最後の証人



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初公開日(参考)2010年05月
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長編小説

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最後の証人 (角川文庫)

2018年06月15日 最後の証人 (角川文庫)

検事を辞して弁護士に転身した佐方貞人のもとに殺人事件の弁護依頼が舞い込む。ホテルの密室で男女の痴情のもつれが引き起こした刺殺事件。現場の状況証拠などから被告人は有罪が濃厚とされていた。それにもかかわらず、佐方は弁護を引き受けた。「面白くなりそう」だから。佐方は法廷で若手敏腕検事・真生と対峙しながら事件の裏に隠された真相を手繰り寄せていく。やがて7年前に起きたある交通事故との関連が明らかになり…。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.52pt

最後の証人の総合評価:7.97/10点レビュー 221件。Sランク


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全21件 1~20 1/2ページ
No.21:
(6pt)

最後の証人の感想


▼以下、ネタバレ感想

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mick
M6JVTZ3L
No.20:
(8pt)

最後の証人の感想

分量的には少な目なので,あっという間に読み終わりますが,とても面白かったです.

▼以下、ネタバレ感想

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マー君
S2HJR096
No.19:
(10pt)

最後の証人の感想

この作家の作品は初めて読んだが、非常に面白かった。この作品の存在は以前から知っていたが、なぜもっと早く読まなかったのかと後悔するレベル。
約300ページと短めだが、その分無駄が削ぎ落され、密度は高いので読みごたえは十分。
真実を明らかにしながら、犯人に罪を償わせる弁護士佐方の活躍に期待し、次の作品を手に取ろう。

BOY
IM7XWAPW
No.18:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

クライマックスが素晴らしい、法廷ものの傑作

ヤメ検弁護士・佐方シリーズの第1作。誰が犯罪者か、誰が被害者か、練り上げられた構成と明確なストーリー展開で読ませる、傑作法廷ミステリーである。
刑事弁護士・佐方に持ち込まれたのは、ホテルの一室で起きた殺人事件。誰もが痴情のもつれによる単純な事件、被告人は有罪と判断していたのだが、佐方は事件の裏に隠されたものがあると直感し、真実を追究するために全力を振り絞り、裁判の行方は誰もが想像もしなかった方向へ向かうのだった・・・。
最初に犯人と被害者が登場するのだが、名前は伏せられる。その後は三日間の公判を舞台にした裁判劇が繰り広げられ、ところどころに少年が死亡した七年前の交通事故のエピソードが挿入される。当然、交通事故被害者の家族が今回の事件に関係が深いことが予測できるのだが、どういう関係で物語が展開されるのか、なかなか種明かしされず、読者はどんどん引き込まれていく。そして、最後の証人の登場によって、裁判は劇的なクライマックスを迎える。
わずか300ページほどの作品だが、中身が詰まっていて非常に読み応えがある。法廷ミステリーのファンだけでなく、多くのミステリーファンにオススメしたい。

iisan
927253Y1
No.17:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

作品の完成度で評価すればもっと高得点でもいい

全く無駄のない構成の、非常に完成度が高い作品だと思いました。
テンポの良さ、読みやすさ、人物描写、ドラマ性、テーマ性、そして結末。
全てにおいてほとんど非の打ちようのない素晴らしい一冊だったと思います。

純粋に物語の出来の良さを評価すればもっと高得点でも良かったのですが、この点数どまりなのは、やはり私は何も悪くない子供が死んで、その親の苦悩が描かれるような話は読んでて辛くて、楽しくは読めなかったからです。(なのでおススメは押したけど、お気に入りは押していません)
いずれ再読したい、その価値はあると思う作品ですが、何時になるでしょうかね……

▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.16:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

最後の証人の感想

法廷ものの小説は初めて読んだのですが、本作は場所が法廷からほとんど動かないにもかかわらず飽きさせず、一気に読んでしまうほど面白かったです。
ミステリとしての仕掛けは割とあからさまなのでそこまで驚きはないのですが、『最後の証人』には少なからず驚かされました。
短いながら物語として引き付けられるものがある作品で非常に満足です。

