望み



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望み
望み (角川文庫)
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初公開日(参考)2016年09月
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長編小説

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望み (角川文庫)

2019年04月24日 望み (角川文庫)

平穏だった家族が少年事件によって崩れていくさまを描く心理サスペンス。 年頃の息子と娘を育てながら平穏に暮らしていた石川一登・貴代美夫妻。9月のある週末、息子の規士が帰宅せず連絡が途絶えてしまう。警察に相談した矢先、規士の友人が殺害されたと聞き、一登は胸騒ぎを覚える。逃走中の少年は二人だが、行方不明者は三人。息子は犯人か、それとも……。規士の無実を望む一登と、犯人でも生きていて欲しいと願う貴代美。揺れ動く父と母の思い――。心に深く突き刺さる衝撃のサスペンスミステリー。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

望みの総合評価:7.55/10点レビュー 100件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

望みの感想

「サスペンスミステリー」というキーワードで、引っかかった作品。
でもこれは、ミステリー小説でも無ければサスペンス小説でも一切ありません。
少年犯罪に関わった4人家族の揺れ動く心理を扱ったリアルな家族小説です。

登場人物は、設計事務所を構える夫、校正の仕事を請け負う妻、サッカー部を怪我で辞めた高校生の兄、高校受験を控えた中学3年生の妹の4人。
あらましは、兄が行方不明になり殺人事件という少年犯罪に関わっていることが判明。数限られた情報から、兄が事件の加害者であるか殺されてしまった被害者であるのか、その2者択一。
こうした状況下で、夫・妻・妹は、兄が加害者と被害者のどちらであることを望むのか、この心理の様をリアルに事細かく描いていく。

特に長男である兄のことを考える夫と妻の心理の対比はリアルです。
ストーリーはほぼ最後までこの描写が続きます。これを良しとするか悪しとするかは、読み手の年齢・家族構成によっても違うでしょうね。
また、この小説をミステリ本と思って手にした方は、正直、何の面白味も感じなかったでしょう。
当方は結構、夫や妻の思考・心理にそれぞれ同調でき、考えさせられました。
まあ、しかし、最後は親の立場として、見舞いに来た妻の母親がアドバイスした考え方が、道理でしょう。

読み手の立ち位置によって評価が分かれる本と思います。
私はある程度高評価のアマゾン評価4点にしました。

マッチマッチ
L6YVSIUN
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未読の方はご注意ください

No.99:
(4pt)

おもしろかった

ミステリー。少しハラハラしておもしろかった。
望みAmazon書評・レビュー:望みより
4041039886
No.98:
(4pt)

しんどい

崩れていく家族関係を見ているのが辛かった。つまらなくはないし物語を作るために必要ではあるのだが嫌な人間ばかり出てくるのでもう一度読みたくはない。
望みAmazon書評・レビュー:望みより
4041039886
No.97:
(4pt)

タイトルが秀逸!

オーディブル版にて。事件の被害者側と加害者側の心理描写の対比、家族の心の動きを事細かく綴った物語。特に母親の心情を綴ったシーンは強く心が打たれた!
望みAmazon書評・レビュー:望みより
4041039886
No.96:
(4pt)

親の想いがリアル

子を持つ親としてとても考えさせられます。決して他人事ではなく、自分たち家族にも同じことが起こらないとも言い切れない最悪の不幸。
ただただ命が無事であってほしいと願う母と、加害者ではないと信じ、息子の名誉を護ろうとする父。両極端な考え方なのにどちらの気持ちも分かる。
でも「被害者であってほしくないから加害者であってほしい」「加害者であってほしくないから被害者であってほしい」なんていう簡単な話では割り切れないので、それぞれの葛藤が辛い。

祖母の話はぐっとくるものがあった。
「幸せをあきらめて地べた這いずって生きていく覚悟。大事な人を守るためにその覚悟をしなさい。」
どんなに失敗をしてもいつでも大きな愛で包んでくれる。母は偉大です。

自分たちの望みは果たしてあの子にとって正しかったのか。最後にふたりの信念が揺らぐ。正しい方なんかもちろんない。
どちらであっても地獄。
ならば、どちらの地獄を望むのか。
私は家族全員揃っている方の地獄を望む、、かな。
望みAmazon書評・レビュー:望みより
4041039886
No.95:
(5pt)

タイトルがすごい

「望み」というタイトルは月並みな印象(それほど購読意欲を湧かせない)でしたが、疑問と望みをずっと抱えながら読み進めるので、後から思えばこのタイトルしかないとまで思われる内容でした。最後までつないだ望みの結末は・・・読者も感情移入してどきどき読める本でした。
望みAmazon書評・レビュー:望みより
4041039886



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