慈雨
- お遍路 (9)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.91pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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四国巡りの描写が味わい深い | ||||
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四国遍路巡りをしている定年退職をした元刑事が、地元で起きた少女殺害時間に首を突っ込んでいくといった本作。他の方の感想にもあるように犯人などはどうでもよく、それぞれの登場人物の心情を見事に描いたヒューマンドラマといった印象が強い。主人公神場や鷲尾の葛藤や神場が過去に経験してきた出来事から見える心情は実際に自分がその場にいたかのように引き込まれる。 | ||||
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トリックがいまひとつなので推理的な読み方をする方にはすすめられないかな。 | ||||
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おもたい話なのに、先がどうなるか知りたくて、ついつい読んでしまう話でした。幼児殺害事件で逮捕した犯人が、実は冤罪であることを知りながら、定年退職をした刑事。四国巡礼の旅に出ている最中、奇しくもまた幼児殺害事件が。終盤は、警察上層部の意向で、過去に見過ごしにした真犯人を、自らが非難されることになるにもかかわらず、捕まえようとする姿に熱くなります。終盤は刑事と共に早く犯人逮捕の瞬間が見たくて一気に読み進められます。この辺りの筆力はさすが柚月さん。最後は夫婦の絆、家族の絆に感動させられ、犯人などどうでもよくなる展開。本当に感動しました。 | ||||
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2016年の本の雑誌が選ぶベスト10の1位になった作品。犯人探しの警察小説であると同時に引退した老刑事の生き方を描いたヒューマン・ドラマでもある。 | ||||
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四国遍路をする元刑事夫婦の描写がメインで、ミステリーと言うよりはヒューマンドラマ。主人公の人生の悔恨を、遍路を通して新たな物へ再生する為の物語だと感じた。事件は小児に対する暴行殺人で有り、陰惨過ぎてそれを楽しむ事は出来ない。冤罪を自ら告発する事は現実的では無いし、ミステリーとしてはトリックも弱い。それに、出て来るのが皆良い人ばかりなのは最早ファンタジーですが、とても素直に、感動的に読了する事が出来ました。主人公夫婦に自らをダブらせて、後半に入ったこれからの人生を考える。私にとってはそんな作品、良作でした。 | ||||
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好みの問題でしょうか? | ||||
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佐方シリーズと比べると刺激はない。オーソドックスな展開ながらも、登場人物の好ましいキャラクターの中でストーリーが構成されてて、結末もまぁ納得できる落とし所に落としたな、という感じでした。最初から最後まで安定して楽しめる作品だと思います。 | ||||
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悪くは無いが、物語は淡々と進んでいく。不自然な感覚は全くない。著者の作風は、当方の好みに適しているが、もう少し捻りや展開があっても良かったかなと感じる。でも、敢えて巡礼というテーマに合わせて、このような静かな作風にしたのかもしれないとも思える。 | ||||
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冤罪を犯したのではという葛藤・苦悩・恐怖を抱えたまま定年退職した刑事が妻とともに四国八十八箇所の巡礼に出るという話がベースになっています。 | ||||
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柚月さんの作品は、他の警察小説にはない人間的なドラマの要素でグッと読ませる魅力がある。この作品もお遍路の旅というテーマを巧みに織り交ぜた感動作です。 | ||||
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