正体
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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全1件 1~1 1/1ページ
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600ページ少々の長編小説である。ボリュームはあるが文体は軽く読み易い。 | ||||
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鈴木保奈美さんがご出演の「あの本読みました」という番組で本書が取り上げられていて、鈴木さんが”一気読みしてしまった”とおっしゃっていたので、どんなもんかなと興味を持ちました。そしてその評価はその通りで私も夢中になって本書のページを捲りました。この染井さんの本は本書が初読だったのですが、読みながら私が思ったのは東野圭吾さんの作品を読んでるみたいだなと。展開が早く、共感する事が多いのが両者の共通するところで、これは中々簡単そうで難しいと思います。 あとがきで染井さんが本書の主人公の鏑木にむけて書いた言葉が印象的でした。 一つだけ私が残念に思った事は、この作品は映画化されていて、その為本の表紙が俳優さんの写真だったことです。本好きの私としては読みながら登場人物の容姿を想像することは楽しみであり、こういった表紙にされてしまうとその想像の邪魔になるのでやめて貰いたいなと。因みにKindle版です。 | ||||
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一家三人惨殺の冤罪で死刑判決を受けたが脱獄した青年の逃亡劇を、専ら彼と関わりを持つことになった人々の立場から描いていくストーリ―。 ただ、青年が目的を持って逃亡しているのか、単に逃げ回っているのかは、600ページに及ぶ話が2/3くらい進んでからやっと判明する。青年は、(裁判時は検察側の証人であったが)自分の無実を証言してもらえる筈の唯一の人物を探しており、遂にその人物を探し当て、証言してくれるよう説得するが、今一歩のところで警察に追い詰められる。 展開としては、青年が逃亡中に就くあれこれの仕事の中で出会う人々との交流が描かれ、青年が「良い人」であることが繰り返し強調されるが、基本的にはこの繰り返しが400ページ以上続き、小説としてはどんどん退屈になる。 冤罪、それにつながる極刑是非の問題等々、色々な社会問題に触れているという点を評価するコメントもあるようだが、私的な印象としては、そうした問題に深く切り込んでいる様子は(一切と言ってよい程)無い。 また、飽くまでフィクションとして描いているのに、最後のまとめ方が、「それは無いだろう」という強引で工夫のない幕の引き方で、他の方の「ロードムービーのよう」といったコメントは一体どこから出てくるのだろうかと不思議に思う。 日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を獲得した映画化版は生憎観ていないが、少なくとも小説としては、タイトルと帯に騙された大失敗のケースであった。 | ||||
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映画を見てからの原作小説です。 また違った物語のように仕上がっていて夢中で読みました。 主人公が逃亡する間に関わった様々な人との関わりが、丁寧に描かれています。 自分の知らない色々な仕事についても 詳しくなりました。世の中には本当に様々な境遇の方や生活があり、いろいろな思いや受け取り方があるんだなぁと。第三者からのみ語られる主人公は、とても魅力のある青年でした。 | ||||
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重く辛い逃亡劇かと勝手に想像していたが、意に反し、逃亡している彼が行く先々で関わる人々と温かい関係を築き、記憶に残るキャラクターとして生き生きと描かれているのが読みやすく、一気に読んでしまった。衝撃のラストは作者の後書の通り、違った展開がよかった。そこで読後感が一気に悪くなりました。 | ||||
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話にスピード感があって読みやすい。 結構なボリュームだけど、一気に読めた。 ただ、ストーリーとしてはありきたり。 冤罪で死刑判決を受けた被告人が脱獄して、真実を得るために逃げ回る。 行き先々で出会い、別れ、人々に忘れがたい印象を残しながら。 結末も予想外のものではなくありきたりに収まったという感じ。 | ||||
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