無理



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    初公開日(参考)2009年09月
    分類

    長編小説

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    無理

    2009年09月29日 無理

    合併でできた地方都市、ゆめので暮らす5人。相原友則―弱者を主張する身勝手な市民に嫌気がさしているケースワーカー。久保史恵―東京の大学に進学し、この町を出ようと心に決めている高校2年生。加藤裕也―暴走族上がりで詐欺まがいの商品を売りつけるセールスマン。堀部妙子―スーパーの保安員をしながら新興宗教にすがる、孤独な48歳。山本順一―もっと大きな仕事がしたいと、県議会に打って出る腹づもりの市議会議員。出口のないこの社会で、彼らに未来は開けるのか。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.67pt

    無理の総合評価:6.65/10点レビュー 121件。Bランク


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    全3件 1~3 1/1ページ
    No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
    (7pt)

    無理の感想

    これは暇つぶしに持って来いのお手軽本ですね。
    町村合併で新たに生まれた「ゆめの市」という架空の市を舞台にして書かれた群像劇です。
    イメージ的には、街の郊外にイオンのショッピングセンターが唯一あるような中規模の街でしょうか。
    「ゆめの」ではあるが、全く「夢の」見えない街、という設定です。
    真面目に読むと日本の地方都市が抱える様々な問題、「貧困」・「福祉」・「介護」・「就労」・「公共事業」・「高齢化」・「過疎」等をえぐる社会派小説の一面も垣間見えます。
    でも、この本はそんなに真面目に読む必要は全くありませんね。
    サクッと読んで、笑い飛ばして良いのでは無いでしょうか。
    5人の登場人物にはそれぞれ味があります。彼らの行動・思考・発言が、我々そのものの見本のようであり、まさに鏡のような存在。滑稽であり、憎めない。
    著者の少し毒を含んだ皮肉が、妙にとても愉快。思わず笑ってしまいます。
    そんな感じで読めば、楽しくあっという間に読み終えます。

    この5人の登場人物は、最後にどこかで収束するのかなと考えながら読み進めていましたが、確かに最後はあの形で収束しました。
    本当にぐちゃぐちゃで、題名通り「もう無理!」というEndです。
    ただ当方としては、ちょっと「無理やり」収束という感もあるので、敢えてそれぞれ単独で結末を迎えても良かったのでという気もします。
    「夢の」見えない街だからこそ、一人ぐらいは明るい希望の夢が見えても良かったかもしれません。
    アマゾン評価4点の下という所でしょうか。

    マッチマッチ
    L6YVSIUN
    No.2:
    (7pt)

    無理の感想

    作者のエゴを表現する巧みさが出ている。
    結末はもう一歩先までほしかったなぁ。

    kmak
    0RVCT7SX
    No.1:
    (9pt)
    【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

    堕ちていく様がまざまざと

    「最悪」「邪魔」に続き、登場人物の徐々に堕ちていく様が、これまでにも増して色濃く描かれた作品です。それぞれ接点のなさそうな5人を襲う苦難が、読み進めるごとにエスカレートして、その後どうなるんだ?とページをめくるスピードを速めてくれます。
    5人が経験するどれもが実際に起こりうる、すでに似たような事が起きているであろうと思われる妙にリアリティのあるもので、それが恐ろしくもあり、面白くもあるのですが、中でも特に女子高生を監禁するゲームオタクの引きこもり男は非常に怖いと思いました。女性の監禁事件を起こしたヤツは実際にいるし、彼がおかれている状況、周囲への態度は現実の世界ではシャレにならないほど恐ろしいものです。
    結末は期待したほどではなかったので、少々拍子抜けでしたが、それでも前2作と比較して遜色ないデキだと思います。

    本好き!
    ZQI5NTBU
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.118:
    (3pt)

    満足

    満足
    無理 下 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:無理 下 (文春文庫)より
    4167711060
    No.117:
    (3pt)

    普通

    普通
    無理 上 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:無理 上 (文春文庫)より
    4167711052
    No.116:
    (3pt)

    未消化

    細かい描写がとてもリアルで引き込まれていくのに、最後は広げた風呂敷を雑に畳んでみたものの沢山中身がはみ出しちゃった感じでなんとも気持ち悪く残念な終わり方。最悪も同じような展開だったけど読後まだ満足感があった。こっちは最後で全てが台無しなった感覚。
    無理 上 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:無理 上 (文春文庫)より
    4167711052
    No.115:
    (3pt)

    消化不良

    最悪と同じような展開だが主要人物が増えたかわりに内容が薄まった感じ。
    ここで終わらせるのがいいのはわかってはいるけど、やはりそれぞれの落ち着いてからの状況や考えがないと散らかったままでまとまらず中途半端で気持ち悪い。
    無理 下 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:無理 下 (文春文庫)より
    4167711060
    No.114:
    (4pt)

    『最悪』『邪魔』の延長線にあるが、少し劣る印象

    これは群像劇と言えるのだろう。

    東北地方の、とある地方都市。
    一冬の出来事である。
    市会議員である地域の有力者、詐欺商法の営業マン、東京の大学に憧れる女子高生、生活保護を担当する市役所の職員、スーパーの保安員の女性などが登場人物である。
    夫々の目から見た、地方都市の衰退ぶりが面白い。
    これらの登場人物たちは身勝手な周囲に毒づきながらも、自分自身も相当に身勝手である。

    そして、いくつもの犯罪が起こり、やがてそれがある一点に収斂されていく。
    最後は笑える。
    もちろん、面白い。でも少し物足りなさもある。

    「最悪」「邪魔」の延長上にある作品と位置づけられているが、前2作の方が面白かった。
    無理 上 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:無理 上 (文春文庫)より
    4167711052



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