沈黙の町で



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初公開日(参考)2013年02月
分類

長編小説

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沈黙の町で (朝日文庫)

2016年01月07日 沈黙の町で (朝日文庫)

北関東のある町で、中学二年生の名倉祐一が転落死した。事故か、自殺か、それとも…?やがて祐一が同級生からいじめを受けていたことが明らかになり、家族、学校、警察を巻き込んださざ波が町を包む…。地方都市の精神風土に迫る衝撃の問題作。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

沈黙の町での総合評価:8.08/10点レビュー 96件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全4件 1~4 1/1ページ
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

沈黙の町での感想

転落死した真相が気になってしょうがなかったですが、子供の転落死を発端とする住民同士のいざこざが、いかにもありそうな感じで描かれています。
直接言わずにネチネチと第三者を介して訴えてくる親たち、口出ししてくる親戚、翻弄される学校。
問題は複雑。

Hidezo
GX0TU62Y
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

沈黙の町での感想

某田舎町の中学校が舞台のいじめをテーマにした長編社会派小説である。
ミステリー要素はほぼ無いが、その真相が知りたくてストーリーに引き込まれる。
エンタメ的な面白さは無いが、ノンフィクション小説と誤認するかのようなリアリティ感。これが実にいい。
都合よく展開する小説には鼻白むが、この小説にはそれが全く無い。
当方、あっという間に読み終えた。だから著者の長編は好きなのだ。

中学校でのごくありふれた日常の中で起こった男子生徒の死亡事故。
いじめ加害の少年たち、少年の親たち、被害者の親、学校の先生、捜査にあたる刑事、検察官、事件を取材する女性記者等、多くの視点で事件が語られ描かれる。
そういう面では、著者が常用する社会派群像劇でもある。

ポイントは、亡くなった少年からの視点はなく、彼の心情は一切分からないこと。
また、最後の数ページで真相は明らかになるが、それはある程度予見されていたことでもある。
見方によっては尻切れトンボのエンディングという形にも思え、消化不良感を覚える方もいるかもしれないが、当方は逆にスッキリと肯定的にこのラストを捉える。

▼以下、ネタバレ感想

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マッチマッチ
L6YVSIUN
No.2:
(6pt)

沈黙の町での感想

結末、、、えー…

kmak
0RVCT7SX
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

未熟さがもたらす悲劇

2013年に刊行された長編小説。中学生のいじめをテーマに、未熟な子どもたちと身勝手な大人たちが繰り広げる悲劇を描き、強烈なインパクトを残す、ミステリー仕立ての社会派エンターテイメントである。
中学2年生のテニス部の男子生徒が部室の屋上から転落して死んでいるのが見つかった。屋根からそばにある銀杏の木に飛び移ろうとして転落したように見えたが、屋上には5人の靴あとが残されていた。さらに、死んだ生徒はイジメを受けていたという。自殺か,事故か,犯罪か。死んだ生徒の遺族、イジメの加害者とされる生徒とその家族,担任教諭や校長などの学校当局,地元警察と検察,新聞記者たちが、事件の真相解明のために、それぞれの思惑や感情をぶつけ合い,波紋を起こしあいながら大きな熱を秘めたドラマが展開される。その真相は?
子供のイジメをテーマにしながら単なる勧善懲悪では終わらない,実にダイナミックで読み応えがある長編ドラマである。いじめっ子たちは何故いじめたのか? いじめられっ子は何故いじめを回避できなかったのか? 被害者、加害者になった生徒の家族は,何を考え、何を求めるのか? それぞれの視点に立つたびに,物語の姿が変わってくる。さらに、第三者として冷静で理知的な判断が求められるはずの学校,警察,新聞も、様々なしがらみや思惑で動かされ,混乱が深まっていく様相は、日本の社会の未熟さを象徴していると言える。
中学生のいじめをテーマにした小説では,「ソロモンの偽証」と並ぶ傑作として、ミステリーファンの枠を超える多くの人にオススメする。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.92:
(3pt)

