平等ゲーム
- 瀬戸内海 (46)
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徹底した平等を追求する瀬戸内海のある島に住む主人公が、様々な人間に出会い成長していく物語です。 個性とは何か、平等はどうあるべきか、形式や中身をどう重視するのか、といったことを考えさせるよい本だと思います。 文章も読みやすい為、中学生や高校生に読んで頂きたいです。 この著者さんの本を読んだのは初めてでしたが、自分の伝えたいことを伝えるのが上手な方だなと思いました。 特に欠点などは見当たりませんでしたので、星5にしました。 | ||||
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住民皆が平等というルールが存在する瀬戸内海の島が舞台。抽選で職業が定められ、買い物も金銭を必要とせず、医療や学校も無償、決め事は住民の投票によってなされる。まさにユートピア。 主人公は島に移住する人を勧誘する役割の青年で、絵に描いたようなイノセントだ。物語が進むにつれ、平等であり続けるための不協和音が見え隠れしてくる。 皆が平等は、果たしてシアワセなのか?という考えさせる作品。島外の様々な人と触れ合い悩みを深めていく主人公。人生とは何か、生きがいとは何かを問いかける成長物語でもあるんだね。 | ||||
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設定は面白いものの、不自然なところが多すぎます。 職業が抽選というのが鷹の島の大きな特徴。 でも、技能職はどうなるの? 医師、薬剤師、教師、消防士などはどんな街にも欠かせません。 島の外の病院に行く記述があるけど、急病時やお産の時は? 急病時にすぐ医師に診てもらえないという点だけでも、移住を止める人は多いはず。 小中高大学までの学校は島内にありますが、勉強教える先生も抽選では、島民たちの学力が問題では? 建築設計は?建物や機械などの修理は?おいしい料理を食べられるお店は1件もないの? また、収入は平等でも、同じ仕事をしていれば「AさんよりBさんの方が上手い」、あるいは「前職のCさんの方がよかった」など、比較する声は出るもの。 そこで嫉妬やら優越感は生まれないの? そもそも、学校のテストで点数を付けなくても、子供は「僕の方が皆より丸が多い(少ない)「私はこの問題すぐわかったのに、Dちゃんはわからないんだ」など、他者と比較しますよ。 それは人間の本能で止められない。競争がないからいい人に育つって無理があります。 主人公があちこちから絵を依頼されるのも不自然に感じました。 | ||||
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本書の内容は他の方のレビューを読んで頂くとして、自分なりの素朴な感想を・・・。 物語の主人公の成長というか人間らしさを取り戻していく話なんですが、終始もやもやした感じがして読み終えた後もすっきりしない。 中盤~後半にかけて盛り上がりかけてラストは「はぁ・・・?」 島では平等と言っているが、色々な事柄を決めるのに島民投票が行われる。多数決ってやつです。 これ自体がすでに平等なのか?って疑問に思う。 フィクションにリアリティーを求めちゃいけないのかもしれないけど、島の生活自体の設定にも無理がありすぎるのでは? 戦国時代狂さんが書かれている事がそれなんですが、これを現代で語られるとちょっとどうなってるのと思います。 いっそ近未来かなにか時代を変えて書いて欲しかった。 読み返すかと言われれば読み返さないし、人に薦めるかと言われれば他の本を薦めますw | ||||
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テーマは悪くないがそもそも設定が矛盾だらけで読んでいくうちにどうでもよくなった。 まず、この「鷹の島」はどの自治体に属しているかが不明であるが治外法権ではないから行政の支配を受けるはずである。 勝手に小、中、高、大学を設置している点。 続いて島の財政設定の問題。 年収400万円にも及ぶ個人所得設定が農産物、畜産物主体で島内の消費、販売収入で得られるはずもなくでたらめくさい。 労働人口が仮に1000人とすれば400億円、さらに住宅をはじめかなりの物が無料であるためその経費はさらに膨れ上がり年間の実収入は1000億円をはるかに超えるであろう。 こんな利益を上げるには超大規模な優良企業でも存在しない限り不可能であろう。 また、仕事が4年で交代などさも簡単に述べているが畜産業にしろ、農業にしろ素人が簡単にできる仕事ではない。 本当の畜産、農業従事者をバカにした設定だ。 島の住人になるには既存個人財産はどうなるのか(個人財産を自由に使えれば平等でもなんでもない社会ができる)。著者はユートピアの設定条件をほとんど無視したかっこうでで島の運営を数値を上げて具体的に説明していないためユートピアが空虚なものになってしまう。 平等であることをもっと論理的に展開し、十分読者を納得させた上で記述するできであろう。 多くの方が評価点を高くしておられるが私には理解できない。経済学者なる方も絶賛しておられるがこれは偽学者のコメントであろうと推察できる。 一般文学通算516作品目の感想。2013/01/01 20:10 | ||||
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