絶叫



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絶叫
絶叫 (光文社文庫)
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初公開日(参考)2014年10月
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長編小説

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絶叫 (光文社文庫)

2017年03月09日 絶叫 (光文社文庫)

マンションで孤独死体となって発見された女性の名は、鈴木陽子。刑事の綾乃は彼女の足跡を追うほどにその壮絶な半生を知る。平凡な人生を送るはずが、無縁社会、ブラック企業、そしてより深い闇の世界へ…。辿り着いた先に待ち受ける予測不能の真実とは!?ミステリー、社会派サスペンス、エンタテインメント。小説の魅力を存分に注ぎ込み、さらなる高みに到達した衝撃作!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.07pt

絶叫の総合評価:8.24/10点レビュー 160件。Sランク


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全15件 1~15 1/1ページ
No.15:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

絶叫の感想

偶然にも数日前にヤフーニュースで,神奈川県警が道路で居眠りをしないように呼びかけとか,JA共済保険レディの自爆の話を見ました.
読んでいて「うぉ~」と思いました.
ただ,私は男なので,「女の幸せ」とか「女の転落人生」に関して,恐らくその奥深くまでは理解できていないのだろうろ思うのですが...

▼以下、ネタバレ感想

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マー君
S2HJR096
No.14:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

絶叫の感想

貧困から抜け出すために徐々に堕ちていく陽子の姿を生々しく描いている。前作『ロストケア』よりもミステリー色は強め。伏線が多く散りばめられているがその回収も見事。かなりボリュームがあるが無駄な描写がなく綺麗にまとまっている。是非読んでもらいたい一冊。

BOY
IM7XWAPW
No.13:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

絶叫の感想

この方の「ロスト・ケア」よりもいいですね。
「ロスト・ケア」と同様、社会派小説です。
でも、ミステリー感も満載。
鈴木陽子・奥貫綾乃・事件関係者の供述、この3点の視点でストーリーが展開する。
この3点が最後に1点に終結するであろうことは、平易に読み取れるが、その終結感もお見事でした。
文章は読み易いです。ページ数は多いですが、これくらいあった方が読みごたえがありますね。
じっくり読みたい方には、お勧めです。

▼以下、ネタバレ感想

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マッチマッチ
L6YVSIUN
No.12:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

絶叫の感想

一人の女性の転落していく人生を複数の視点で描いた作品。
特に生命保険勤務時代のリアリティはかなりのもので、
実際にこういうことが行われていたのだろうな、
と容易に想像できる凄さがありました。


▼以下、ネタバレ感想

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歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.11:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

絶叫の感想

タイトルは「絶叫」。クライマックスで確かに絶叫してますね、ダークヒロインが。子供が出来なくて離婚し、職を失って転落してしまった女性(陽子)の死亡について、子供が出来た為に離婚し、復職して刑事に戻った女性(綾乃)が捜査して行くお話。両者の共通点は一人で生きている事。決定的な違いは…特に無いのかもしれません。絵に描いた様な転落人生、どこかで止められただろうか?。最後は真っ黒。結婚すれば上がりの幸せな人生、とは行かなくなった現代女性の壮絶人生を描いた作品、出て来る男はみんな自由で、馬鹿で楽しそう。男で良かった。

なおひろ
R1UV05YV
No.10:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

絶叫の感想

鈴木陽子の半生を追いかけながら、視点が切り替わりつつ物語が進みます。
全体の流れや展開、登場人物たちの心象を様々な視点を通すことで掴めるようになっていく構成は見事でした。
女性の転落を題材とする作品は少なくないですが、単にそれだけではない引き込まれてしまう展開が、本当に面白かったです。

LN
XL1SRHRZ
No.9:
(8pt)
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絶叫の感想

もの凄くリアル。
小説としての魅力満載。

kmak
0RVCT7SX
No.8:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

絶叫の感想

分厚い本なので読むのを躊躇していました。読んでみると一気読みであっという間。
社会的な問題を盛り込んだ本書は一見難しそうに感じますが、ストーリー作りや読みやすい文章なので苦に感じません。著者の力量を感じます。
女性一人の人生を通して、家庭崩壊、貧困ビジネス、保険金、売春などなど、不幸と転落の数々を描いていきます。読書の良さとは人の人生を体験し学べる点がありますが、本書は数人分もの物語を体験した感覚でとても刺激的でした。特に保険金や貧困ビジネスについては仕組みの勉強になった気分でした。
社会的な側面がある一方、ミステリの物語として殺人事件を絡めてより飽きさせない作りにしているのは巧いです。著者の『ロスト・ケア』も好みですが、同様に読書中は社会問題を読ませる物語として楽しみ、読み終わってみると構造がミステリになっており作り方や技法に唸らされます。
総じて雰囲気が重い本ですし、ページ数も多めなので躊躇してしまいますが、ミステリ好きなら一読の価値があります。
社会派として扱うテーマが盛り沢山で、ミステリとしても伏線や構成の妙を楽しめる素晴らしい作品でした。

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egut
T4OQ1KM0
No.7:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
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絶叫、感想&備忘録


▼以下、ネタバレ感想

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ナタ
9AJ0TZ5W
No.6:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

