(短編集)
幻獣遁走曲
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 99年の単行本から04年の文庫化を経て,新版での再文庫化(19年05月)となりましたが, MDウォークマンやブラウン管のテレビが登場するあたりに,いわゆる隔世の感を覚えます. とはいえ,謎に関わる部分ではないため,それで作品が陳腐化するようなことはありません. また,やや動機や解決の手順に強引な点は見られますが,謎解き自体はおおよそ納得で, 始まりは外野だったはずの猫丸先輩が,いつの間にか中心へとしゃしゃり出てくる様子や, 迷惑そうな周りを巻き込みながら,ふわっと解決してしまう流れには心地の良さを覚えます. 一方,何事にも興味を持ち,その場を楽しまないという猫丸先輩の振る舞いが魅力的で, だいたいがはた迷惑なのですが,このあたりでキャラクタが固まったようにも映りました. このほか,『新版刊行によせて』で触れられる,著者の『日常の謎』への見解が興味深く, 「なるほどそれは確かに」とまとめられる,この作品,ジャンルへの捉え方が印象的でした. | ||||
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倉知淳の本は、ブームにのって読んだくちですが、期待以上の面白さで、ただいま2冊目です。 わかりやすい文章ですが、おそらく著者がなんども読み直し、推敲に推敲を重ねた結果、読んでいて引っかりのない素晴らしい文章に仕上がっています。 ストレスがなくスッと読めるので、謎解きの伏線にも気づかないほどで、最後までしっかり楽しめます。 | ||||
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本格ミステリーファン以外には知名度皆無の倉知氏だが、最近芸人のカズレーザーが雑誌でお勧め本に本書を選んだこともあり、微妙に注目を浴びる作品である。 倉知氏のお馴染みのキャラの猫丸先輩ものの短編集で、本格志向ではなくユーモア系の日常の謎路線の軽いタッチの作品だ。 倉知氏ならではの論理で展開するユーモア溢れる推理が堪能できるが、倉知氏の作品としては特に突出した出来ということでもない。 倉知氏の作品としてはもっと面白いものが他にあるので、カズレーザー経由で本書を読んだ人はぜひ他の倉知氏の本格志向の強い作品を読んでもらいものだ。 | ||||
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短い時間の移動中に読むのにちょうど良いです。面白かったです。 | ||||
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本書の中では、「たたかえ、よりきり仮面」が良い。 子供の一途な心が謎を作ってしまった。 それと猫丸との組み合わせ。 暖かい、とても暖かいミステリだ。 あ〜、ヒーローショーを見に行きたくなっちゃったな。 他の作品も、猫丸先輩大活躍だからね。 ユーモアミステリに分類される感じの作風だけど、ちゃんとロジックがある。 往年の都筑道夫作品みたいな感じだ。 それも「なめくじ長屋」の初期か「退職刑事」の初期のやつみたいな。 ところで、「幻獣遁走曲」のラストは余計だったんじゃないかな。 | ||||
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