誰かが見ている



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初公開日(参考)2017年04月
分類

長編小説

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誰かが見ている (講談社文庫)

2021年02月16日 誰かが見ている (講談社文庫)

第52回メフィスト賞受賞作 ある夕方、保育園から榎本千夏子に一本の電話が入った。 「夏紀ちゃんがいなくなりました」 なんと、千夏子の子が保育園から消えたという。 不安を募らせる千夏子のもとに、二本目の電話が。 その電話は<彼女>からのものだった――。 4人の女性が抱える「女」としてのジレンマを鮮烈に描き切った究極のサスペンス!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

誰かが見ているの総合評価:6.61/10点レビュー 23件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

誰かが見ているの感想

この作品は第52回メフィスト賞を受賞した作品だそうですが、メフィスト賞というイメージとはちょっと違った非常に正統派の、なおかつ社会派でもあるサスペンスミステリーだと思います。現在の日本は少子化社会ということで妊活や出産そして子育てに注目の集まっている時代とも言えるでしょう。そのような現代社会が抱える問題を正面から誠実に扱ったのがこのミステリー「誰かが見ている」です。

登場人物は20代から30代の女性たち。みんなそれぞれ結婚或いは出産というものに対して大きな苦悩を抱えています。ですから同年代の女性がこのレビューを見ていらっしゃったとしたら是非お勧めしたい、そんな作品だと思います。主な登場人物は4人います。

まず千夏子。彼女は夫と子供がいます。そして毎日パートに働きに出ています。一見恵まれたそのような家庭ですが、彼女には一つだけ大きな悩みがあります。それは自分の子供を愛せないということなのです。彼女は母親になることが長年の夢でした。しかし今子供が産まれてみるとどうしてもその子供を愛せないのです。そのことが精神的な悩みになっていきます。妊活の頃始めたブログも一時は人気が出たものの、子育ての嫌悪感の中からほぼ休止状態となってしまいます。そのような満たされない日々の中、夫との関係もあまり良くなくなっていくわけです。

もう一人の登場人物こちらは仕事を持つ女性で結子という名前です。彼女は年齢は30代、そして5歳年下の夫がいます 。夫の家族からのプレッシャーもあり彼女はどうしても子供が欲しいと願っています。しかしなかなか望ように子供はできません。そこで彼女は今妊活に励んでいます。ところが夫が最近夜の生活を拒否するだけではなくなかなか言葉も交わしてくれない、何らかの異変が起き始めているのです。彼女もこの作品の中では重要な役割を占めています。

次に紹介するのが春花と言う保育園の保育士をしている20代の女性です。彼女は職場での人間関係もうまくいかず早く保育士を辞めて結婚したいと望んでいます。漸く結婚相手も見つかり結婚することになりましたが、夫や夫の家族は彼女に対して子供を強く望んでいる、それなのに彼女自身は子供が欲しくないのです。 彼女はこの結婚に対してすごく悩み始めます果たしてこのまま結婚していいのだろうか。

もう一人の女性は柚季と言う主婦の女性です。彼女には杏と言う保育園に通う娘がいます。引っ越してきたばかりの彼女は千夏子と親しくなります。そのきっかけは娘の杏が千夏子の子供である夏紀と同じ保育園に通っているということでした。彼女は夫と娘の杏と3人でタワーマンションで暮らしています。一見すると非常にお金持ちで何の悩みもないようにも見えます。千夏子と柚季の人間関係も最初の頃は友好的だったのですが様々な事柄が起こりトラブルを抱えて行きます。

基本的に今あげた4人の女性を中心にストーリーを展開していきます。激しいストーリーの展開はあまりありません。わりと淡々と進んでいきます。どんでん返しもあることにはあるのですがそこは売り物ではありません。むしろこの小説の最も重要な部分は女性の生き様、妊活、出産子育てそしてさらに夫婦の問題、このことに対して真正面から誠実に書かれたのがこの作品なんだと私は思っています。したがって派手なストーリー展開やドキドキする展開を望んでいる方には非常に地味な作品かもしれません。しかし読み終わった後非常に感動できますし、読んで良かったなと思える作品になっていると思います。是非この作品を読んでいただきたいなとそういう風に思っています。


いわし雲
78XRDN1A
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.22:
(5pt)

正直に生きよう

見栄とか周りと比べる事なんて捨てていまある幸せを大切にしようと思えました。
嫉妬や妬みで動いていた人物達が、最後にはみんな前向きになっているようで読んだあともスッキリとした気持ちになりました。
誰かが見ているAmazon書評・レビュー:誰かが見ているより
4062204703
No.21:
(3pt)

型通りの設定で楽観過ぎる結末

※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります

『イヤミス』ならぬ『イヤサス』になるのか,見栄と虚勢,恨み,妬み,嫉みなど,
特に前半はその毒気に中てられる事が多く,投げ出したくなってしまうことが何度か.

ということは,著者の思惑通りだったのでしょうが,女性のドロドロとした部分や,
彼女たちに敵対,非協力的な周囲の存在などは,いささか型通りの印象が否めません.

また,四人の様子を別々に描き,それらが少しずつ繋がっていく中盤以降の展開は,
違和感も少なく,驚かされた一方で,話せば解り合えるときれいに畳まれることには,
ハッピエンド自体はともかく,それまでの状況に対して,楽観過ぎるように感じました.

このほか,帯や紹介文で謳われている,『ラストで暴かれる最大の嘘』については,
ラストではなく,その内容も肩透かしの感が強く,期待はずれとなってしまいました.
誰かが見ているAmazon書評・レビュー:誰かが見ているより
4062204703
No.20:
(3pt)

まあまあ、かな。

世の中にある出産世代の女性のお悩みパターンを集めて、偶然の一致を作った小説。
どれも、うすっぺらい背景と人間像に感じたけど、時々面白いなと思うこともちりばめられていて、例えばママ友にストーカーされて引っ越し、という設定はなかなかリアルで気に入りました。
誰かが見ているAmazon書評・レビュー:誰かが見ているより
4062204703
No.19:
(1pt)

耐え難い

女の敵は女みたいなスタンスで進むストーリー。鬼畜のような夫は敵じゃないのか。女同士はドロドロしてるよねーっていうような固定観念をメインに話しが進むから読んでいられない。
著者が女を憎んでいるんじゃない?って思うほどで、登場人物たちを愛している感じがしない。
ミステリー要素も薄いし、読んでるだけでストレスが溜まるので3分の1を残して読むのをやめた。
最後彼女たちに救済があったり、「女たちは頑張っているのだ」的なまとめがあるのかもだが散々女性を嫌な感じで書いたフォローのつもりなんだろうって思ってしまいそうだし興味が無くなった。
誰かが見ているAmazon書評・レビュー:誰かが見ているより
4062204703
No.18:
(3pt)

配送について

本を読んだレビューじゃなくて申し訳ないです。
どこに言えばいいのか分からなくて。
紙袋にそのままポンっと入っていたので、出したら帯が破れていました。帯も大事に保管しておきたいんです。テープで貼ればいいんですけど…
文庫本の配送はもう少し気をつけて欲しいです。
誰かが見ているAmazon書評・レビュー:誰かが見ているより
4062204703



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