(短編集)
シュークリーム・パニック -Wクリーム-
- 2冊を合冊した文庫版推奨 (2)
- シュークリーム・パニック (3)
※タグの編集はログイン後行えます
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
シュークリーム・パニック -Wクリーム-の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
倉知氏の雑誌掲載の単独短編を集めた2冊シリーズの姉妹編。本作の1作目がシュークリームをモチーフにしていて、シリーズのタイトルの由来となっているであろう作品である。 いずれも日常の謎系の殺人の起こらないミステリーであるが、軽いタッチで本格風味は高いといういつもの倉知氏らしい作品であり、収録されている3編とも標準以上の出来である。 特に最後の作品は倉知氏らしい遊び心溢れた趣向が楽しめる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は嫌いではないのですが、『読みにくい』と思う人はいるでしょうね。 『文章がくどい』というのもその通りなので、氏の作品が好きな人は赦せても、そうでない人はうんざりしてしまうでしょうね。 猫丸先輩シリーズ程度の短編集なら、この程度の論理の展開でも『ゆるせる』程度のすっきりした作品になったのになあ、と思います。 オチの割りには作品が長いので、どうしても(ページ稼ぎのように)くどい文章になってしまった(ように思われてしまう)のだと思います(好意的に見れば)。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
連続刊行短編集の2冊め。『生』編の次は『死』編かと身構えたが、幸い致命傷で済んだ。むしろ生の方がビター、こちらWはユーモラスな語り口のものを集めた1冊である。あの、ね、ほらほら、はい、ねえ、でしょう、いやいやいや、死にます死にます、とまくし立てる語りに、パロディもあり、まず滑稽さが約束される。 主に会話が冗長ではあり、好き嫌いは出るだろうけど、ミステリとしてはそれがいい。こっそり紛れ込んでいる必要な手掛かりを、ともすればうざったく感じる会話に交えて読み流させるのも技のうち。 2本目は普通のねこちやんミステリだが、1・3本目は殊にアクが強い。ミステリとしておかしいだろと登場人物が韜晦し出すけども、見事な仕事だと感心はするがどこもおかしくはない。ユーモアミステリなら理屈もナンチャッテでいいだろうという惰弱な風潮の真逆を行くソリッドなもの。ゆるゆるな筆致で脱力オチでありながら、実質はちゃんとゴリゴリの本格ミステリにしてメタミステリしている芸。大満足。 これが倉知淳。実に倉知淳らしい作風の一種だ。本格ミステリ好きなら読むべし。創元のはユーモア味とシリアスミステリ味の分冊だったが、こちらはWが両要素持って来てユーモア本格ミステリだ。 なお、ねこちやんは出て来ても女子高生などいない。表紙に惹かれたら生チョコレートの方をどうぞ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
13年10月から二ヶ月連続刊行の二作目は,『メフィスト』で11-13年に掲載された三篇を収録. 前の巻でもうすうす感じていましたが,やはり冗長で回りくどいやり取りが多すぎます. 面倒くさいキャラクタを描くためとか,ボケを重ねる演出であることも理解はできますが, さすがにこの程度の薄さで,しかも連続刊行でとなると,あまり好意的には受け取れません. また,冒頭で少し先の場面を見せ,その後,溯ってはじめから…というのが二度あるのも, このページ数で繰り返すほどの見せ方とは思えず,こちらもいらぬ勘ぐりをしてしまいます. ただ,三つの話自体は,コミカルながらミステリとしてはどれもうまくまとめられており, ロジック,トリックとも「お!」と,軽くうならされるものが揃っているのは確かなところ. それだけにスムーズさに欠ける話運びが残念で,前巻もある分,少し厳しめの評価となります. なお,かわいらしいカバー絵は,もう一冊の『生チョコレート』とで一枚絵になるようです. | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 4件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|