キャプテンサンダーボルト
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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上巻は面白く読めていたが | ||||
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久しぶりにワクワク、ドキドキしました。 | ||||
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井坂幸太郎ならではのセリフの言い回しは、合作でも生かされてます。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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なんとも釈然としないなぁ | ||||
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「村上病」という病気の情報を集めている桃沢瞳。病原菌による感染症で、致死率は70%である。 小中学校時代はエースピッチャーだった相葉時之。まともな仕事をしていない、不良である。今日は1300万円をだまし取られた仲間の柳崎(やなさき)のために、詐欺師に復讐をしようとしている。しかし、どうやら相手が違ったようだ。手違いで、ホテルの隣の部屋に行くべき人物が相葉たちのところに来て、本当の詐欺師は隣の部屋で殺された。そして、明らかに危険なロシア人3人が部屋に入ってくる。 ここは仲間のホテル従業員、田中のおかげで助かった。相葉は逃げて仙台に行く。 相葉には3000万円以上の借金がある。そもそも、それをチャラにするために今回の復讐に参加したのだ。 そして相葉とバッテリーを組んでいた元捕手の井ノ原悠。会社員で、営業の仕事をしている。家族もいる。普通のサラリーマンのようだが、金に困ってある副業をしていた。子どもの医療費に金がかかるのである。 どちらも金を必要としている。その2人が、仙台で再会した。相葉が逃げるときに持ってきたスマホがカネになりそうなのだが、かなり危険そうである。 最初は協力したくなさそうな井ノ原であったが、成り行きでこの金儲けに参加することになる。 奪ってきたスマホに入っている「お宝」とは何なのか。なぜ人を簡単に殺せる外国人が執拗に追ってくるのか。桃沢瞳はどういう役割を果たすのか。 阿部和重との共著ということで、いつもの伊坂幸太郎とは違うのだろうかと思っていたが、軽い会話や仙台が舞台の一部になるところなど、いつも通りの伊坂作品である。阿部和重と一場面ずつ別々に書いたというが、全然違和感はなかった。 「キャプテンサンダーボルト」という書名を見て、「ゴレンジャー」のような戦隊もののタイトルみたいだと思ったが、それは当たっていた。「鳴神戦隊サンダーボルト」という戦隊ドラマが作中に出てくるのだ(サンダーボルトというハリウッド映画も実在する)。ちなみに、この「鳴神戦隊サンダーボルト」は作品中でけっこう大事な役割を果たしている。 現在の状況を連想させる展開には少しぞっとする。ちょっと都合が良すぎる、と感じさせる部分もあるが、全体としては見事なエンターテインメントに仕上がっている。実力のある2人が組んだだけのことはあった。 | ||||
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上巻のほうがイキイキしてました。 下巻はなんか文体が野暮ったく、 セリフは昔の安い青春映画みたいで、 友情の表現が糞ダサくて、 ピンチと解決が予定調和で、 あまりにも都合よく、 エンディングまで含めて、 素人の描いた漫画みたいでした。 二人で書いてるからか、 もう少し練りこめそうな印象。 誤字っぽいのもあるし、 一人称と三人称がゴチャゴチャだし、 なんか、もう一人の人は知らんですが、 伊坂幸太郎さんの小説としては、 ずいぶんと抜いた仕事をしたもんだと、 ガッカリしてしまいました。 どのくらい苦労して書かれたのかは、 正直、ぼくは客なので知りません。 でもその苦労って、 〈合作〉という手法への苦労では? というふうに見えちゃうのですが、 いかがでしょうか。 なんか、 プロの書く小説には見えなかったです。 纏まりとしてはよくできてはいますが、 プロットが整っていれば、 それは面白さとイコールなのか。 満足感とは無関係ではないのか。 プロットのしっかりとした、 退屈な話を読むよりは、 いきあたりばったりの、 ハラハラドキドキする、 個性的で意外性があり、 プロの丁寧さを感じる作品のほうが、 読者は嬉しいです。 伏線を回収したからオーケー、 では、ないですよね? ムダな部分が引き算できておらず、 ページかせぎかってほどに、 中弛みがすごいのもこれ、 合作が原因じゃないのでしょうか? ロードムービー風にしたかった。 バディものにしたかった。 で、その形をなぞってみた。 ヒロインも入れてみた。 なんか全部、記号みたいです。 面白い!! を満点だとしたら、 これは『読めなくはない』という、 満点の半分くらいだと思います。 上下巻と話が長いので、 よけいにムダが多く感じました。 ダラダラと移動を描くことが、 苦労や困難に負けず、 最後まで諦めない気持ちを、 描くことなのでしょうか? 道を右に行った、左に行った、 坂を登り、何号線を南下した、 みたいのを繰り返すのは、 文字表現のワンシーンとして、 優れた表現なのでしょうか? ぼくは、眠たかったです。 | ||||
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コーエン兄弟みたいな、 脅迫と挑発と追いかけっこ。 ギャングみたいのとか、 過激派みたいのとか、 正体不明な怖ろしい男。 人違いでトラブルに巻き込まれ、 関係ないのに同行する友人。 (悪友同士の会話がこの物語の、 楽しさの全てと言っても過言じゃない) 国家だの警察だのが出てきて、 スパイみたいに事件を調査する、 謎の女が男を惑わす。 なんて感じで、 よくあるっちゃあるし、 古臭いっちゃ古臭いけど、 面白いっちゃ面白いので、 先を楽しみにしながら読めます。 弱点は、 ハラハラも薀蓄もギャグも、 薄味が続くってとこでしょうか。 眠くなることは何度もありました。 なので★はひとつ削り、 4つにしました。 女にしかない脂肪の成分に、 男が本能で惹かれる説は、 面白いなと思いました。 オープニングからいきなり、 その説がぶち込まれるので、 へぇーと、 心を掴まれました。 引っ張り込む力に対して、 ちと話がうだうだと長いかな。 | ||||
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伊坂さんはずっと読んでいて、阿部さんは初めてです。今回も伊坂さんが書いているから読みましたが、頑張りましたが3分の2辺りで力尽きました。あとは読むと言うより目で追っただけです。 二人の作者の書き方に違いがあるのは仕方がないのでこの際良いです。とにかく、つまらない。色々出てくるのに全然面白くならない。伏線の回収も鮮やかという感じではなく「ふーん」と力が抜けていく。なんか、普通気付かない?とか疑問に思う点が多く、宝が宝がとそればかり言っているのですが、14,5の子供じゃないんだから展開的に宝じゃないってちょっとでも過ぎらない?って思ってしまいました。犬まで出てくるのに、犬の魅力もイマイチ。あと、野球が辛い。ことごとく野球が絡みすぎてて辛い。伊坂さんて野球のネタの本出してるけど、あれと同じ辛さを感じた。野球嫌いじゃないけど詳しくないから全然面白くない。この本は唯一桃沢さんが可愛いのが良いことかな。でも、キャラクターのイラストはいらない。想像したい派だから(笑) | ||||
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