腐葉土
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よく作り込まれている作品。 それ故にカッチリとした構成で、著者の几帳面な性格が現れているよう。 構成、会話、描写などの全てがしっかりとしていて、一つひとつの会話も論理的。計算尽くでミスが無く完璧な印象。 ただ、私には固すぎる過ぎて読んでいて疲れました。 | ||||
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「木部美智子シリーズ」の中で初めて「犯人」が司法の場に立たされた。 それにしても「正義」や「倫理」は表裏一体で、所詮「人」が作り出したモノでしか無いって事を改めて感じた。 | ||||
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蟻の棲み家を読んで、おもしろさにびっくりし手に取った。全く知らなかった作家さん。こんな発見ができて嬉しい。リアリティのある重厚な文章。この著者の作品は、信じる道を進めと応援してくれる気がする。そんな熱を感じる。 | ||||
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著者の作品を読むたびに、私は彼女の類稀なる筆力に舌を巻く。と言っても、彼女の作品を 読むのは「蟻の住み家」「神の手」に次いでまだ3作目。偉そうなことをいう資格はない。 だが、本作品「腐葉土」は、その2作品を、構成力、人物の深堀、そしてミステリー作品に望まれる 謎解きの面白さ、そういったものすべてにおいて凌駕していると言っていい。高級老人ホームで 資産家の老女笹本弥生が殺害される。彼女と折り合いの悪い唯一の孫健文は、弥生が 自分の財産を昔生き別れ、現在老人ホームで彼女の世話をしている会田良夫に残すという遺言を 書いていることを知り激怒する。物語の出足はある意味単純なものだが、これから話は何層にも 重なった展開を見せる。弥生という老女は、関東大震災や太平洋戦争で悲惨な体験をするが、 その逞しい生命力で資産を築いていく。そして、わかってくるのが、この会田良夫という男が 偽物ではないかということ。主役のジャーナリストの木部美智子は、東都新聞の記者亜川と協力して 真実に迫っていく。いや、最終章で書かれる謎解き(という言葉が軽すぎるとは思うも)は、絶品で ある。なかなかこれほど優れた構成力の作品にはお目にかかれない。実に面白かった。 | ||||
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望月諒子の「蟻の棲家」を読んで面白かったのでアマゾンで「腐葉土」を買いました。期待に違わず熱中して読み終わりました、骨太の作家、好感を持ちました。最初の被害者の笹本弥生の一生が震災や戦争によって描かれるのですがその部分を読むだけでもこの本の価値があります。凄まじい人生、愛には恵まれず夫にも振り向かられず娘にも背かれる、でも弥生は自分の人生を突き進む、こんなに妥協のない女も珍しい。木部美智子シリーズの前作も図書館にリクエストしました。 | ||||
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