黙秘犯
- 警察ミステリー (44)
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物語は、殺人事件の容疑者である主人公が黙秘を続ける中、真相を探る過程を描いている。 本書は、その緻密なプロットと巧妙なキャラクター描写で読者を魅了する。 物語の中心となるのは主人公の黙秘という特異な状況。 黙秘する理由やその背後に隠された真実が徐々に明らかになる過程は、読者を引き込む。 著者の筆致は、読者が一瞬たりとも目を離せない緊張感を保ちつつ、登場人物たちの心理描写に深みを持たせている。 物語の舞台となる日本の社会背景や司法制度についても詳細に描かれており、現実感が増している。 主人公が黙秘することで浮かび上がる法の限界や社会の矛盾は、物語に一層の深みを与えている。 単なるミステリーとしてだけでなく、社会派小説としても楽しむことができる。 著者の描く緻密なプロットは、読者に予測を許さない展開が続く。 複数の視点から描かれるストーリーは、読者にさまざまな疑念や予測を抱かせ、それが次第に解き明かされていく様子は圧巻。 特にクライマックスに向かうスリリングな展開は、読者の興奮を最高潮に引き上げる。 本書は、ミステリー好きはもちろん、社会問題に関心がある読者にも強くおすすめできる一冊。 著者の卓越したストーリーテリングとキャラクター描写が織りなすこの作品は、一度読み始めたら止まらなくなる。 | ||||
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人間の両面の感情を表現されている作品だと思いました。 いくつかの事件を通して、つながる犯罪を通して人間の愚かさや受け入れなければいけない現実と葛藤を読んでいくうちに登場人物と重ね合わせていくうちにスラスラとや読むことができました。 香山刑事を含め、他の刑事の事件の執念を感じ、自分も感情移入できました。 是非筆者の他の作品も読みたいと強く思いました。 | ||||
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捜査の様子を交互に切り替えながら,同時進行的に描いていく手法は,最初は慣れなかったが,名前を覚えてからは面白くなった。 最後まで疑問に思ったのは、二つ。 近所のゴミステーションのワインボトルを、なぜ持っていたのか? それほどすぐそばにあるものでもないだろう。周到に事前に準備したのではないにしても、咄嗟に現場に近づく前に用意したのはなぜか? が分からなかった。 もう一つは,殺人や連続強姦犯の息子を庇うか? ということだ。 捜査妨害は致命的だが,外国留学させる方がまだ言い訳が立つような気がした。 | ||||
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この前に読んだのが冤罪犯。 至極面白かったので、これを続けて読んだのだが、比べてしまうとやや残念。 冒頭の犯罪現場での主要人物たちの遭遇が、2時間サスペンス並みに無理がある。都合良すぎ。 二つの町が舞台になるわけだが、これも離れすぎと感じる。地元を知っているだけに、強く感じてしまった。 それでも、後半を一気に読ませるのはさすが。 最近、読む体力が、いや、気力か、、、落ちているわたしが、ガツガツ読むのだから。 登場人物にも魅力があるから、またこのシリーズを読みたい、らと思いつつ本を閉じた。 | ||||
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地味ながらいつもいい作品を書く翔田寛、今回も読みやすくまた筋もそれなりに凝らせて大いに 読ませてくれる。学生が殺され、凶器になったワイン瓶からある男の指紋が見つかる。この男 倉田は以前に傷害事件を起こして現在執行猶予の身、彼はやがて逮捕されるが、何故か頑なに 黙秘を続ける。単純な事件と思われたこの殺人事件だが、捜査が展開されるにつれ、倉田が 働く民宿の長男の溺死事件や連続婦女暴行事件などとの関連が疑われてくる。真相は、関係者の 学生時代の虐めに端を発していることもわかり始める。許せない真犯人への追求を含め、どんどん 先を読ませる展開はさすがに巧い。だが、翔田のほかの作品に比べるとやや軽いというか、薄いと いうべきか。そのまま2時間物のTV番組の原作になりそうな作品だ。もうちょっとページ数を増やして 深みをつけても良かったのではないか。 | ||||
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