盤上の向日葵



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初公開日(参考)2017年08月
分類

長編小説

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盤上の向日葵

2017年08月18日 盤上の向日葵

埼玉県天木山山中で発見された白骨死体。遺留品である初代菊水月作の名駒を頼りに、叩き上げの刑事・石破と、かつてプロ棋士を志していた新米刑事・佐野のコンビが捜査を開始した。それから四か月、二人は厳冬の山形県天童市に降り立つ。向かう先は、将棋界のみならず、日本中から注目を浴びる竜昇戦の会場だ。世紀の対局の先に待っていた、壮絶な結末とは―!?(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.08pt

盤上の向日葵の総合評価:7.79/10点レビュー 194件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全13件 1~13 1/1ページ
No.13:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

盤上の向日葵の感想

白骨死体と共に埋められていた600万もの価値がある将棋の名駒。何故埋められたのか。白骨死体は誰なのか。将棋の駒を手がかりに事件の行方を追う。という始まり。

とても惹きこまれた読書で一気読みでした。
ただ正直な気持ちとして、終盤に関しては物足りなさで終わった読後感でした。
あらすじにある何故高価な駒が死体と共に埋められたのかという謎は終盤まで明されず、途中何度か読者に考えさせる演出がある為、そこにすごい仕掛けでもあるのかなと期待をさせるのですが、そういうものではなかったので物足りなく感じた次第。
とはいえ重厚な人間ドラマとしてはとても堪能しました。将棋の事がわからないでも本書は大丈夫です。
またあえて変わった視点で本書の構造を見ると、将棋の駒が主人公であり、駒(美術品)を取り巻く人や歴史を読者に感じさせる美術ミステリ模様をも感じました。
点数の好みとしては、重苦しく悲劇で嫌な気持ちになる事が多かった為この点数で。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.12:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

盤上の向日葵の感想

探偵と犯人、双方の視点から描くオーソドックスな構成でありながら、やはり、描写力が高いので完成度高い仕上がりとなっている

mick
M6JVTZ3L
No.11:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

面白かったです。

「砂の器」を思い起こした。

わたろう
0BCEGGR4
No.10:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

盤上の向日葵の感想

ラストが微妙。
これまでの流れが活かされていないような感じがして、、、。
物足りない後味。
中盤は面白いから、なんか損してる感じがあります。

kmak
0RVCT7SX
No.9:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

盤上の向日葵の感想

ミステリ度は低いですが、運命に逆らい生き抜こうとする青年の人生ドラマとして充分楽しむことができました。
境遇や環境はどんなに努力をしても抗うことはできないのでしょうか。頑張っても頑張っても報われない運命、切なさで胸が痛いほどでした。ラストはどう評価していいのか…。
将棋の知識が全くない私でも大丈夫でした。生きることの不条理を感じている方、ぜひお読み下さい。

はつえ
L7BVQMDY
No.8:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

長すぎですね

一気読みは出来たが、ちと長すぎた。
ラストにはもっと涙が溢れるものと思っていたが、最後が弱く肩透かし。
将棋を指すシーンで専門用語出てくるので、将棋に詳しくないと読むのが辛い。
始めて読み飛ばしてしまった。
賛否両論分かれる普通のミステリ。
あの衝撃の過去の暴露でもっとダークな流れに持って行った方が良かった。

yoshiki56
9CQVKKZH
No.7:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

盤上の向日葵の感想

上条と東明の将棋に生きた人間の覚悟をすごく感じた一冊でした。
ただ、刑事が事件を追って真相を突き止めていくという、おきまりのパターンが良さを消してしまった感じがします。


Hidezo
GX0TU62Y
No.6:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ストーリーは凡庸だが、キャラ設定と描写力で読ませる佳作

