砂に埋もれる犬
- 虐待 (178)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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1年半ほど前にネグレクトを疑った児童相談所から逃げ、二人の男児を連れて寝場所を提供してくれる男のもとを転々としてきた32歳の亜紀。現在はホスト崩れの北斗の家に転がり込み、12歳の優真と4歳の篤人はほったらかしで遊び歩いて家に帰らない日々だった。学校には行かせてもらえず、空腹に耐えかねた優真がコンビニで「捨てる弁当をください」と頼み店主の目加田と面識を得たことから事態は大きく変貌していった。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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まだこの社会には答えはない。 生々しいDVとネグレクト、貧困の実態を描いている552P。 それは”「うち」という名の牢獄だった”と。 愛情に飢えて、心は捩じれていく。 心の飢え。 手を差し伸べる里親。 何の解決策もないのが現実なのだ。 | ||||
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この歳になって「本とは何か」を 考えさせられました。 私は「坂の上の雲」で勇気をもらった世代ですが、読んだ後「ありがとう」もう一度読みたいと思ったものです。 一方この本は 読み始めたらやめられないほど 惹きつけられる本です。 でも、この読後感のあと味の悪さは どうにもなりません。 この本に使った時間が惜しまれるほどです。 ですから、お年寄りにはお勧めできません。 | ||||
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今月、この書籍の文庫本が出たばかりです。購入しようと思いましたが、単行本が安価で出品されていたので、注文してみました。早々、手元に届きましたが新品同様の書籍で吃驚です。また、是非、欲しい書籍を見つけてお願いしたいと思いました。 | ||||
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育児放棄や虐待の負の連鎖について知ることができました。子どもはどうしても身近な大大人から、いいことも悪いことも影響を受けてしまう。問題のある子どもを見た時、親が悪いから子どもも悪いとか子どもがかわいそうというところで思考停止していましが、この本により、また違う視点を得たように思います。また自分の子どもがつまづいた時に、他人との関わりを通じて何年もかけて少しずつ立ち直っていったことを思い出したりもしました。 | ||||
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優真が過酷で劣悪な環境を生き抜いてきて その後里親に引き取られ衣食住揃うようになっても 今までの生活からくる社会性の欠如や精神の成長が伴わないことで学校では疎外感や渇望感がうまれ家庭でもそれを上手く表現できない。 ワーカーの忙しさによって優真のケアが後手後手になったり、担任の事なかれ主義で親との連携が不全になっていく。 優真の母もその母から虐待が連鎖されてきたようになっている。 この物語は漠然とわかったつもりのことではもうない。 | ||||
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