面白いとは思う

面白いとは思うが、やはり最後がかなり駆け込み気味だったのが残念。
沈黙の町でAmazon書評・レビュー:沈黙の町でより
4022510552
No.91:
(5pt)

読者を魅了する奥田ワールド

分厚くて少し躊躇したが、久々に奥田さんの作品を読んでみたくて購入。
やはり人物の描写がうまい。登場人物数人に焦点を当てて、それぞれ(中学教師、いじめをした生徒の母、若い女性記者、亡くなった生徒の母、20代の検事、いじめをした生徒1名、女子生徒1名…計7名)の視点で物語が語られる。今回は、事件が起こった日を基点とし、4月からの過去を織りこみながら進んでいく。
この形で進んでいくことで、亡くなった生徒も含めた中学生たちの日常が徐々に明かになっていく。そしてクライマックスは…といっあ形だ。

奥田さんは本当に読者を引き込む力がある。他の著者と比べて、読みやすく、情景を頭に浮かべやすい。途中で読み止めても、続きが気になって仕方がなかった。通勤で行き交う学生たちを見るたびにこの本の続きが読みたくなった。それは本当に奥田さんの書くクセがあり、それにどっぷり浸かれるから。今回は登場人物が多く、舞台も切り替わることが多々あったので、自分の知り合いや有名人に当てはめながら物語に入っていくのに苦労したけど。

何事も白黒はっきりさせずにグレーにしておくのがいい、というフレーズが読了後に自分には一番残ったと思います。

クライマックスには賛否両論あるかと思うけれど、これでいいと感じます。あの締め方にして、その後は読者に投げて、色々と想像させる狙いがあるのかと。読了後まで読者の想像を掻き立てるのは、やはり奥田ワールド。スッキリしないかもしれませんが、1つの結論に収めない彼の意図を感じます。それこそまさにグレー。

こうやってまた、次の奥田さんの作品を期待してしまいます。この本との出会いにも本当に感謝です。これからも応援しています。
沈黙の町でAmazon書評・レビュー:沈黙の町でより
4022510552
No.90:
(5pt)

今でいう「発達障害」を描いていたのだな

久しぶりに読み返しました。当時は読後に「いじめられる側にもそれなりの理由がある」というテーマを感じて、さすがの視点だな、と思いました。
そして15年後くらいの今読んでみて、「この主人公、現代でいえば、”発達障害”というのだな」と思いました。発達障害には詳しくないので違っていたらごめんなさい。でもそういう人間がいるということを、「発達障害」という言葉を使わずに描いたところが、さすがの奥田さん、プロの作家だなと思いました。
沈黙の町でAmazon書評・レビュー:沈黙の町でより
4022510552
No.89:
(2pt)

詳細な描写はいいがテンポが悪い

中学生のリアルな行動や心情を微細に描くのはいいが、いかんせん学内の話なので誰々を蹴った、先生に誰々の告げ口をした、など個別のエピソードがしょぼい。これで500ページ余りを持たせるため、ダラダラと間伸びした印象。結局地の文で真相を書くなら刑事やら検事やらは不要なのではと思った。
沈黙の町でAmazon書評・レビュー:沈黙の町でより
4022510552
No.88:
(2pt)

結論が見えない

中学2年生の屋根または銀杏の木からの転落死。
果たして事故か、自殺か、さらには未必の殺人か。
いじめの痕跡から2少年を逮捕、2少年を保護処分。
13歳と14歳の差で別れた。事件への真相はなかなか進まず不起訴処分となるが遺族、いじめの加害者家族、学校側との軋轢は増すばかりだ。
後半少し残したところで読書中止。
結論が見えてこない。
真の事実が社会に明らかにならない点が残念だった。
文学通算2558作品目の感想。2021/08/13 16:05
沈黙の町でAmazon書評・レビュー:沈黙の町でより
4022510552



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