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盤上の向日葵



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盤上の向日葵の評価: 7.08/10点 レビュー 13件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.08pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

面白かったです。

「砂の器」を思い起こした。

わたろう
0BCEGGR4
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

盤上の向日葵の感想

「孤狼の血」や佐方シリーズを読んだ時と同じだ。
ジャンルはまるで違うけど重厚で骨太、読み応えのある作品でした。
今何かと注目されている将棋を題材。
時代は現代なのでしょうが、学生時代に観た「麻雀放浪記」の世界観そのままに、主人公上条桂介と東明重慶の関係は、坊や哲と女衒の達に重なり、個人的に読んでいて何とも懐かしい気持ちになりました。
そんな背景だけでなく、評価したいのは構成。
白骨死体に纏わる捜査の話と、異色の経歴を持つ棋士の話が並行して進みますが、その二つの流れが一つに重なっていく過程の描き方が、上手いというか読み手を惹き付けてやまないです。
また、読み手には最初に被疑者だけが明らかにされ、被害者が誰なのかは最後まで隠されます。
被疑者は登場人物の某二名のどちらかに絞られるとは思いますが、遺留品が主人公の宝物初代菊水月作名駒である事から、恐らく彼だろうと想像はつきます。
だが動機、殺した理由だけでなく、宝物を手放してまで、の理由が最後まで分からない。
読みだしたら止まらなくなる作品ですね。

恐らく将棋好きの人から対局シーンについて難癖をつけたレビューをたまに見かけますが、そこじゃないんだけどね。
それを考えると、将棋を余り知らない人の方が面白く読めるかもしれません。

梁山泊
MTNH2G0O
No.1:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

盤上の向日葵の感想

テーマについては昨今の将棋ブームにのったというのもあるだろうけど、なかなか読ませる作品です。将棋のことはさっぱりでも、ストーリーの確かさは納得。著者の特徴といえる骨太で丁寧な作風は本作でもしっかり生きている。対局シーンは将棋に疎いものには??でも熱戦ではあるのだろうことはわかります。言ってみれば、そういう読者にもわかりやすいよう配慮が施されている。著者の読者サービス(?)がうかがえる。
桂介を取り巻く人たちのキャラクターは抜群に冴えていると思った。東明なんか特に。
この調子で次回作も期待しています!
ところで、平成6年が舞台なのはなぜ?

本好き!
ZQI5NTBU

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