Blue



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
Blue
Blue (光文社文庫)
(違う表紙に投票したい場合もこちらから)

オスダメ平均点

8.50pt (10max) / 2件

7.39pt (10max) / 23件

Amazon平均点

4.09pt ( 5max) / 44件

楽天平均点

3.97pt ( 5max) / 35件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
8pt
サイト内ランク []A総合:812位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

81.50pt

75.00pt

0.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2019年04月
分類

長編小説

閲覧回数9,594回
お気に入りにされた回数21
読書済みに登録された回数40

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

Blue (光文社文庫)

2022年02月15日 Blue (光文社文庫)

平成15年に発生した一家殺人事件。最有力容疑者である次女は薬物の過剰摂取のため浴室で死亡。事件は迷宮入りした。時は流れ、平成31年4月、桜ヶ丘署の奥貫綾乃は「多摩ニュータウン男女二人殺害事件」の捜査に加わることに。二つの事件にはつながりが……!? 平成という時代を描きながら、さまざまな社会問題にも斬り込んだ、社会派ミステリーの傑作!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.50pt

Blueの総合評価:8.20/10点レビュー 46件。Aランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

Blueの感想

ショッキングな社会問題が提起されています。多くの方にお読みいただけたらと思うほどに。
作品に登場する子育てに責任を持てない大人は、実際も沢山います。自分の欲望を満たすことだけで刹那的に生きる人が増え続ければ、このような社会問題も増殖の一途を辿るでしょう。生活様式も考え方も、心身にたたき込まれた習慣を変えることは困難で、ほとんどの場合、その子たちに連鎖します。人生の在りかたが生育環境に大きく左右させると実証され、教育が重要と言われても、すでにどこから手をつけたらいいのかわからない段階に来ているのかもしれません。
切なさと無力感が読後に残りましたが、クライムミステリー好きでしたら、小説としても楽しめる作品たと思います。

はつえ
L7BVQMDY
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

平成の時代に日本が壊したものたち

平成の30年間に起きた日本の社会現象、事件をヒントに、日本社会が失ってきたもの、抱えてしまった問題を鋭く追及する社会派ミステリー。まさに時代を象徴する力強い作品である。
平成という時代が始まった日に生まれ、終わった日に死んだ一人の男。彼は無戸籍で、青と名付けれたことから通称・ブルーと呼ばれていた。ブルーは14歳にして殺人事件に関係し、その後は行方をくらませていた。ブルーが関係したのは、一家4人が惨殺され、しかも殺害犯と目された一家の次女は現場で死亡しているのが見つかった事件で、共犯者としてブルーの存在が浮かび上がったものの警察上層部を巡る政治的な判断から「被疑者死亡(次女の単独犯行)」として決着させられたものだった。それから15年後、平成最後の年の4月、多摩ニュータウンの団地の空き部屋で身元不明の男女2人が殺害されているのが発見された。被害者の身元調査からスタートした警察がわずかな手がかりを追って行くと、15年前の事件との関連が見つかった。
二つの事件の背景に流れるのは、平成の日本を彩った様々な風俗や社会現象で、それだけでも記憶の深部が強烈に刺激される。さらに、この時代の変化がもたらした社会病理とも言うべき社会的弱者への攻撃、格差の拡大などのビビッドな問題がリアルに描かれており、物語の本筋とは関係なくサスペンスフルである。
「ロスト・ケア」、「絶叫」など社会病理を鋭く、しかも面白く描いてきた著者らしい傑作で、ミステリーファンに限らず、幅広く社会派エンターテイメントのファンにオススメしたい。

iisan
927253Y1
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.44:
(4pt)

面白いです

真相が少しずつ明らかになっていく感じが続きが気になる感じで楽しく読めました。
『きちんと手放せたんですね』というところが印象的でした。
他の小説でも出てきた警察官いる?気のせい?
Blue (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:Blue (光文社文庫)より
4334793037
No.43:
(3pt)

惜しむらくは技能実習生についての理解が足りない

ここに描かれているのはマスコミで報道された「最悪のケース」のパッチワーク。時代的にあり得ない描写も。著者は自分では何も調べずに「コタツ記事」っぽく書いちゃったんでしょうね。
Blue (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:Blue (光文社文庫)より
4334793037
No.42:
(5pt)

まさに世代

まさに私の過ごした世代☆
ありありと思い出しながら昭和→平成→令和を文字で追った。
読み応えあるボリュームでも、一気に進められる。他の作品も読みたい。
Blue (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:Blue (光文社文庫)より
4334793037
No.41:
(5pt)

まあまあですね

それなりに楽しめました
Blue (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:Blue (光文社文庫)より
4334793037
No.40:
(3pt)

主題は、崩壊家庭と児童虐待の渦巻く世界の中で生じた小さな愛

児童相談所やシェルターで救えるのは、全体のごく僅か。
担当刑事もまた、幼少期のトラウマから子供に愛情を持てず、離婚、親権放棄をしている。相方も、彼女の苦しみを知り、「別に良いじゃないですか。最悪、世界が滅んでも」と言い放つ。
最後の場面は美しく、読者に救いをもたらすが、てっきり、担当刑事の話かと思った。まさか、伝聞でしか知らないブルーのことを、今も私のそばにいて、幸せに暮らしています、などと説明するとは、違和感が拭えなかった。
少し考え直してみながら、少子化対策も大切だが、児童の健全な成長が、一番大切なことだと思った。
小説としても、プロット構成が巧妙で、読者を飽きさせないように配慮された、読みやすい小説だった。
Blue (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:Blue (光文社文庫)より
4334793037



その他、Amazon書評・レビューが 44件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク