クジラアタマの王様
【この小説が収録されている参考書籍】 |
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| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.00pt | ||||||||
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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新型コロナウイルスの前に書かれたとは。 | ||||
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おなじみの伊坂ワールド | ||||
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2019年の書き下ろしなのに、まるで20年からの新型コロナ騒動を予知していたかのような内容に驚かされる。さらに、小説とイラスト(挿画というより劇画的な)との組み合わせも効果的で、いろいろな意味でインパクトがある作品だ。 | ||||
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まんがとのコラボは良かった。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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| 砂漠は面白かったし、オーファーザーも良かった。これはダメ。最初の30ページまでは読めたが、あとは、兎に角、話の筋の現実味と面白みが無い。この作家は当たり外れが激しすぎ。 | ||||
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| 伊坂作品の中でも、ストーリー展開以上にひときわ文章力が目立つ作品である。伊坂氏特有の軽妙洒脱な文章はとにかく読みやすく、絶対に途中で飽きさせることがない。特に、物語の途中途中に出て来る夢の中の世界を、文章だけでなく紙芝居を観ているような素敵な絵が効果を上げている。伊坂作品の中では初めての試みだろう。そしてそれが成功している。さらに、軽妙洒脱な文だけでなく、臨場感のある文章力も向上しているのだ。一例を挙げれば、P174のライブ会場での表現がある。「〜歌声が美しい和音を作り出し、陶然とさせられたかと思えばきびきびと跳ね回るダンスが、僕たちの体を内側から叩いてくる。〜」この文章の中で「僕たちの体を内側から叩いてくる。」とさりげなく書かれているが、このような文は並みの作家ではなかなか書けるものではない。つまり、「内側から体を叩く」とは、どのような状態なのかを読者それぞれに、いろいろな想像をさせてくれる文章なのだ。読者の自由奔放な想像力を掻き立ててくれる文章が、他にもまだまだたくさんちりばめられている。それこそが、怪鳥ハシビロコウならぬクジラアタマの王様のゲーム感覚をも含んだ、真の姿であり一番の楽しみ方なのかもしれない。 | ||||
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| 本作は伊坂さんの新たな切り口が見られる作品だと思う。私がいつも読んでいる伊坂作品は殺人事件をベースにした作品が多かったが今作はサラリーマンの日常的な場面から始まり共感できることがあり応援したくなるが夢の中で自分はオートで動かされ、それが現実世界と結びつくというファンタジーな世界戦だが違和感なく読むことができ、コミックパート果たす役割が垣間見える作品です。 | ||||
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| どんでん返しや疾走感あふれるストーリー、爽快な読後感を味わいたい人には向かないかも。シンプルなエンタメ作品で、物語は読みやすく、最後まで飽きずに読めた。ただ、『ペッパーズ・ゴースト』や『逆ソクラテス』を読んだ後だったので、少し物足りなさを感じた。両作品にあるような教訓は積極的に示されておらず、登場人物たちにも共感しづらかった。また、本書の究極の謎である「2つの世界」のつながりについては、謎解きがなされず、読者に委ねられる。そのため、最後少しモヤモヤした。シンプルに物語を楽しみたい人におすすめ。 | ||||
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| 「ゴールデンスランバー」「アヒルと鴨のコインロッカー」「マリアビートル」「死神の精度」などが人生で最も好きな小説に入るなかで、著者の近年の作品にはうーんと首を捻りたくなる作品が多かった。 当作品もあまり期待はしていなかったものの過去の作品の感動をもう一度味わいたいがために、今度こそ!と思い手に取って読んでみた。が、やっぱり期待ハズレだった。 本書がイマイチと感じる点で致命的なのがテーマに全く添ってないことだと感じる。というのも作者が描きたい事柄(序盤のクレーム対処の作法や、夢が現実に影響を与えるSF要素、過去の人物たちの伏線等)は分かるのだが、何を伝えたいのかが不鮮明である。 過去の作品を例に出すとアヒルと鴨のコインロッカーでは ・やりたいこと 友人の復讐のために巻き込まれていく主人公 ・伝えたいこと 日本人の外国人に対する潜在的な嫌悪感 ブータンと日本の死生観、宗教の違い が挙げられる 今作では ワクチンを巡る争いから「真の正義は勝つ」みたいなことを伝えたいのかなと思ったが物語後半に突飛に出てくるのであまり腑に落ちない。伝えたいことがはっきりしていないから、ページ数の割に内容があっさりしていると感じてしまうのかもしれない。 近年の作者の作品についてあまりいい評判を耳にしないが、過去に素晴らしい作品を世に放ち続けてきたのは紛れもなく著者なのである。これからも辛抱強く期待を胸に傑作を待ち続けたい | ||||
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