■スポンサードリンク


惑星カロン



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
惑星カロン
惑星カロン (角川文庫)

惑星カロンの評価: 4.11/5点 レビュー 9件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.11pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(4pt)

あなたとは誰なのか

2015年に出た単行本の文庫化。
 シリーズ第5弾。「チェリーニの祝宴」「ヴァルプルギスの夜」「理由ありの旧校舎」「惑星カロン」の4話が収められている。
 「理由ありの旧校舎」が楽しい。とんでもないネタが仕込まれており、にやりとさせられた。
 「惑星カロン」は、いかにもな初野作品。生と死、生命の問題に向き合いつづけてきた著者らしい。
惑星カロン (角川文庫)Amazon書評・レビュー:惑星カロン (角川文庫)より
4041051991
No.8:
(4pt)

個人的にうれしい第5弾

公立清水南高校という静岡県の学校を舞台に、吹奏学部に所属する穂村千夏(チカ)(視点人物・ワトソン役)と、上条春太(ハルタ)(探偵役)が活躍する、学園ミステリ連作短編集。
この通称「ハルチカ」シリーズも、私が知らない間に、アニメ放送があったらしく、評判は上々のようです。
第1弾「退出ゲーム」に始まり、「初恋ソムリエ」「空想オルガン」「千年ジュリエット」と続けて読んできて自分にとっては、嬉しい第5弾。

第1弾では、1年生だった二人も、第2弾では、2年生に。
このまま学年が上がるのかと思いきや、評価が高く、シリーズ化が目論まれたためか、2年生のまま、年齢は止まっています。
シリーズが続く限り、2年生のままかもしれません。

本書では、次の4編を収録。
1【チェリーニの祝宴─呪いの招待─】
2【ヴァルプルギスの夜─音楽暗号─】
3【理由ありの旧校舎─学園密室?─】
4【惑星カロン─人物消失─】
副題で、作品の輪郭は掴めるので、詳しい説明は省きます(もちろん、結末は題名から察せられるほど単純なものではありませんが)。

さて、「学園ミステリ」と分類されつつも、学園内に留まらない設定と真相で、意外性も十分な本シリーズ、本書では、ますますその感を強め、学園を飛びだした広がりを持った展開が、「学園ミステリ」らしくなく、逆に面白さを増しているように思います。
私のようなオジサン世代でも、違和感なく読めるのは、こんなところに理由があるのではないでしょうか。

私は、本シリーズでは、巻末の参考文献一覧を最初に読むのを楽しみにしています。
作品の収録順に記されているので、どの作品の参考文献なのか、見当は付くのですが、どうすれば、その作品に結び付くのか想像できず、いつも作品を読み終えて、そうか、そういう展開、真相だからか、と納得し、感慨を深めています。

シリーズも長期化してきて、当初の結末の衝撃度は薄まっているように思いますが、その分、主人公を取り巻く脇役の個性や人物描写に深みが増してきて、ますます楽しみな作品集になっている気がします。
多分第6弾は、発行されるでしょうから、そちらにも期待しています。
惑星カロンAmazon書評・レビュー:惑星カロンより
4041104769
No.7:
(5pt)

この手の小説の中では、群を抜く傑作である。

主人公の突貫娘の内声が暴走する学園スラップスティックが語り口のベースにあり、
しかし同時に
過去が謎に包まれた先生に率いられた学園部活熱血モノでありながら、
そして
歪んだ趣味を持つ男子高校生が活躍する「日常の謎」系ミステリーでもある。

凄いのは上記3要素が全て高い水準を保ちながら、
お互いを阻害することなくハーモニーを奏で、
一冊の最後で4つの連作短編が見事ぴたりと収束する構成手腕である。

本巻はシリーズ5作目。思わず笑ってしまうギャグセンスに溢れ、
学園モノらしい真っ直ぐな/心温まるメッセージを打ち出しながら
ほろ苦い人生の哀しみもまた、謎解きに込めてきちんと見据えている。
引き続きこの手の小説の中では、群を抜く傑作である。
惑星カロンAmazon書評・レビュー:惑星カロンより
4041104769
No.6:
(4pt)

アイシールド21とあわせて読みたい

アイシールド21はアメフトのマンガ。 ハルチカシリーズとの共通点は、 【以下若干のネタバレ注意】 ともに門外漢(一般人)にはよくわかっていないパート・ポジションの必要性を解説するようにメンバーがそれぞれのエピソードとともに加わっていくところ。 で、双方ともにチームの人数不足をどう解消するのかをどう見せるのかが難しいところであった。 で、今作では、なるほどそうきたかという感じ。 アイシールド21ではボーナスステージ的に今までのライバルを仲間にして(これぞ少年ジャンプ)世界大会へと進んだがハルチカではそれはちょっと期待できない。 高校卒業後の展開があるのかないのか、先が楽しみ。
惑星カロンAmazon書評・レビュー:惑星カロンより
4041104769
No.5:
(5pt)

待ちわびた5作目

とても満足の5作目。 これまでの作品に登場してきた人も様々な形で出てくるので、他の方も書いているようにやはり過去作から読んでいった方が満足度は高くなると思います。 本作自体はそれぞれ独立したエピソードとしても読めますが、最終章で伏線も回収される具合もいいです。 4章目「理由ありの旧校舎」は、事件の背景は早い時点で分かりしたが、さらなる落ちが用意されていて学校の謎らしい作品だったのでは。 主人公ハルチカたちの高校生活も残り1年余り、日常の謎(にどどまらないものもありますが、)とともに普門館への道はどうなるのか次作を楽しみにしています。
惑星カロンAmazon書評・レビュー:惑星カロンより
4041104769
No.4:
(4pt)

