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シーソーモンスター



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    初公開日(参考)2019年04月
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    シーソーモンスター (中公文庫, い117-2)

    2022年10月21日 シーソーモンスター (中公文庫, い117-2)

    バブルに沸く昭和後期。一見、平凡な家庭の北山家では、元情報員の妻宮子が姑セツと熾烈な争いを繰り広げていた。(「シーソーモンスター」) アナログに回帰した近未来。配達人の水戸は、一通の手紙をきっかけに、ある事件に巻き込まれ、因縁の相手檜山に追われる。(「スピンモンスター」) 時空を超えて繋がる二つの物語。「運命」は、変えることができるのか――。(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.75pt

    シーソーモンスターの総合評価:7.30/10点レビュー 53件。Bランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全4件 1~4 1/1ページ
    No.4:
    (8pt)

    シーソーモンスターの感想

    まさに伊坂幸太郎ワールド
    正体のわからないものから逃げるストーリーは「ゴールデンスランパー」を彷彿とさせる。
    そんなことある?って所もありますが、独特のユーモアと言うことで。

    Hidezo
    GX0TU62Y
    No.3:
    (7pt)

    人間は争うように造られている?

    中央公論新社130周年記念で発刊された「小説BOC」の企画、8人の作家が同じテーマで、しかし時代を変えて競作するという「螺旋プロジェクト」の作品として書かれた2作品を収めた中編集である。
    1作目は昭和のバブル期を舞台にした「シーソーモンスター」で、2作目は2050年代を舞台にした「スピンモンスター」。どちらも「日本を舞台に二つの一族が対立する」という企画のルールに基づき、海族と山族が宿命的に対立し、争う姿を描いているのだが、「シーソー」は嫁と義母の対立、「スピン」は同じ体験をして来た同級生の対立という、伊坂幸太郎らしい焦点のずらし方が効果的でユーモラス。「人はなぜ争うのか」という、まともに挑戦すれば重すぎるテーマを実に見事にエンターテイメントに仕上げている。
    競作企画とは言え独立した作品なので、他の作家の作品を読んでいなくても問題なく楽しめる。伊坂幸太郎ファンには安心してオススメする。

    iisan
    927253Y1
    No.2:
    (8pt)

    連作の中の一冊です。

    シーソーモンスターとスピンモンスターの2部作です。完全に独立しているのかと思いましたが、読んでみると繋がりが有ることがわかり、その分後半作のスピンの方が、ワクワク感もあり楽しめました。
    ただ、最後にどうなるのかという期待感が高まった割には、最後の結末が若干拍子抜けでした。
    そして、最後の最後に、この作品が完全に独立した作品ではなく、❮螺旋プロジェクト❯という作品群の一つであることを知り、こうした終わり方をしたのかなと、感じました。
    ということもあり、ついでに、このプロジェクトの最終作品[天使も怪物も眠る夜]も読んでみようかなと思っているところです。

    マッチマッチ
    L6YVSIUN
    No.1:
    (4pt)

    シーソーモンスターの感想

    シーソモンスタ
    予備知識なしに伊坂を読むと何系の話なのか期待と不安がある。
    嫁姑問題と米ソ問題を考えながら 面白い会話で最後まで
    読めますが 何も残らなかった印象が残った。
    スピンモンスタ
    手塚治虫の「火の鳥」を思い出した。
    伊坂の別作品を思い出した。
    こんな物で終わってしまった。

    小説しては楽しみながら一気に読めますが
    イマイチ感が残った

    jethro tull
    1MWR4UH4
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.49:
    (4pt)

    前半の表題作「シーソーモンスター」は、予想以上に良かったです。わくわく、はらはら、面白かったなあ。

    主人公の人生に、〈海族〉〈山族〉の宿命の対立が絡(から)まる二篇を収録。

    激化する嫁姑(よめしゅうとめ)問題を描いた前半の「シーソーモンスター」が面白かったです。
    昭和最後のバブル景気の世相、その当時の雰囲気が巧みにとらえられていて、懐かしい肌触りを感じました。
    宮子(みやこ)と北山(きたやま)セツとの嫁姑戦争も、どこかコミカルな雰囲気もあって、シンプルなストーリー展開とともに楽しめましたね。

