人材派遣会社を営む紀ノ川由希子は42歳、独身。恋人には妻子がいる。

高級老人ホームに住む資産家女性が殺された。犯人は金を無心していた孫なのか。

仕事の成功、円満な家庭―ただ、幸せになりたいだけだった。

優しい夫に白い猫―満ち足りた生活は、夫の溺死によりピリオドが打たれる。

小学生になったばかりの沙恵は、学校帰りに母京子の勤務先に寄り一緒に帰宅する。

執行猶予期間が終わった時、犯人を刑務所に入れるかどうかを被害者や遺族が決めることができたとしたら?それを実現する「執行猶予被害者・遺族預かり制度」が施行された社会。

結婚は打算から始まり、見栄の衣をまとった。憧れのタワーマンションに暮らす若い母親。

母が殺された―葬儀の席で逮捕されたのは、僕の弟だった。

田口潤は、14歳の中学生。3年への進級を機に、日記をつけ始めた。

都会の片隅でひっそりと暮らすひとりの女。何かから逃れるように、孤独な日々を送る。

初対面の相手でも、たちまちするりとその懐に入ってしまう。小谷夏子は男をその気にさせる天才だ。

大学で犯罪心理学を教える高倉は、妻と二人、一戸建てに暮らす。

中小企業診断士・北川が悩める経営者を導く! ”会社の終活”エンタメ小説 自分が引退しても、我が子のように大切な会社には末永く続いてほしい――経営者の願いも虚しく、中小企業の後継者不足が問題となって久しい。

渡辺展子はいつも「ついてない」。親友は学校一の美女〝渡辺〟久美。

ここでなにが学べる？県民の食生活か？-県庁に勤めるエリートが、民間企業に出向することになった。

わたしの人生は充実する、あの夫、あの親族さえいなければ。

実力はあるが作品が売れていない悩みを抱える作家・佐古珠美はかつて、ベストセラー作家・豪徳寺ふじ子の秘書だった。

91歳の耕造は妻に先立たれ、69歳の小夜子を後妻に迎えていた。