(短編集)

コロナと潜水服



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初公開日(参考)2020年12月
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短編集

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コロナと潜水服 (光文社文庫)

2023年12月12日 コロナと潜水服 (光文社文庫)

ちょっぴり切なく、ほんのり笑えて、最後はやさしい 人生が愛おしくなる“ささやかな奇跡”の物語5編 奥田英朗のマジックアワー 早期退職を拒み、工場の警備員へと異動させられた家電メーカーの中高年社員たち。そこにはなぜかボクシング用品が揃っていた――。(「ファイトクラブ」) 五歳の息子には、コロナウイルスを感知する能力があるらしい。我が子を信じ、奇妙な自主隔離生活を始めるパパの身に起こる顛末とは?(表題作) ほか “ささやかな奇跡”に、人生が愛おしくなる全5編を収録。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

コロナと潜水服の総合評価:8.65/10点レビュー 48件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

善良な霊の存在を信じたくなるファンタジー(非ミステリー)

2019年から20年に雑誌掲載された5作品を収載したオムニバス短編集。
5作品ともテーマは霊と人間の交流で、主人公は基本的に善人、霊も善意の存在で、読み終えた後には霊の存在を信じたくなり、心がふわっと温かくなる作品集である。とはいえ、さすが奥田英朗、物語の構成がしっかりしており、ストーリー展開も滑らかで短編の醍醐味を味わえる。
人情もの、ハートウォーミングな物語を読みたい方にオススメする。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.47:
(5pt)

面白かった。

心臓の手術をしてねているあいだ、いやなことを忘れるのによんでいました。本当に助かりました。
コロナと潜水服 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:コロナと潜水服 (光文社文庫)より
4334101542
No.46:
(5pt)

続刊が出版されれば読んで見たい。

心温たまるホラー的な感じでタモリの世にも奇妙な物語を読み終えた感覚。コロナと潜水服では息子より主人公の旦那がコロナ感染したのではないかと潜水服を着たまま息子と外に出かける方が凄いと心で笑いながらも最後の奥さんの言葉の落に納得する自分もいた。読み安くスラスラ読めた。何れも心温まる内容の5作品でした。
コロナと潜水服 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:コロナと潜水服 (光文社文庫)より
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No.45:
(5pt)

引き込まれてしまった。

久しぶりに面白い書籍に出会った。あっと言う間に読み終えてしまった。他の作品も読んでみようと思った。
コロナと潜水服 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:コロナと潜水服 (光文社文庫)より
4334101542
No.44:
(4pt)

ほっこりとした温かさに奥田さんの良さを感じます

幽霊や直感、占いなど非現実的な、超常現象のようなものが盛り込まれた短編5本
どの話もほっこりとした温かさを感じ楽しく読めました
個人的には2話目のボクシングの話と5話目のパンダの話が好きでした
コロナと潜水服 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:コロナと潜水服 (光文社文庫)より
4334101542
No.43:
(5pt)

超自然的な話

短編集である。

・海の家

妻に不倫され、一時的に家を出ていくことになった小説家の村上浩二。神奈川県の葉山に一夏だけ住むことになった。二階建ての日本家屋を借りて、掃除をしたり、草むしりをしたり。一人暮らしを楽しんでいた浩二だったが、誰もいないはずの家で誰かの視線を感じた。二階の廊下を子どもが走るような音も聞いた。どうやら、幽霊物件だったようである。しかし、近所の人に話を聞くと、タケシ君という子がこの家で亡くなったという。浩二は怖がることなく、逆にタケシ君が癒やしになっていた。そして、タケシ君は思わぬところで役に立つ。ちっとも怖くない幽霊物語である。

・ファイトクラブ

早期退職の勧告に従わなかった三宅は、総務部危機管理課に入れられた。そこでの仕事は警備員である。もちろん、訓練を受けていないので本当の警備員についているだけである。そんなリストラ候補の社員たちが、倉庫に残っていたサンドバッグやグローブでボクシングの真似事を始めた。元経験者のコーチもついて、本格的である。ジャブやストレートを練習して、スパーリングもすることになる。初心者なので、3分打ち合うとフラフラである。それでもだんだんと上達し、本格的な打ち合いをするようになる。これが後で役立つ。そして、謎のコーチの正体は…。悪くない味の作品である。

・占い師

プロ野球選手の田村勇樹は入団3年目で結果を出し始めた。恋人の麻衣子は捨てられるかもしれないと心配している。そして頼ったのは鏡子という占い師。鏡子が祈ると、勇樹の成績はみるみる下降した。このままいくと球団を解雇されるので、その占い師に頼んで元に戻してもらう。ここでも、占い師の正体は何なのかという状況になる。

・コロナと潜水服

コロナ禍の日本。渡辺康彦の息子、海彦(5歳)は不思議な能力を発揮した。コロナの予知と感知ができるのである。そして、海彦は康彦のコロナ感染も感知したようだ。家族に感染しないように防護服を手に入れようとしたが、もう売り切れで、仕方なく潜水服を着ることにした。その格好で外に出ると、さすがに周りの人が驚いた。結末は、そんなことあるのかというオチである。

・パンダに乗って

2台目の車としてフィアット・パンダを買うことにした小林直樹。新潟まで取りに行くと、中古車のパンダには古そうなカーナビが付いていた。そのカーナビは不思議な道案内ばかりする。実は、パンダの前の持ち主が…というお話。

どの話も、非科学的な内容になっている。しかし、その設定を素直に受け入れられる短編集である。「ファイトクラブ」が特に気に入った。
コロナと潜水服 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:コロナと潜水服 (光文社文庫)より
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