灼熱
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2019年から21年にかけて文芸誌に連載された長編小説。ブラジル移民の間で繰り広げられた「勝ち負け抗争」をテーマにした現代史サスペンスである。 | ||||
| ||||
|
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作中人物がとっても良い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
途中から不吉な予感ばかりで読むのが辛かった。なんとなく結末読めてきてそれでもこうならないでくれと願いながらハラハラして読んだ。教育って大切。日本の植民地だと本や教員にも限りがあるだろうし貧乏食いっぱぐれた小作の人達が多いだろうから元から学がある人少なそうだから、戦勝派になってしまうのも無理ないかなと。知的好奇心と外国語を学ぶ意味の重要性を感じた。里ちゃんが 唯一の救いだった。この作者は女性の気持ちを表現するのがあまりにも上手なので時々女性かと思ってしまう。男性同士のマウント意識も女性のそれと極めて近い。 この作品は山崎豊子の2つの祖国と似てると思う。こちらの方が短いぶん読み易いが。 一番印象に残ったのは村人だ。仲良くしてるようにみえても心には澱があって機に乗じてに加担し正義ヅラをする。自分の職場や地域でも見回せばそんな人間関係ばかりかもと。憎しみよりも何も考えない便乗型の日本人に嫌悪感。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いつまでも胸に残る名作。最後の方は涙なしでは読めませんでした。トキオ生きてて欲しかったー | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日系ブラジル人の方の苦労が身に沁みた。 何年か前、今は一般人となった秋篠宮眞子内親王が、南米を訪問した時、日本のお姫様が来てくれたとお年寄りが感動して泣いたということを思い出し、辛い気持ちになった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
長くても10年で帰国を夢見てブラジルに渡った日本人移民達。 移民生活の過酷さと、海外においても日本の植民地的生活で現地との距離感を取ったことによる悲観交々。 沖縄生まれの移民と日系二世の2人の若者を中心に、戦中戦後のブラジルで起こった日本の戦争勝ち負けそれおれを信じる人々の心情を描く。 ベースとなる日本国民というスタンスの上に、移民先での日本人の生活やブラジルの人々の捉え方、詐欺師の絡ませ方などストーリー構成が史実織り交ぜ読ませる内容になっている。 沖縄出身者の心の持ちようの描き方も、海外での日本人の扱いを表現するのに的確にハマっている。 ボリュームある内容であるが最後まで構成がしっかりしているので、飽きることなく読ませる。 事実とは別に人は信じたいものを信じるという愚かさが同じ日本人を分断している様は、現代の情報社会でも起こっている。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 11件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|