LN
XL1SRHRZ
No.15:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

最後の証人の感想

面白いです。

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マッチマッチ
L6YVSIUN
No.14:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

圧倒的な展開

相手の飲酒運転で息子を亡くした両親が、なぜか不起訴になった相手に復讐する計画を立て、実行に移すというストーリー。現在の裁判と犯罪に至るまでの場面を交互に展開させるという仕立てで進んでいきます。ラストの公判3日目からは一気に読ませるほどの圧倒的なストーリー展開でした。両親、特に奥さんが気の毒でなんとか復讐を成就させてあげたいと思いました。いろんな仕掛けが仕込まれており、ミステリーとしても面白かったです。最後はやはり涙目に。満足な一冊です^_^

タッキー
KURC2DIQ
No.13:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

最後の証人の感想

読み始めてからずっと感じていた違和感が、終盤の一文で一気になくなり、そこからの怒涛の展開は目を見張るものがありました。
途中、何度も目頭が熱くなりました。
こちらで評価が良かったのも納得。
是非皆さんにも読んでいただきたい作品です。
佐方貞人シリーズ、残り2作も必ず読もうと思います。

chiiiisim
22ZP2D8P
No.12:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

法廷ミステリの最高傑作

柚月作品の初読み。
この本はまず2010年に宝島社のこのミス大賞シリーズから出版された。よって、1回目は宝島社文庫で読ませて頂いた。
文量は326ページ。冒頭のプロローグ良し、中だるみ無し終わり良し、話にぐいぐい引き込まれ一気読み必死。
題材は法廷ミステリ。公判の3日間の間に事件の核心に迫る話を挿入しながらだが、混乱することなく涙も流しながら読めた。

これはテレビドラマ化された佐方シリーズの1作目だが、ドラマでは自作の「検事の本懐」からスタートしている。
本作の「最後の証人」は映像化することはほぼ無理であろう。なぜならば、、、(気になる方はネタバレを見て下さい)
いやあ、完璧です。こういう本に出合えるので読書を止められない。

最近、角川文庫から再発されて、こちらも購入し二度読みした。これでも楽しめるこの本は法廷ミステリの最高傑作。
因みに角川文庫の方は文量304ページで不要な部分をカットした再編集版のようだ。話の道筋には変更ないので、安心して良いと思う。
宝島社文庫版は本屋に返本がかかっているはずなので、今の内に購入しておこう。後にプレミア価格がつくかもしれない。


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yoshiki56
9CQVKKZH
No.11:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

最後の証人の感想

この本には、いろんな仕掛けが組み込まれていました。
話も良く練られていて素晴らしく、「正当な裁き」の意味も納得です。

Hidezo
GX0TU62Y
No.10:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

最後の証人の感想

久々の一気読み。久々に震える瞬間に出会えた作品。
法廷サスペンスでも有りミステリーでもある本作は、
テン良し、中良し、終い良しで逆に欠点を探すほうが難しい程の素晴らしい出来だと思います。
クロスカッティングで描かれる本編は、
ともすれば場面の切り替わりに読者がついていけなくなる場合がありますが、
読みにくさは全く感じさせないだけでなく、緻密に計算された構成に驚かされることになります。
更に伏線回収、読後感ともに完璧。
こういう作品に時々出会えるからこそ読書がやめられなくなってしまいます。
文句なしで10点満点です。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.9:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

最後の証人の感想

魅せ方や構成がとても巧い。面白かったです。

読後に全容を見直してみれば、とてもシンプルな事件としてよくある構図だと思います。ですが、こうも気持ちが深入りしてしまうのは読者への伝え方が巧いからですね。発生した事柄はシンプルですが、それを取り巻く気持ちの伝え方が巧い。著者の技だと思います。
法廷ものは裁判の結末はどうなるのか?というゴールが焦点となりがちですが、本作は読者を事件の当事者の一員かの如く、深い所へ心情を巻き込む事に成功していると思いました。正義への姿勢、組織へのやるせなさ、事件に関わった人達の心情など、色々な気持ちを痛切する作品でした。

