(短編集)
なぎなた
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2010年に出た単行本の文庫化。 ノン・シリーズの短編集だ。ちなみに姉妹編『こめぐら』も同時に文庫化されている。 「運命の銀輪」「見られていたもの」「眠り猫、眠れ」「ナイフの三」「猫と死の街」「闇ニ笑フ」「幻の銃弾」の7話が収められている。 正直に言って、ほとんどは拍子抜けするような結末。 「幻の銃弾」がミステリとして楽しい。殺し方に工夫がある。 | ||||
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倉知淳の非シリーズものを集めた短編集である。「こめぐら」と2分冊みたいな形のリリース。 いや結構これが楽しめました。 冒頭の倒叙もの。ミステリとしてどうかという評価はあるかもしれないが、文章と展開で読ませる感じ。捜査員の特異な人物像はシリーズ化の布石かなという気もする。 脚本家志望の学生が出てくる2作。巻末解説によると裏設定で同一人物ということらしい。 このうち予想外の結末、的なほう、最後にうっとくるカタルシス感がちょっとすごい。 そして最後の「消えた銃弾」もの。これは楽しい。文章もストーリーも流れるよう。ミステリトリックとしてだけ考えるとおぉーというものではないが、状況を最大限活用した盲点的犯罪トリックとしては成立するのではないか。 2冊セットリリースなので「こめぐら」を読んだ後で一応買った、の割に、ずいぶんと楽しめました。 | ||||
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古くは96年から09年のものまで,ミステリ誌などに掲載された七篇を収録した作品集. 10年09月の単行本からの文庫化で,その時と同じく『こめぐら』との二冊同時刊行です. どの篇もベースはミステリですが,おふざけあり,しんみりあり,翻訳小説風ありと, 各篇の時期,そしてタイプも見事なまでにバラバラのため,先入観なくそれぞれを読め, 中には,これだけで終わらせるのはもったいない,シリーズ化を期待したい篇もあるなど, 好き嫌いや出来不出来といった部分まで,一冊の作品集として気軽に楽しむことができます. また,巻末の『単行本版あとがき』は,文末が乱れ気味で少し読みづらい面もありますが, 自身による解説や裏話,執筆ポリシがユーモラスに語られ,おもしろいものとなっています. | ||||
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今やシリーズキャラクター<猫丸先輩>を擁して、“日常の謎”派を代表する本格パズラー、倉知淳。本書は、’94年の本格的作家デビュー以来16年の間に書かれた彼の単行本未収録作品を集めた、ファン垂涎・必携の短編集。姉妹編『こめぐら』と2冊同時刊行。本書『なぎなた』は、’96年から’09年の間に各雑誌に掲載された7編からなっている。「運命の銀輪」(’09年):完全犯罪を目論んだ男の、倉知淳にしては珍しい倒叙もの。刑事コロンボか古畑任三郎を彷彿させる個性的な警部が登場して、僅かなほころびから犯行を見破る。「見られていたもの」(’97年):‘わたし’と‘私’の使い分けで見事に騙される叙述ミステリー。結末はちょっと気持ち悪いのは、やりすぎ。「眠り猫、眠れ」(’97年):年老いた‘あたし’の飼い猫とだいぶ前に離婚した親父の死(殺されたらしい)をダブらせたお話。「ナイフの三」(’96年):コンビニ前にたむろする4人組が、「指切り誘拐殺人事件」の犯人を見つけた?「猫と死の街」(’07年):詩織の迷い猫を「殺した」というおっさんと「暴行障害致死事件」との関係は・・・。「闇ニ笑フ」(’01年):最後の一行の衝撃(フィニッシング・ストローク)の逸品。ラストの一文で不可解な謎が全部氷解する。「幻の銃弾」(’08年):ニューヨークを舞台にした本格パズラー。銃で射殺されたはずの死体からは銃痕は見つからず、死因は内臓破裂、圧死だった。本書は、ちょっと長めの「あとがき」を含め、いずれも、人を喰ったようにコミカルで、それでいて一応謎が(一部の作品では完全ではないが)解ける、“倉知ワールド”が存分に楽しめる作品集である。 | ||||
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今やシリーズキャラクター<猫丸先輩>を擁して、“日常の謎”派を代表する本格パズラー、倉知淳。本書は、’94年の本格的作家デビュー以来16年の間に書かれた彼の単行本未収録作品を集めた、ファン垂涎・必携の短編集。姉妹編『こめぐら』と2冊同時刊行。 本書『なぎなた』は、’96年から’09年の間に各雑誌に掲載された7編からなっている。 「運命の銀輪」(’09年):完全犯罪を目論んだ男の、倉知淳にしては珍しい倒叙もの。刑事コロンボか古畑任三郎を彷彿させる個性的な警部が登場して、僅かなほころびから犯行を見破る。 「見られていたもの」(’97年):‘わたし’と‘私’の使い分けで見事に騙される叙述ミステリー。結末はちょっと気持ち悪いのは、やりすぎ。 「眠り猫、眠れ」(’97年):年老いた‘あたし’の飼い猫とだいぶ前に離婚した親父の死(殺されたらしい)をダブらせたお話。 「ナイフの三」(’96年):コンビニ前にたむろする4人組が、「指切り誘拐殺人事件」の犯人を見つけた? 「猫と死の街」(’07年):詩織の迷い猫を「殺した」というおっさんと「暴行障害致死事件」との関係は・・・。 「闇ニ笑フ」(’01年):最後の一行の衝撃(フィニッシング・ストローク)の逸品。ラストの一文で不可解な謎が全部氷解する。 「幻の銃弾」(’08年):ニューヨークを舞台にした本格パズラー。銃で射殺されたはずの死体からは銃痕は見つからず、死因は内臓破裂、圧死だった。 本書は、ちょっと長めの「あとがき」を含め、いずれも、人を喰ったようにコミカルで、それでいて一応謎が(一部の作品では完全ではないが)解ける、“倉知ワールド”が存分に楽しめる作品集である。 | ||||
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