惑星カロン
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2015年に出た単行本の文庫化。 シリーズ第5弾。「チェリーニの祝宴」「ヴァルプルギスの夜」「理由ありの旧校舎」「惑星カロン」の4話が収められている。 「理由ありの旧校舎」が楽しい。とんでもないネタが仕込まれており、にやりとさせられた。 「惑星カロン」は、いかにもな初野作品。生と死、生命の問題に向き合いつづけてきた著者らしい。 | ||||
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公立清水南高校という静岡県の学校を舞台に、吹奏学部に所属する穂村千夏(チカ)(視点人物・ワトソン役)と、上条春太(ハルタ)(探偵役)が活躍する、学園ミステリ連作短編集。 この通称「ハルチカ」シリーズも、私が知らない間に、アニメ放送があったらしく、評判は上々のようです。 第1弾「退出ゲーム」に始まり、「初恋ソムリエ」「空想オルガン」「千年ジュリエット」と続けて読んできて自分にとっては、嬉しい第5弾。 第1弾では、1年生だった二人も、第2弾では、2年生に。 このまま学年が上がるのかと思いきや、評価が高く、シリーズ化が目論まれたためか、2年生のまま、年齢は止まっています。 シリーズが続く限り、2年生のままかもしれません。 本書では、次の4編を収録。 1【チェリーニの祝宴─呪いの招待─】 2【ヴァルプルギスの夜─音楽暗号─】 3【理由ありの旧校舎─学園密室?─】 4【惑星カロン─人物消失─】 副題で、作品の輪郭は掴めるので、詳しい説明は省きます(もちろん、結末は題名から察せられるほど単純なものではありませんが)。 さて、「学園ミステリ」と分類されつつも、学園内に留まらない設定と真相で、意外性も十分な本シリーズ、本書では、ますますその感を強め、学園を飛びだした広がりを持った展開が、「学園ミステリ」らしくなく、逆に面白さを増しているように思います。 私のようなオジサン世代でも、違和感なく読めるのは、こんなところに理由があるのではないでしょうか。 私は、本シリーズでは、巻末の参考文献一覧を最初に読むのを楽しみにしています。 作品の収録順に記されているので、どの作品の参考文献なのか、見当は付くのですが、どうすれば、その作品に結び付くのか想像できず、いつも作品を読み終えて、そうか、そういう展開、真相だからか、と納得し、感慨を深めています。 シリーズも長期化してきて、当初の結末の衝撃度は薄まっているように思いますが、その分、主人公を取り巻く脇役の個性や人物描写に深みが増してきて、ますます楽しみな作品集になっている気がします。 多分第6弾は、発行されるでしょうから、そちらにも期待しています。 | ||||
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主人公の突貫娘の内声が暴走する学園スラップスティックが語り口のベースにあり、 しかし同時に 過去が謎に包まれた先生に率いられた学園部活熱血モノでありながら、 そして 歪んだ趣味を持つ男子高校生が活躍する「日常の謎」系ミステリーでもある。 凄いのは上記3要素が全て高い水準を保ちながら、 お互いを阻害することなくハーモニーを奏で、 一冊の最後で4つの連作短編が見事ぴたりと収束する構成手腕である。 本巻はシリーズ5作目。思わず笑ってしまうギャグセンスに溢れ、 学園モノらしい真っ直ぐな/心温まるメッセージを打ち出しながら ほろ苦い人生の哀しみもまた、謎解きに込めてきちんと見据えている。 引き続きこの手の小説の中では、群を抜く傑作である。 | ||||
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アイシールド21はアメフトのマンガ。 ハルチカシリーズとの共通点は、 【以下若干のネタバレ注意】 ともに門外漢(一般人)にはよくわかっていないパート・ポジションの必要性を解説するようにメンバーがそれぞれのエピソードとともに加わっていくところ。 で、双方ともにチームの人数不足をどう解消するのかをどう見せるのかが難しいところであった。 で、今作では、なるほどそうきたかという感じ。 アイシールド21ではボーナスステージ的に今までのライバルを仲間にして(これぞ少年ジャンプ)世界大会へと進んだがハルチカではそれはちょっと期待できない。 高校卒業後の展開があるのかないのか、先が楽しみ。 | ||||
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とても満足の5作目。 これまでの作品に登場してきた人も様々な形で出てくるので、他の方も書いているようにやはり過去作から読んでいった方が満足度は高くなると思います。 本作自体はそれぞれ独立したエピソードとしても読めますが、最終章で伏線も回収される具合もいいです。 4章目「理由ありの旧校舎」は、事件の背景は早い時点で分かりしたが、さらなる落ちが用意されていて学校の謎らしい作品だったのでは。 主人公ハルチカたちの高校生活も残り1年余り、日常の謎(にどどまらないものもありますが、)とともに普門館への道はどうなるのか次作を楽しみにしています。 | ||||
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