蟻の菜園 -アントガーデン-



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初公開日(参考)2014年08月
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長編小説

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蟻の菜園 ‐アントガーデン‐ (角川文庫)

2019年06月14日 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐ (角川文庫)

『孤狼の血』『盤上の向日葵』著者が放つ、社会派ミステリ! 結婚詐欺容疑で介護士の冬香が逮捕された。婚活サイトで知り合った複数の男性が亡くなっていたのだ。美貌の冬香に関心を抱いたライターの由美が事件を追うと、冬香の意外な過去と素顔が明らかになり……。(「BOOK」データベースより)




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蟻の菜園 -アントガーデン-の総合評価:7.44/10点レビュー 62件。Bランク


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全8件 1~8 1/1ページ
No.8:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

蟻の菜園 -アントガーデン-の感想

いつもの事ながら、著者の作品は読み易いですね。
いわゆる後妻業の話かと思って読んでいたが、実はそうでは無かった。
序盤から中盤にかけては、特に面白かったですね。少しずつ事件の本質に迫っていく。
以前読んだ著者の「ウツボカズラの甘い息」に似たような流れです。
ただ気になる点がいくつかあって、そこがマイナス要因でした。

▼以下、ネタバレ感想

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マッチマッチ
L6YVSIUN
No.7:
(7pt)

児童虐待をテーマにした社会派ミステリー

児童虐待をテーマにしたなんとも切ない社会派ミステリー。練炭殺害事件を犯したと目される女性が犯人であることに疑問を感じて調べる雑誌記者。調べるうちにその女性の素性を巡って意外な事実が判明。父親からの虐待。本当に可哀想です。現代パートと過去パートが交互に繰り返される構成で、辛い話ではありましたが、過去パートで登場する福井県の人たちや方言が良かったです。自殺の名所とも知られる東尋坊。命の公衆電話って本当にあるんかなぁなどと思い、行って見たくなりました。

タッキー
KURC2DIQ
No.6:
(6pt)

アイデアは良かったけど、尻すぼみ

10年ほど前に世間を騒がせた「婚活連続殺人事件」を下敷きに、児童虐待をプラスしたサスペンス。話題性はあるものの小説としてはやや物足りない、中途半端な社会派ミステリーである。
実際の事件とは反対に婚活詐欺を働いた女性を「誰もが認める美女」にしたところ、さらに児童虐待を加えて物語を重層的にしたところは良かったのだが、扱う課題が大き過ぎて持て余した感じなのが残念。他のレビューにもあるように、犯行の動機、取材するライターの言動など「これは、ちょっと」が多過ぎた。ただ、終章を含めて全6章のうち第4章まではまずまず読ませる作品である。
時間がある方にオススメ。

iisan
927253Y1
No.5:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

本屋にはほぼ無いプレミア本

読んだのは数か月前なので本の感想は他の方に譲るとする。
確か、「児童虐待」「不審死事件」「姉妹の絆」辺りがテーマで、場所は東尋坊も出ていたと記憶する。
内容には賛否両論あるようだが、ダークな物語で自分は好む。柚木作品は今のところハズレ無しで読み易いし、マイブームの作家さんだ。

それよりも、今から読もうとする方にお伝えしなければいけないのは、普通の本屋ではまず置いていないというところが最大の欠点。
初版が2015年8月20日で、全然古くないのになぜ本屋に無いのか。読むためには古本屋でゲットするしかないので、定価より少し割高になってしまう。
自分は昨年の夏頃にたまたま新刊で売られているのを発見し、感激して即買いできたが。

ということで、読みたくても入手困難という点と、タイトルと味の無い表紙絵のみ減点かな?内容は個人的には満点です。

yoshiki56
9CQVKKZH
No.4:
(6pt)

蟻の菜園 -アントガーデン-の感想

読みやすく面白くないわけではないのですが、
どこかで読んだことのある設定とテイストでラストの真相もなんとなく読めてしまう展開。
他の柚月作品に見られる骨太感を期待していたのですが…。
タイトルも私はしっくりきませんでした。

▼以下、ネタバレ感想

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歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

蟻の菜園 -アントガーデン-の感想

タイトルの意味は、蟻と植物の共依存の事で、物語の最後の最後に分かります。
中心人物である二人の姉妹の事を比喩しているのだと思いますが、どこかしっくり来ません。
共生しているという感じはしなかったですね。

ある人物の過去を追って東尋坊へ、なんて、松本清張を読んでいる気にさせられます。
社会派ミステリに分類される作品だと思いますが、清張作品のようなズシッとくるような重厚感はなかったですね。
2時間モノのサスペンスドラマって感じでしょうか。どこか薄いです。
婚活詐欺とか、児童虐待とか、様々な重いテーマが盛り込まれています。
それでいて「薄い」と感じてしまったのは「構成」が原因している気がします。
何人かのレビューアーの方が言われているように動機だったりとかもそうですが、何かしっかり繋がっていないっていうか・・・うまく表現できませんが。
叙述系のトリックを疑いたくなるような趣向が途中から突然現れたりとか・・・で、オチが・・・(唖然)とか。
正直もっとシンプルでよかったのではって思います。
父親殺害だけで終わっても、十分上質のミステリとして成り立ったと思いますけどね。
姉妹に対する肩入れもかなり違うはずですよね。

梁山泊
MTNH2G0O
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

蟻の菜園 -アントガーデン-の感想

ちょっと残念な作品。そう思うのは後半のバタバタと真相が明らかになっていく過程が少し雑に感じるからだ。そして殺人の動機、これがちょっとご都合主義的な理由付けの様に感じてしまうのだ。
それは何故か?ある人物の胸の内、考えがまるで示されないからだ。前半の一人の人物の過去を調べていく過程は読み応えがある。「砂の器」や
「飢餓海峡」のような暗く哀しい過去を辿っていく主人公のライターの動きが良く描かれていて、この物語のラストはどうするんだろうと期待して読み進んだ。

▼以下、ネタバレ感想

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ニコラス刑事
25MT9OHA
No.1:
(9pt)

蟻の菜園 -アントガーデン-の感想

最近ニュースでよく耳にする「連続不審死事件」と「児童虐待」を組み合わせたような作品。
「佐方シリーズ」のような骨太さというよりは、女性作家ならではの女性登場人物の心理や、社会的に問題になっている事件に対するメッセージなどが込められているように思います。
どんな理由があろうと人を殺めるのは許されることではないですが、この作品を読むとそんな考えが少し揺らぐほど切ない、やるせない気持ちにさせられます。
ここに出てくるアリバイについては、そんなにうまくいくか?という気にもなるけれど、特に児童虐待については実際にも犠牲になる子供たちを思うと、行政がもっとなんとか対策を練ってくれと願う気持ちがより高くなりました。


本好き!
ZQI5NTBU
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