月下美人を待つ庭で (猫丸先輩の妄言)
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 | 2020年12月21日 月下美人を待つ庭で (猫丸先輩の妄言) 電光看板の底に貼り付けられた不規則なアルファベットの文字列、亡き母が残した庭にかわるがわる訪れる悪気なさそうな侵入者たち――風変わりな名前の“先輩"は日頃ふらふらしては、愉快なことには猫のごとき目聡さで首をつっこむ。そして、どうにも理屈の通らない謎も、彼の饒舌にかかれば、ああだこうだと話すうちにあっという間に解き明かされていくから不思議だ。さて、名探偵猫丸先輩の推理は如何に。十五年ぶりのシリーズ最新作!(「BOOK」データベースより) |
| 書評･レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.00pt | ||||||||
月下美人を待つ庭で (猫丸先輩の妄言)の総合評価:
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久しぶりの猫丸先輩登場！ | ||||
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| もう小学生の頃から大好きでなかなか新刊が出ないので出るだけでも乱舞します。 今回からでしょうか…何処でも喫煙出来なくなった時代になったので猫丸先輩がタバコを持っても吸うことはなくなりました。 悲しいけれど時代に合わせるのも大事だから仕方がないのかも。 でも、安定の面白さは健在です！ これからも応援しています！ | ||||
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| 友人に勧めたらまるで山田洋次のとらさんの世界みたいでなごみましたと | ||||
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| ※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 十五年ぶりの新作とのことも，いつも通り神出鬼没，周りを巻き込み言いたい放題， 意地悪な時もありますが，そのしゃべり方が憎めず，スラスラと気持ち良く読めます． また，謎解きは伏線が見えやすく，その『妄言』も強引に映ることが多めですが， 根拠と言えばいいのか，なぜそう考え，語るに至ったのかが気持ち良く入ってきて， とはいえ，困る相手にどこまで本気なのか，マイペースな様子が楽しませてくれます． 一方，収録された五話の最後を飾る表題作は，確かにきれいで温かい物語でしたが， ここでの猫丸先輩は，おしゃべりなのは変わらずも，おおよそ常識的な言動ばかりで， キャラクタとの乖離はおおげさも，ギャップの面白さも弱く，やや違和感が残りました． | ||||
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| 偶然見かけた外国人の奇妙な行動は何を示しているのか？オカルト雑誌編集部に送られてきた何の変哲もない写真の裏に隠された物は何か？買い物の途中，店の表につないでおいたはずの犬がいなくなったのはなぜか？台風の日の浜辺に残された，へまっすぐに向かう足跡は何を意味するのか？家の庭に毎日他人が侵入してくるのはどうしてか？・・・そんな日常の謎を，猫丸先輩が，軽妙な語り口で，そして思いがけない角度から，鮮やかに解き明かして見せる猫丸先輩シリーズの最新作。猫丸節は今回も健在でした。 | ||||
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