鼓動
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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8050問題をベースに、時代に翻弄される孤独な魂の切なさを描いた社会派ミステリーである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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書評で見かけて手にしました。ミステリーとして謎解きの面白さは控えめでした。むしろ氷河期世代の救いのない社会派小説として読むべきか。ただ、時代背景などを登場人物に乗り移った作者が説明しすぎで、物語に入り込めない。きっと真面目な書き手なんだろうな。 | ||||
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読み終えたあと、なにも残らない。 これは小説だろうか??? 記録?日記?はたまたあらすじ? ネグレクト女刑事とネグレクト真犯人との取り合わせもまあ謎っぽくした結末ありきだし、なにより登場人物への共感に乏しい。 なぜなら社会背景を羅列、氷河期時代に落ちこぼれていくさまを描いてはいるが、それが表面的でいかにも浅いからだろう。 なぜ表面的なのか。 簡単である。心情を言葉で説明しているからである。 作者はそれで落ち込んでいく人間を描いたつもりになっているのだろうが、体験のない描写に共感なしを学ぶ必要がある。 せいぜいテレビドラマのか、配信ドラマの原作になるくらいか。 とにかく紙数を稼ぐためと思えるほど無用に長いのも読んでて辛くなる。 最後に良い点をひとつ。 悲惨な結末を選択しなかったことかな。 | ||||
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ちりばめられた登場人物のそれぞれの背景が、ストーリー全体に関わっている様が著者の描き方のうまさ。 設定上多少無理な点はないとは言えないけど、心情を描く物語としては単純そうで読み込ませる面白さが感じられる。 後半の面白さに対して、前半はちょっと間延びしているのがもったいない。 | ||||
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この著者の作品を読むのは初めてですが、映像作品の「絶叫」「ロストケア」が素晴らしかったので、新作であり、かつまた引きこもりやバツイチなどの独身者の孤独を2020年に実際に起きた「渋谷女性ホームレス殺人事件」の設定を借りて描いているということで、大きな期待をもって読み始めました。 率直な感想を言うと少々期待外れと言うことになります。 もちろん、設定や展開はそれなりに読ませてくれますが、他のレビュアーも書いておられる通り、対照的な二人の主人公の独白体が多く、説明を読まされ続けているようで、主人公たちへの感情移入(反発も含めて)ができず、独白体のため物語の動きが緩慢で面白味を感じにくい作品でした。特に犯人の独白は、過去の自分を振り返っての描写が、自分語りになっているので何度もそれが続くと退屈でした。 何とか読み通せたのは、やはり題材とテーマが今の社会に合致しているので、後半にはその辺がクローズアップされてグッと心を鷲掴みにしてくれるだろうという微かな期待は持ち続けることができたからです。 三百数十頁の作品で、終盤の二百四十頁前後から一気に物語の謎が解明されるのですが、これも必然と言うよりも取ってつけたように解決に向かい、少々興ざめになります。このまま終わるなら、大したことがない作品だと思ってラストまで向かうと、ようやくラストの三十頁あたりから一気にクライマックスを迎え、最後、主人公の二人が取調室で向き合うやり取りだけは惹きこまれて読むことができました。 このラストのために、それまでの冗長な独白体があったのだと思うと納得もできましたが、それでもやはり小説作品としては「せっかくのテーマと社会性」なのにもう少し物語を膨らませて主人公たちに感情移入できる表現や展開は出来なかったのかと惜しまれます。 著者には誠に失礼な表現になりますが、映像作品の「絶叫」と「ロストケア」は著者の着眼点と、社会に対する作家としての真摯な思いを評価されたのだろうと感じました。 素材が素晴らしいので、映像化に当たって脚本が腕を振るい、俳優たちが素晴らしい演技をして作品の質が数段上がったのだろうと勝手に推測しておきます。 そんなこんなで星は3つですが、このような切り口の作品こそ、現代の小説に求められている社会派小説ではないかと思いますので、これからもこうした作品を読ませていただきたいと思います。 | ||||
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氷河期の時代背景、その頃の心象風景、説得力抜群です。しかし、、、、ストーリーが、かなり貧しい。え?最後で、それあり?後出しジャンケンちゃうの?一生懸命、謎を追って、拍子抜けした。 | ||||
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