    一方、後半の「スピンモンスター」の話は、いまいち乗り切れなかったなあ。特に、話の前半の展開がダメで、途中で読むのをやめようかと思ったくらい。やがて、前段「シーソーモンスター」の登場人物が出てくる辺りから話に疾走感が生まれて面白くなってきたので、途中で投げ出さなくて良かったんですけど。

    この話のなかである人物が言う以下の台詞は、現在進行形で行われている戦争(イスラエルによるガザへの侵攻とか、ロシアによるウクライナへの侵略だとか)へと思いを致(いた)すものがあって、「うーむ」となりましたね。
    《領土ができたら争いが起きる。どの時代、どの場所でもな、国境が近い国同士ではトラブルが起きる。仲の良い隣国なんて存在しない。》中公文庫 p.421
    《対立する者同士でも、相手のことを知ろうとすることはできる。いや、相手のことを知ろうとすることは大事なことだ。対立していると、相手のことは歪(ゆが)んでしか見えなくなるらしいからな。知ろうとしなければ、敵はいつまでも敵のままだ。》p.455

    伊坂幸太郎さんがほかの作家に呼びかけて生まれた〈螺旋(らせん)プロジェクト〉の一環(いっかん)として生まれた作品。
    プロジェクトの概要を記した文庫冒頭、カラー八頁が、なかなかに良い出来栄え。〈螺旋〉年表と人物イラストが、殊にナイス!でした。
    シーソーモンスターAmazon書評・レビュー:シーソーモンスターより
    412005182X
    No.48:
    (3pt)

    プレゼント用 良かったとの回答

    プレゼント用で不明
    シーソーモンスターAmazon書評・レビュー:シーソーモンスターより
    412005182X
    No.47:
    (4pt)

    これぞ伊坂幸太郎と思えるオチと展開、疾走感

    さすが伊坂幸太郎と言えるオチと展開の素早さ、疾走感。30分気晴らしに読むつもりが、読み始めたら止まられず2時間半。
    楽しくワクワク出来る。
    シーソーモンスターAmazon書評・レビュー:シーソーモンスターより
    412005182X
    No.46:
    (3pt)

    争いたくなる気持ちはわかる。だけど、

    八人の作家による競作・螺旋プロジェクトのなかの一冊。昭和のバブル時代、そして人工知能が発達した近未来が舞台の二篇が収録されており、二篇共に「山族と海族の対立を描く」などの共通テーマが組み込まれている。「絶対こうはならないだろう」といった世界を書くことが多いとあとがきにあったが、伊坂さんが描く近未来SFは実現率が高いからちょっと恐ろしい。
    ストーリーはそれぞれ毛色が違い、個人的には表題作の『シーソーモンスター』の方が軽い気持ちで読めて好きだった。『スピンモンスター』は別作品の『魔王』に作風が近い気がしたのでそちらも読み返してみると、同じく「宮沢賢治」「国家」「対決」がキーワードになっていたので驚いた。偶然かもしれないが、ファンからするとこういうちょっとした繋がりが嬉しい。

    『スピンモンスター』の中での、「平和は努力しないと現れない。努力しても平和になるかどうかは分からないが、少なくとも何もしなければ、争いは起きる」という言葉に、今現在も他国間で起きている戦争を重ねてしまう。ただ暢気に暮らしていれば永遠に平和が続くと勘違いをしていた。平和は、願っているだけじゃだめなんだ。
    シーソーモンスターAmazon書評・レビュー:シーソーモンスターより
    412005182X
    No.45:
    (3pt)

    なんとなくモヤモヤ

    これを言ったら元も子もないが、海と山の話自体が押しつけがましくて、
    自分にとっては今一つの作品でした。
    シーソーモンスターAmazon書評・レビュー:シーソーモンスターより
    412005182X



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