そして、海の泡になる

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種別
長編
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あらすじ

2023年12月07日 そして、海の泡になる (朝日文庫)

バブル期に個人として史上最高額の負債を抱え、自己破産した朝比奈ハル。「北浜の魔女」と呼ばれた彼女は、詐欺と殺人の容疑で逮捕され、平成が終わる年にひっそりと獄死していた。その生涯を小説にしようと、“私”は彼女の生前を知る関係者に取材を始める。(「BOOK」データベースより)

評判

そして、海の泡になるの評価:

7.00/10点 レビュー 1件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.00pt

そして、海の泡になるの総合評価:

8.33/10点 レビュー 15件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(7pt)

バブルに踊ったのは奴隷か、自由人か?

日本のバブル経済を象徴する女性として有名だった「尾上縫」の生き方を主題にした長編小説。関係者へのインタビューを中心にしたルポルタージュ的手法で書かれた物語だが、伝記でも人物記でもなく、時代に規定されて生きざるを得ない人間を描いた社会派ヒューマン・ドラマである。
大阪の料亭の女将ながらしばしば「神のお告げ」が的中したことにより多くの金融・投資関係者を魅了し、「北浜の天才相場師」と呼ばれた朝比奈ハル。バブルが崩壊すると破産、さらに詐欺罪で刑を受け獄中で死亡した。その服役中に同房になり、彼女の世話をしていた殺人犯・宇佐原陽菜が出所後、ハルから聞いた話と関係者へのインタビューで小説を書こうとするという証言小説の構成で綴られる物語は、ハルの人生が波瀾万丈、印象的なエピソードに彩られているため、それだけで面白い。しかし本作は、単なる正しい伝記を目的にしたものではなく、宇佐原陽菜がハルの生き方に自分を重ねてゆくことで「奴隷の自由か、自由人のろくでもない現実か」を追求する実験作でもある。
最後の方で謎解き、意外な真相が出てくるもののミステリーとしては平凡。バブル経済の時代とコロナ禍の時代を重ね合わせ、個人が自由であることとは何かを考えながら読むことが、本作の楽しみ方である。

iisan
927253Y1

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.14
(5pt)

私はこう読み解きました。

■読了後の解釈
・メギドの人の話は全部本当にあったこと
・多分その「小説」とは想像の物語のこと
・その想像の物語を糧に今後に向き合おうとしていた
・でもハルさんが亡くなる直前の問答でちゃぶ台返し
・「なんだよそれ!ちゃんと調べて書き直す!(書いてない)」
・調査&インタビュー行脚へGo
・ハルさん人殺してるの?マジ?
・えでもそんなこと本人一言も言ってないし
・あなたですよね?だって逆に興信所使ってここ来てるし

清水一行著の「女帝」とは随分方向が違っていました。女帝のほうは尾上縫自身の半世紀を綴るフィクションであったのに対し、こちらはそう見せかけて実はそうではないのが面白かったです。
そして、海の泡になる (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: そして、海の泡になる (朝日文庫)より
4022651326
No.13
(5pt)

私はこう読み解きました。

■読了後の解釈
・メギドの人の話は全部本当にあったこと
・多分その「小説」とは想像の物語のこと
・その想像の物語を糧に今後に向き合おうとしていた
・でもハルさんが亡くなる直前の問答でちゃぶ台返し
・「なんだよそれ!ちゃんと調べて書き直す!(書いてない)」
・調査&インタビュー行脚へGo
・ハルさん人殺してるの?マジ?
・えでもそんなこと本人一言も言ってないし
・あなたですよね?だって逆に興信所使ってここ来てるし

清水一行著の「女帝」とは随分方向が違っていました。女帝のほうは尾上縫自身の半世紀を綴るフィクションであったのに対し、こちらはそう見せかけて実はそうではないのが面白かったです。
そして、海の泡になる Amazon書評・レビュー: そして、海の泡になるより
4022517328
No.12
(4pt)

芋虫から蝶へ、そして蛾になった女

彼の小説はほぼ読む。
まさかバブルの女詐欺師を描くなんて、読まずにはいられない。
私は真ん中だったバブル。20頃に全ての人は、日本人は特別な人種だと海外旅行でも扱いが違った。大阪、ミナミにいた時は全ての人はお金持ちで、狂ってた。今やハワイで日本人は売春婦扱い。
和歌山は閉鎖的。田舎は全て閉鎖的な伝統を持つ。北朝鮮と変わらない。大阪に出て彼女は蝶になり蛾になり、最後は獄中に。逃げ方が玄人でまだ語られてない事も沢山あるだろう。バブルが弾け獄中に入るなんぞプロとしか言いようがない。
彼が書いてくれて読み応えがあった。とても楽しい時間でした
さすがです。
そして、海の泡になる (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: そして、海の泡になる (朝日文庫)より
4022651326
No.11
(4pt)

芋虫から蝶へ、そして蛾になった女

彼の小説はほぼ読む。
まさかバブルの女詐欺師を描くなんて、読まずにはいられない。
私は真ん中だったバブル。20頃に全ての人は、日本人は特別な人種だと海外旅行でも扱いが違った。大阪、ミナミにいた時は全ての人はお金持ちで、狂ってた。今やハワイで日本人は売春婦扱い。
和歌山は閉鎖的。田舎は全て閉鎖的な伝統を持つ。北朝鮮と変わらない。大阪に出て彼女は蝶になり蛾になり、最後は獄中に。逃げ方が玄人でまだ語られてない事も沢山あるだろう。バブルが弾け獄中に入るなんぞプロとしか言いようがない。
彼が書いてくれて読み応えがあった。とても楽しい時間でした
さすがです。
そして、海の泡になる Amazon書評・レビュー: そして、海の泡になるより
4022517328
No.10
(5pt)

実話であったので面白いです

実際に大阪で起こった事で、バブル当時の人間模様がよく分かり、非常に面白いと思います
そして、海の泡になる (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: そして、海の泡になる (朝日文庫)より
4022651326

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