へ向くのは必然か。でも言うほど簡単に出来ないのも人間、か…?我を忘れて熱くさせる作品だった。そして、ラストは泣いた。戸田が言ってくれた言葉に。 | ||||
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なんで?なんで?なんで?なんで死ななくちゃいけないの? なんでそんなにお母さんを愛していたの?お母さんがしあわせじゃないと生きていている意味がなかったの? そうだね、お母さんが哀しいとも哀しいもんね。 お母さんが笑顔でいられるなら死ぬことなんてどうってことなっかたんだよね。 この母親の元に生まれてきたから運命だからどうしようもなかったんだよね。 9冊目に読んだ桂さんの本。 どの本も何か教えてくれてました。 運命には逆らえない事、生まれた時から抱えきれない重荷をもたされている事、私にもわかります。 でもこの作品はやっぱり哀しすぎます。 | ||||
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