ジャイロスコープ
- バスジャック (10)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.33pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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雑誌掲載の6作品に書き下ろし1作を加えた、文庫オリジナルの短編集。書かれた時期も掲載誌もばらばらだが最後の書き下ろしで、ぼんやりとテーマが見えてくる伊坂マジックが効いたエンターテイメント作品である。 | ||||
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新幹線の話は良かった | ||||
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短編は読者のために書き、長編は自分自身のために書いているとは伊坂幸太郎だが、短編は仕掛けがあり面白くしようとしていて作風があまり変わっていないとのことだ。だが私には、少し文章の感じがいつものそれとは違って感じた。書いた時期もバラバラだからそれがなんでもないことではあるのだが。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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感想なので個人の物差しや期待ですけど、私の求める伊坂さんはこれではない。 ちょっと面白いものが読みたいから、伊坂さんなら間違いないだろうと思って手にしましたが、一話目はまあまあ読めるとして、そこから先ページが進まなかったです。こんっな訳分からないだけのつまらない話書く人だったっけなという印象が。 一人では・・・は、やり口は伊坂さんらしいですがそこまでのつまらなさが引きずって、爆発力に欠けるし、設定もなんか無理矢理感が気になっちゃいました。 最後の読み切りも、伊坂さんてこんな風に違和感ありまくりで無理矢理繋ぐような方だったかしら。と言う気に。終わって良かったという気になってしまいました。 他の作品に期待します。 | ||||
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以下の七つの短篇を収録しています。 ★ 浜田青年ホントスカ (『晴れた日は謎を追って がまくら市事件』創元推理文庫。2014年12月) ★ ギア (「エソラ」vol. 3。2006年4月) ★ 二月下旬から三月上旬 (「新潮」2014年6月号) ★ if (「小説トリッパー」2015年夏号) ★ 一人では無理がある (「小説新潮」2014年12月号) ★ 彗星(すいせい)さんたち (『エール! 3 』実業之日本社文庫。2013年10月) ★ 後ろの声がうるさい (書き下ろし。2015年7月) 異形の生物〝セミンゴ〟の風変わりな生態が気にかかる「ギア」。新幹線の車内清掃の仕事が不思議なファンタジーへと行き着く「彗星さんたち」。この二篇が魅力的で、印象に残りました。 ひとつ選ぶとすれば、「彗星さんたち」かな。ファンタスティックな伊坂マジックがいいなあ、素敵やなあ思いました。 | ||||
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伊坂氏の作品が好きで、この一年、過去作から振り返るかのように、既読未読ともにいちから読んできました。 本作は短編集ですが、伊坂色がありつつもこれまでと趣を異にする作品でありました。 ・・・ その中でもSF色が強くこれまでと趣向が異なるのが「ギア」であったと思います。 近未来のディストピア的世界では「セミンゴ」に地表という地表が食い荒らされているのです。バスに乗り込んだ数名の老若男女と運転手との会話から徐々に様子が浮かび上がる。 ・・・ ちなみに私のお気に入りは、「一人では無理がある」と「彗星さんたち」。 「一人では無理がある」は、言わば「本当の」サンタクロースを営むNGOの話。 それぞれの家庭の事情からプレゼントなど望むべくもない子供にプレゼントを届ける団体の話。ここの人事がこれまた適材適所としか言えない個性的な人物をリクルーティングし、多少のトラブルがあっても、適切なプレゼントが子どもたちに配られるというもの。思いこの団体側の内情・視点から物語が描かれます。 「彗星さんたち」は、新幹線の清掃係の方々の話。 これまた当該業務に就く方々が個性的で、かつ遭遇するお客様が非常にユニーク。やや業界よりな所が気にかかるものの、倒れて意識の戻らないリーダー「鶴田さん」を思うそれぞれの視点がやがて新幹線で出会うお客様の様子と重なる様は秀逸。 そのほか、「浜田青年ホントスカ」「二月下旬から三月上旬」「if」「後ろの声がうるさい」を収録。どれも伊坂色が大なり小なり混じっているものの、どこか新たなエッセンスが感じられました。 ・・・ ということで伊坂氏の短編集でした。 そうそう、あとがきとして対談が掲載されていました。 15年を振り返ってと銘打って、デビューから15年間の作品を振り返るものです。そこに、作風の変化への意欲等も書かれていました。 まあ確かに、おんなじやり方を一定年限続けていると、少しやり方を変えてみようと思うものですよね。私も今の業務、10年続いてしまいました。そして少し飽きがあります笑。 当初はいつもの伊坂氏とちょっと違う、と少し違和感(不満?)がありました。とはいえ、ここから更に進化するのかもと思えば、この試みもまた将来の傑作への布石となるはず。今後の作品についてもまた期待しております。 | ||||
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振り切るのが伊坂さんの味だと思っていたけれど 今作はそれが鼻についてイライラしました。 3話まで頑張って読んだが、ここのレビューを見ると この先も同じようなので読むのをやめます。 | ||||
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“後ろの声がうるさい”の最後の手紙を読んだ後、再度、後ろの2人のやりとりを読み返すとクリスマスプレゼントのくだりで泣けました。 ただの伏線回収と思わせて、実はそうじゃない。 子を持つ親の涙腺を緩める話です。 | ||||
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