事件模様の他にシリーズ1作目だからか検事と弁護士の紹介の為のエピソードが含まれています。この内容も組織や関係者の感情を得るためには必要となる要素として活用されているのが凄い。300P台で収まっているので無駄を削いだ密度の高い作品だと思います。

好みとして哀愁漂う読後感なのでこの点数で。裁判の終盤模様がとても面白かったので次回作も期待。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.8:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

最後の証人の感想

著者初読み。素晴らしかった。バタバタと記号的に人が死んで行くミステリーも良いが、こう言う人間がきちんと書かれている作品を読むと、余韻で暫く動けなくなる。作中に描かれた理不尽に憤りを感じ、またそれがどれも自身に起きないとは限らない、と言う事に慄然としてしまう。「最後の証人」が放った最後の一言に込めた想い、その覚悟には胸が詰まりました。作中のセリフに、「誰でも過ちは犯す。しかし、一度ならば過ちだが、二度は違う。二度目に犯した過ちはその人間の生き方だ」と言うのがあった。ああ、何とも心に深く刺さる作品。傑作です。

なおひろ
R1UV05YV
No.7:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

最後の証人の感想

タイトルからも想像付くように法廷モノです。
裁判が始まってもなお、加害者、被害者の名を明確にしない。
何か趣向が凝らされている事は見え見えだし、そのパターンも限られているため「さぁかかってきなさい」な気分で読んでいましたが、ラストは自分にとって想定外の衝撃でした。
ただそんな趣向がなくとも本筋だけでも読み応え抜群の作品です。

我が子の大切な命を奪った者が裁かれない。そんな理不尽に対しての怒りは理解できる。
ただ、そこで母親が命をかけた復讐劇はもはや執念。
父親はただの協力者、というか傍観者だった、と言った方がしっくり来るかも。
その発想は、もう男の思考の範囲を超えているのではないかとすら思えただが、夫婦の絆の強さの成せる業か。
裁かれるべきは誰なのか、正義とは何か。
期待を遥かに超えた作品で超満足。

梁山泊
MTNH2G0O
No.6:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

事件の背景で魅せる作品

裁判に至るまでの事件の背景と裁判の場面がカットバック方式で進行していきます。事件の真相がわかった時、そこに関わる全ての人々の心情が心を打つものでした。

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陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03
No.5:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

最後の証人の感想

この手の話は、どの作品でも後味が悪くなるものだ。
この作品は
素直に読んで夫婦と正義と悪を感じれば
面白い小説です。
トリックなどは気にしない方が
楽しめます。

jethro tull
1MWR4UH4
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

最後の証人の感想

法廷ミステリーとして面白さも感じたが、息子の卓を事故で亡くした高瀬夫妻の哀しみ、苦しさに胸が締め付けられてしまった。真相が明かされた場面、そして、高瀬光治の妻を思う心の内に思わず涙が溢れだしてしまいそうであった。

松千代
5ZZMYCZT
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

最後の証人の感想

最初のプロローグで殺人現場に立つ。その後、場面が代わり夫婦の息子が無謀運転による交通事故で死亡するが、運転手は有力者で罪をもみ消されるにいたり、という最初流れであるが、このプロローグが曲者。後半戦は一気に法廷闘争の場面に変わるが、そこで初めてミスリードであったことに気づかされる。その経緯がきれいにまとまりながら終息に導かれていく。罪は罰せられなければならない。が、現実的には誰もが逃げたい気持ちがあるのも確か。その時にたまたま揉み消す力があれば、行使したくなるのもこれまた人間的。確かに飲酒は罪である。が、決して故意でも悪意があるわけでもない。被害者と被告、どちらの立場に立っても理解が出来るが故に悲しい物語でもある。

とも
4ND5R58B
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

最後の証人の感想

「トリック」は薄々分かっちゃうけど、それ以上に読ませられる作品でした!

marebear
FLDW4YE1
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