2015年から17年に新聞社サイトに連載され、文春ミステリーや本屋大賞で上位にランキングされた長編小説。将棋界を舞台に刑事2人組が犯人探しするミステリー作品である。
埼玉県の山中で発見された白骨遺体には駒袋に入れられた将棋の駒が一緒に埋められていた。遺体は三年ほど前に埋められたようで、身元確認につながるようなものはほとんどなく、唯一、将棋の駒だけが手がかりだった。かつて奨励会に所属しプロ棋士をめざしたことがある新人刑事・佐野は、その経歴を買われてベテラン刑事・石破と組み、駒の線から身元割り出しを命じられた。刑事としては一流だが性格が最低な石破にこき使われながら佐野は、将棋の知識を生かして駒の来歴を辿って行く。すると、名品といわれる一組の駒にまつわる不思議な因縁が立ち現れてきた・・・。
物語の本筋はフーダニット、ワイダニットの本格謎解きミステリーで、将棋の世界を舞台にしたところが時代性と言える。ただ、ミステリーの物語としてはありきたりで、さまざまな先行作品が頭に浮かび、二時間ドラマを見ているような凡庸さだった(2019年にドラマ化)。それでも、主要人物や悪役のキャラクター設定、心理描写などが巧みで十分に楽しめる作品である。
読みやすくて楽しめるミステリーとして、幅広いジャンルのファンにオススメする。

iisan
927253Y1
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

透けて見えるストーリー

『砂の器』が頭に浮かんだのは読み始めてすぐの事。
プロットとしてはそれだろうと思った。そんなところが評価できない。
刑事二人もキャラクターづけがいかにもって感じでため息が出る。
ただ、読ませどころはある。それは真剣師と呼ばれる賭け将棋で生きる男たちの世界を見せること。
このあたりの描写は見事だと思う。 母親父親との関係性が芯になっているのだけれど最後のサプライズ的な事実の暴露は
どうなんだろう。幼いころからのエピソードと合わないのじゃないだろうか。ちょっと疑問に思った。
起業家として成功するプロセスも曖昧で良く分からない。実際そんな立場なら守ろうとすると思う。
関わり合っていく心情が読んでいて理解できない。そうすると話が続かないというご都合主義にみえる。
全体に底の浅い物語で賭け将棋の世界をもっと掘り下げて見せてくれた方が面白かったりしたのではと思う。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

前半◎、後半△、計〇

前半の盛り上がりに比べると、やや後半が盛り上がりにかけるかなぁ。一気に読めたので楽しめましたが、その辺が惜しかった。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

盤上の向日葵の感想

前半は面白かった。
最後まで読ませてしまう力はあるのだが
内容が伴わなかった。
柚月のベタな話が好きなのですが
この本はベタベタすぎて
何も残らなかった


jethro tull
1MWR4UH4
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

盤上の向日葵の感想

「孤狼の血」や佐方シリーズを読んだ時と同じだ。
ジャンルはまるで違うけど重厚で骨太、読み応えのある作品でした。
今何かと注目されている将棋を題材。
時代は現代なのでしょうが、学生時代に観た「麻雀放浪記」の世界観そのままに、主人公上条桂介と東明重慶の関係は、坊や哲と女衒の達に重なり、個人的に読んでいて何とも懐かしい気持ちになりました。
そんな背景だけでなく、評価したいのは構成。
白骨死体に纏わる捜査の話と、異色の経歴を持つ棋士の話が並行して進みますが、その二つの流れが一つに重なっていく過程の描き方が、上手いというか読み手を惹き付けてやまないです。
また、読み手には最初に被疑者だけが明らかにされ、被害者が誰なのかは最後まで隠されます。
被疑者は登場人物の某二名のどちらかに絞られるとは思いますが、遺留品が主人公の宝物初代菊水月作名駒である事から、恐らく彼だろうと想像はつきます。
だが動機、殺した理由だけでなく、宝物を手放してまで、の理由が最後まで分からない。
読みだしたら止まらなくなる作品ですね。

恐らく将棋好きの人から対局シーンについて難癖をつけたレビューをたまに見かけますが、そこじゃないんだけどね。
それを考えると、将棋を余り知らない人の方が面白く読めるかもしれません。

梁山泊
MTNH2G0O
No.1:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

盤上の向日葵の感想

テーマについては昨今の将棋ブームにのったというのもあるだろうけど、なかなか読ませる作品です。将棋のことはさっぱりでも、ストーリーの確かさは納得。著者の特徴といえる骨太で丁寧な作風は本作でもしっかり生きている。対局シーンは将棋に疎いものには??でも熱戦ではあるのだろうことはわかります。言ってみれば、そういう読者にもわかりやすいよう配慮が施されている。著者の読者サービス(?)がうかがえる。
桂介を取り巻く人たちのキャラクターは抜群に冴えていると思った。東明なんか特に。
この調子で次回作も期待しています!
ところで、平成6年が舞台なのはなぜ?

本好き!
ZQI5NTBU
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