(アンソロジー)
あなたの不幸は蜜の味
- イヤミス (74)
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イヤミス傑作選とありますので、興味のあるけど読んだことがない人に ピッタリです。6人の作家の短編集なので読みやすいですし、次読む本 探しにちょうどいいと思います。 いつまで大人になれない人、コンプレックスを持つ人、思い込みが激し い人、恨みを抱く続ける人、いろんな人が出てきて面白いです。 自分好みの作家、ストーリーが見つかるかもしれません。 私は、気に入りは、沼田まほかるさんのエトワールです。 | ||||
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収録作品の感想などをごく短くご紹介します。 「石蕗南地区の放火」(辻村深月) なんにせよ期待を裏切られると腹が立つ。世間を勝手に解釈していたのは自分でした(笑) イヤミスというよりブラックユーモア。 「贅肉」(小池真理子) 過食症の姉妹。過食症になる理由が悲しい。 「エトワール」(沼田まほかる) ちょっと想像を絶する設定。マザコン男の究極? 「実家」(新津きよみ) 老後をある程度心豊かに生きるためには幾ばくかのお金が必要です。それがなければ、今までの人生の全てを突然否定されることになりかねません。お気を付けを。 「祝辞」(乃南アサ) 最後のスピーチが傑作。よくありそうなラストではありますが。 「おたすけぶち」(宮部みゆき) 事故を起こして「おたすけ淵」に沈んで死んだと思っていた兄。ところが・・・。 気軽に読めて一部ではありますがスカっとします? | ||||
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6人の女性作家さんたちの、イヤミス短編集が読めます。 どなたの作品も良かったですが、私は特に新津きよみさんの『実家』 沼田まほかるさんの『エトワール』 宮部みゆきさんの『おたすけぶち』が秀逸だと感じました。 乃南アサさんの『祝辞』は少し怖くて、ゾワリ。 辻村深月さんの『石蕗南地区の放火』の主人公、笙子の気持ちは自分に近いのか、一番よくわかりました。 | ||||
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元々沼田さんが好きということもありますが、ぞっとして、もう一度自分の心をのぞきたくなるような凄みがあります。センスだなあと思いました。 | ||||
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この短編集のタイトル「あなたの不幸は蜜の味」からして、誰か近い人間の不幸をほくそ笑む輩を 描いたものかと勝手に想像していたが、どうもそうではなかったようだ。よく見ると「イヤミス傑作選」 とある。イヤミスとは読んだ後にいやな感じが残るミステリーという意味らしい。敢えて、こじつけて考えると 善人、あるいは言うほど悪い人間ではないものが期せずして不幸をしょい込み、それをにたっと 笑うのが読者ということだろうか。少なくとも、私は登場人物の「不幸」をニタっと笑うことはなかったが。 気鋭の女流作家6名によるミステリー、それぞれ結構レベルが高いのは事実。ミステリーというしか、同じ カテゴリーで括ることはは難しいが、その中で私が気に入ったのは、沼田まほかるの「エトワール」と 新津きよみの「実家」。前者では、不倫の末妻のある男と結ばれた女性の心理的葛藤が描かれるが、 いつまでも男の妻の残像に悩まされる。そして、あっと言う結末が。ヒチコックの名作「サイコ」を彷彿させる 秀作だ。後者は、3人の子供たちにも冷たくされ、夫にも浮気された普通の老婦人の物語。唯一 楽しみにしていた実家の遺産も入って来なくなった彼女が取った行動と皮肉な結末とは。 やはり手練れの女流作家が描く「女の世界」は面白い。 | ||||
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