待ちくたびれた。

ようやく出ました第5弾! 初出一覧を見ると、ヴァルプルギスの夜が2012年。 チェリーニの祝宴と理由ありの旧校舎が2014年。 そして惑星カロンが2015年。 それを考えるとまあ仕方ないのかもしれません。 でも、待たせすぎなので星1つ減!! 内容はハルタとチカの高校二年の文化祭が終わってから冬を迎えるまでの話。 4話からなる連作です。 一気に読めてしまうので、じっくり読んで下さい。
惑星カロンAmazon書評・レビュー:惑星カロンより
4041104769
No.3:
(5pt)

ハルチカシリーズ第五巻

連作短編ということもありこの巻から読んでも一応話は楽しめますが、より話を楽しみたいのなら三巻の空想オルガンまで読むのをオススメします。

内容ですが、やっと初恋ソムリエまでのハルチカが帰ってきた、と読後に身震いしました。特に前の短編で設置された要素を全て集約させた『惑星カロン』の完成度には舌を巻きました。トリックを度外視した文章力で比較をするなら全てのハルチカシリーズ全ての短編の中でもトップクラスだと思います。個人的にはトップでした。
短編内のトリックは『チェリーニの祝宴』以外、一巻と二巻に比べて想像しやすいものになっていますが、その裏に隠された真実はやはりこのシリーズらしい、という結論ばかりでした。
一巻二巻で一区分、三巻四巻で一区分と作品の傾向ごとに分類されますがこの話はいずれにも当てはまらないと思います。
しいて言うならばその二つのハイブリッドかな、と思います。切なくも救われる、良い読後感を与えてくれる作品でした。
惑星カロンAmazon書評・レビュー:惑星カロンより
4041104769
No.2:
(1pt)

延期し過ぎて、現役高校生は卒業してしまいます

私は高校の教員でこのシリーズを1年生に生徒に勧めて次作を楽しみにしていましたが、延期に次ぐ延期で受験シーズンになってしまいました。 現役高校生の青春は短いのです。 計画通り出版して欲しいものです。
惑星カロンAmazon書評・レビュー:惑星カロンより
4041104769
No.1:
(5pt)

ハルチカシリーズ最新刊レビュー1番乗り~!!!

ハルチカシリーズ    H20、H21、H22、H24、H27

古典部シリーズ     H13、H14、H17、H19、H22

小市民シリーズ     H16、H18、H20

後発のハルチカシリーズが古典部シリーズに巻数で追いつきましたね。

米澤穂信が        H26直木賞ノミネートで

(安心してくださいwまだ受賞していませんよw)

ライトノベルと揶揄される両シリーズを避けたらますますハルチカ追い風ですね。

古典部シリーズ同様コミックエースでのコミック連載開始1月からはアニメ放送も

始まってえる同様チカもフィギュアになったらますますオタク作品扱いされそうですw

どこ目指しているのかハッキリしない古典部シリーズと違って

ハルチカシリーズは着着とメンバーを集めて普門館出場の目標が明確ですからねw

これって目指す地点が特にない金田一少年と違って後発のコナンが

(またコナンかよっていわれますねw)

黒の組織との決着ってゆ~最終ゴールを設定したのと似たライバル意識を感じますね。

前置きはさておき?&!がキャラクターの関係の進展なんぞよりはるかに気になる

謎解きゲームとしての今回の工夫はどうでしょうか乞うご期待!!!!!

 × × × × ×

また?&!のレビューを楽しみにしている2chさんから早速感想をいただきました。

いつもありがとうございます。

「お前の新しくレビューしてる本にも『ミステリ』とあるなw」

「お気に入りのシリーズにまでお前は初心者のバカだと否定されて、今どんな気分?w」

ザンネン!

?&!は初心者なのではなくて昔からの推理小説ファンなのですよw

ハヤカワミステリさんは大昔からミステリを使っていますが

?&!が中学時代から親しんだ角川文庫の乱歩全集や創元推理文庫の

解説でおなじみの中島河太郎(若い方はご存じでしょうかね?)は

国名シリーズを国名を冠して「ミステリー」で統一した作品と表現し

クリスティーのことは「ミステリー」の女王と呼んでいたのです。(ハヤカワ・ミステリ文庫でですよw)

ハヤカワミステリを基準にミステリが狭義でミステリーは広義なんて言い出したのは

1990年代以降に推理小説に親しむようになったお若い方方でしょう。   

mysteryをミステリーと呼ぼうがミステリと呼ぼうが所詮は

乱歩の時代から稚気だけの遊戯といわれてきた下司で低俗なだからこそ純文学なんかと違って

大衆を熱狂させるエンターテインメントなのです。

ミステリというのが上級者でミステリーというのは初心者なんだ~!!!

な~んてムキにならないで気楽に青春mysteryを楽しも~ではありませんかw

 × × × × ×

10月1日17:09「こいつ、本を読んでないじゃん」のコメントを下さったんぞまあさん。

安心してくださいw読んでますよw

せっかくアマゾンでひとつき以上前から予約して購入したのに読まないなんて

なんのための購入ですかw

ちなみに古典部シリーズやハルチカシリーズは日常の謎ですから

基本殺人も犯罪も扱わないから生徒にも安心して薦められるのがいいと思っています。

確かに読んだことが分かるもっと具体的なレビューをお望みなのでしょうか?

お望みとあらば編集追記しますよ。
惑星カロンAmazon書評・レビュー:惑星カロンより
4041104769

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!