(短編集)
こめぐら
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『なぎなた』と2冊同時刊行された短編集の一冊。 「Aカップの男たち」「真犯人を探せ(仮題)」「さむらい探偵血風録」「偏在」「どうぶつの森殺人(獣?)事件」「毒と饗宴の殺人」の6篇が収められている。いずれも独立したミステリ。 どれも工夫のある物語で楽しい。ブラジャー趣味の男たちを描いたり、時代劇をメタ的にミステリ化したり、ラジオドラマ仕立てにしたり。 ただ、ミステリとしてはどれも肩透かしだ。かなり物足りない。 ちなみに、「毒と饗宴の殺人」は猫丸先輩もの。 | ||||
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倉知淳といえば「猫丸先輩」シリーズだが、これはノンシリーズものを集めた短編集。 同時刊行の「なぎなた」というのもセットで出ている。 内容はというと、かなりコミカルなミステリ、というか、なんじゃこりゃ的な読み物も含めてごった煮的なものになっている。 謎解き物語を腰を据えて読む、というより、夜にお酒でも飲みながら一人文庫分を操る、という読み方にマッチしている感じだ。 クスクスと笑いながら、オイオイと苦笑しながら、適当なところまで読んで寝る、というような。 真剣に読んでいると肩透かしを食らいます。 もっとも、猫丸先輩ものであっても、良く考えればそれほど変わらないような気もするので、本作だけ特異というわけでもないのかも。(笑) | ||||
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10年09月の単行本からの文庫化で,『なぎなた』と二冊同時刊行された全六篇の作品集. あちらに比べ,特に前半の三つはバカ要素(褒め言葉)が高く,笑える巻という印象です. また,後半では少し変化が入り,前半のノリで押し切ってほしかった感もありますが, 四・五篇目は二冊を通じても変わり種,それでもミステリとなっているのがおもしろく, さらに最後の篇では,著者のファンにはおなじみの『あの人』が登場というサプライズも. なお,『単行本版あとがき』はこちらでも饒舌.やはり安定しない口調が気になりますが, 二冊のタイトルの秘密(読んでのお楽しみ)など,作品と同様に楽しいものとなっています. | ||||
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片山若子さんの表紙につられてジャケ買いしました。 いわゆるユーモアミステリというジャンルの短編集です。 「Aカップの男たち」が秀逸で、大爆笑でした。 その他の作品も、気楽に楽しめる物が揃っています。 若干、「推理クイズ教本」というようなテイストで物語が希薄なのが若干気になりますが、面白かったです。 | ||||
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今やシリーズキャラクター<猫丸先輩>を擁して、“日常の謎”派を代表する本格パズラー、倉知淳。本書は、’94年の本格的作家デビュー以来16年の間に書かれた彼の単行本未収録作品を集めた、ファン垂涎・必携の短編集。姉妹編『なぎなた』と2冊同時刊行。本書『こめぐら』は、’95年から’10年の間に各雑誌に掲載された5編と、ボーナス・トラックとして’97年発表でもちろん単行本未収録の<猫丸先輩>ものの1編からなっている。「Aカップの男たち」(’09年):モチーフとなるテーマを“鍵”と指定され書かれた作品だが、それが倉知淳の手にかかると、なんかキモい男たちの密やかなオフ会を舞台にしたとんでもないお話になる。「『真犯人を探せ(仮題)』」(’95年):在京ラジオ局の中でも最小最弱の大東京ラジオの番組企画「犯人当て懸賞ラジオ推理劇場」に秘めたディレクターの思惑。「さむらい探偵血風録 風雲立志編」(’95年):時代劇の定番を徹底的にパロった本書収録作品中で一番のケッサク。「偏在」(’10年):先祖伝来の不死の呪法に取り憑かれた男の荒唐無稽な結末。「犯人(獣?)当て・非本格推理童話 どうぶつの森殺人(獣?)事件」(’06年):擬人化された動物たちがくりひろげる推理劇。結末よりその過程の特徴的な動物たちの描かれ方が面白い。「毒と饗宴の殺人」(’97年):<猫丸先輩>が登場。彼にしては珍しく殺人事件を解決する。本書『こめぐら』は姉妹編『なぎなた』に比べて、人を喰ったようなバカバカしさに満ちており、抱腹絶倒間違いなしである。 | ||||
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