バラカ



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初公開日(参考)2016年02月
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長編小説

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バラカ 上 (集英社文庫)

2019年02月20日 バラカ 上 (集英社文庫)

出版社勤務の沙羅は40歳を過ぎ、かつて妊娠中絶した相手の川島と再会。それ以来、子供が欲しくてたまらなくなってしまった。非合法のベビー・スークの存在を聞きつけ、友人・優子とドバイを訪ねた。そこで、少女「バラカ」を養女にしたが、全く懐いてくれない。さらに川島と出来婚をしていたが、夫との関係にも悩んでいた。そんな折、マグニチュード9の大地震が発生。各々の運命は大きく動き出す。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

バラカの総合評価:7.42/10点レビュー 83件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

あり得たかもしれない、震災後の日本

東日本大震災、津波、原発事故で影響を受けた日本人と日本社会のダークサイドを描いた、桐野夏生の「震災履歴」。あれだけの被害を出しながら誰も責任を取らず、被爆も津波被害もなかったことにして、オリンピックや復興特需に狂奔する社会への怒りの告発でもある。
40代を迎えて独身の木下沙羅は、大学の同級生・田島優子と一緒にドバイの幼児密売マーケットに出かけて東洋系の女の子「バラカ」を購入し、「光」と名付けたが、養女は一向に沙羅に懐かなかった。沙羅の母親の死を契機に、かつて田島優子の恋人だった同級生の川島雄祐と結婚することになった沙羅は、「光」を優子に預けて川島の転勤先である宮城県名取市に移住し、津波で命を落とすことになった。
「光」ではなく「バラカ」と呼んで可愛がっていた優子だが、震災の日、突然訪ねてきた川島にバラカを連れ去られてしまった。数日後、被災地で遺棄された犬猫保護活動に従事していた「爺さん決死隊」がバラカを発見し、身元不明の少女として、決死隊のメンバー・豊田老人が育てることになった。
震災から8年後、小学生になった豊田薔薇香は豊田老人とともに、決死隊のメンバーだった村上老人の農園を訪ね、地元の学校に通いながら穏やかな日々を過ごしていたのだが、甲状腺ガンの手術を受けたバラカを反原発の象徴として、あるいは原発被害は無くなっていることの象徴として利用しようとする、さまざまな大人たち、さらにバラカの行方を追い続けている実の父親、いつでもバラカを第一に考え、保護してくれる豊田老人など、バラカの周辺では敵味方が入り乱れて激しい争いが繰り広げられる・・・。
原発事故の詳細が公開されず、その影響についても曖昧なまま、何ごとも無かったように再稼働を進める社会に対し警鐘を鳴らす作品であるが、社会派サスペンスとしても十分に楽しめるエンターテイメント作品でもある。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.82:
(2pt)

東日本震災を背景にしているがいまひとつ

沙羅と優子の話がすすむなかでロザとパウロの物語、そして子どもが売られて沙羅がつれてかえる。悪魔のような男、そして震災。物語がほかの桐野さんの作品ほど密接に噛み合ってない印象でした。いろいろと見込みすぎ、だと思います。
バラカ 上 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:バラカ 上 (集英社文庫)より
4087458385
No.81:
(5pt)

わたしの中の桐野作品ナンバーワン

桐野さん、また好きになりました。この作品は本当に読んで良かったです。
これは小説、つまりフィクションですが、ときにフィクションでなければ語れない「真実」があると思います。この本に書かれているのは、まさにそれ。

福島原発事故前後の日本とその後が舞台ですが、もちろんそれだけでなく、人身売買問題や外国人労働者問題などいろいろあります。登場人物がこれでもかこれでもかというほど嫌な奴が登場し、かなりげんなりもしますが、後半には救いもあります。

わたしにとって衝撃度ナンバーワンは『グロテスク』だけれど、好きな作品としてはこれが一番。ぜひ多くの方に読んでほしい。
バラカ 上 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:バラカ 上 (集英社文庫)より
4087458385
No.80:
(5pt)

壮絶な展開

あったかもしれない日本の未来。
慄きながら、目まぐるしく展開する物語に夢中になりました。
こんなストーリーがどうやって紡ぎ出せるのだろうかと驚愕しながらも、あったかもしれない日本の未来に、ただただ恐ろしくなりました。
読み終えた後は呆然としながらも、愛する家族と送れる日常が心から愛おしく、泣けてくるような、切なくも恐ろしいような、そんな気持ちでいっぱいです。
バラカ 下 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:バラカ 下 (集英社文庫)より
4087458393
No.79:
(5pt)

小説を読んで初めて鳥肌が立った

衝撃の展開に鳥肌が立ちました。
川島という男がひたすらに恐ろしいです。
読み始めはダラダラと時間をかけましたが、中盤過ぎから夢中になり、一気に読み進めています。
この物語が今後どう展開していくのか、気が気じゃありません。
バラカ 上 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:バラカ 上 (集英社文庫)より
4087458385
No.78:
(2pt)

ただただ怖い

桐野先生の本は大好きでほとんど読破していますが、これだけは合わなかった・・・
何とも言えない気分になります。
初めて棄てようかなと思った本です。
バラカ 上 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:バラカ 上 (集英社文庫)より
4087458385



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