絶叫の感想

600ページもあるのに苦も無く読めるのは
内容が薄くて文章がうまいから。
よくある女の転落人生を昭和から平成の出来事と
絡めようとして絡められないし
途中、変な社会批判(高野ほどひどくはないが)も
中途半端。
社会派ミステリーと呼ぶほどの話ではない。
ミステリーに関しては触れてはいけないレベル
読み始めれば最後まで読めるので
この程度





jethro tull
1MWR4UH4
No.5:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (7件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

絶叫の感想

読むのはたまに。そして、ペースもゆっくり。

長かったですね、解説まで含めると613ページ。
長期に渡った戦いもやっと幕を下ろしました。

内容は一言で言うなら、とある女性の転落人生を真横で観てた感じ。見事に落ちていきましたね。
伏線が上手く散りばめてあり、きちんと回収されてます。
巧いと思いました。

見た目から敬遠したくなるような分厚さでページも最後までぎっしり文字が書いてあってなかなかの読みごたえ。

けれど、どうこの主人公が転落していくのかを知りたい!という方はぜひ。
人に軽々しく勧めることができる量ではないですが、面白く読めました。


▼以下、ネタバレ感想

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りゅかさん
DSQDHULA
No.4:7人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

平凡に生きることさえ困難な世の中なのか

デビュー作「ロスト・ケア」で鮮烈な印象を与えた葉真中顕の長編第二作は、デビュー作以上に衝撃的で面白い社会派ミステリーである。
国分寺市の単身者向けマンションで、死後数ヶ月を経過した女性と十数匹の猫の死体が発見された。同じ室内に閉じ込められた十数匹の猫に喰われて骨になっていたのは、この部屋の住人・鈴木陽子40歳で、いわゆる孤独死だと思われた。身元確認と遺族への連絡のために国分寺署の刑事・奥貫綾乃が調査を始めてみると、その戸籍は極めて複雑怪奇だった・・・。
調査を進めるとともに次々に表われてくる、連続保険金殺人の疑い。それと並行して語られる、鈴木陽子の生い立ちと変貌の物語。そしてもう一つ、悪徳NPO法人代表の殺害事件の関係者の証言。この三つが織り成すストーリー構成は緻密でスリリング、ページを追うごとにぐいぐい引き込まれていく。
孤独死、貧困ビジネス、保険金殺人、サラ金、売春など、現在の社会不安を見事なミステリーに仕立て上げた傑作である。平凡な家庭に、平凡な才能と容姿を持った子供として生まれた女性が、平凡に生きようとして叶わなかったとき、どのような選択肢が残されているのか?
社会性のあるミステリーが好きな方には、絶対のおススメ作である。

iisan
927253Y1
No.3:6人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

絶叫の感想

超絶オススメの作品。

主人公である一人の女の転落人生を描いた作品、なんて感じながら読んでいましたが、それだけならこんな高評価な訳がないですね。
3つの視点と時系列で物語は進行します。
気になって仕方ないのが、主人公の転落人生、すなわち彼女の過去が描かれるパートなのですが、ここだけ二人称で描かれています。
普通、どこか叙述系のトリックを警戒してしまいがちですが、そういう技巧に走ったモノではありませんでした。
二人称である事の意味がラストに明らかになりますが、最近多い技巧に走る作品が稚拙に思えてしまうほどでした。
その必然性を感じる事が出来て、ストンと綺麗に腹落ちしましたね。これが個人的にツボでした。

たかが「自分のための居場所」を求めるがために、身体を売る、殺しに加担する、自らが殺人者となる・・・という不幸な女の3段活用は、よくありがちかなと。
ですが、この作品の場合、プロットもなかなか面白いんだなぁ。
非の打ち所なし。

梁山泊
MTNH2G0O
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
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リアリティ抜群

複数の視点で話が進行していきます。グイグイと引き込まれます。

わたろう
0BCEGGR4
No.1:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

絶叫の感想

陽子、あなたが生まれたのは1973年10月21日と、自身のことを第三者の視点で語るスタイルで物語が始まる。そして、それとは別に現在の時間軸で女刑事が110番通報によりマンションの一室で発見された死体を確認に赴くところから
女刑事の捜査の過程を追っていくスタイルで物語が展開していく。ふたつの時間軸が最後には交差するのだがラストは自分としては予想外だった。陽子が成長するその年代の社会背景などがキッチリ描かれていて、とても読み応えが
あり、陽子が堕ちていくその生き様とかを納得させると共に共感さえ生む物語だ。マンションの一室で検めた死体は不審な点は見つからず今流行の孤独死かと思われた。この死体の検分のため所轄から出動した女刑事もバツイチで、人間的にも
欠陥のある人物として描かれ、ある意味では陽子と似通った部分を持っているような人物だ。つまり女刑事も主人公の陽子もその他登場する人物みんなが欠陥のあるような人間ばかりで、パーフェクトな人間は一人も登場しない内容だ。
重いと云えば重い。暗いと云えば暗い話だけれど、それ以前にリアルな時代背景を使った陽子の人生の軌跡がジーンと胸に響く。居場所を探す陽子と同じく女刑事も自分の居場所を探しているところがとても良い。
交互にストーリーは進むが、滅茶苦茶面白くいろんなエピソードが盛り込まれているが最後まで二人の行いというか行動に眼が離せない。内容と構成と物語の面白さにニクイと感じる作家で、初めて読んだ作家だがすっかりやられちまった。
読後に興奮して眠れなかったのは久しぶりだ。

▼以下、ネタバレ感想

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ニコラス刑事
25MT9OHA
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