カケラ
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体型ルッキズムを中心に、「ポイズンドーター」とも通じる母娘間の話とか、学内ヒエラルキーとかについてオーソドックスな藪の中スタイルで、関係者たちの独白によって徐々に自殺少女の謎に迫る。 第一章の「急激な中年太りに焦るアラフォー女性」の語り口がリアルでもありコントみたいでもあり、面白い。 | ||||
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私自身が容姿に意識を向ける10代女性だからこそ読んでよかったと思いました。今の10代は多くがスマホを通して美容に以前より詳しくなっていると思います。メイクやアイプチといった気軽なものから整形、そのためのお金の稼ぎ方について興味を持つ子も少なくないはずです。その興味の大半は「もっと美しくなって/可愛くなって、もっと幸せになりたい」というように、0の現状からプラスの未来へとの変化を望むものかと思いますが、その背景には自分が望むような幸せを手にしていない自分への強い不満足があると思います。 SNSの投稿を見て、人の容姿や生活を羨み「こんな風に幸せになれないのは私の可愛さが足りないせいだ」と思い込んで、痩せる、食事ができなくなる、整形がしたくなる。整形に詳しいアカウントを多くフォローして、整形していることがいつのまにか当たり前になる。整形が現実的な選択肢となる。もちろんこのような例だけではありませんが、私が知る整形への感覚の変化はこのように生じます。 今書いたほどではありませんが、私も同じような流れでルッキズムを強く内面化しています。みんなから可愛いと言われる人以外が自分の容姿を受け入れてしまって、可愛いとは言わないまでも満足するのは怠慢だと思い込んでしまっている部分がありました。少なくとも、自分が幸福になるには現状より良い容姿にならなくてはならないのだと思っていました。 しかし、作中の登場人物は多くが整形を希望する一方で大半が自分の元来の容姿には満足しています。生まれつきの美しさが損なわれてしまったので回復する、元々美しいけれどより美しくなる方法が見つかったから整形する、あるいは最初から自分の容姿を誇りこそしないが満足している人物も複数います。 整形や美への執着という自分にとって関心の強いテーマで描かれた作品ですが、各登場人物における不思議な自己肯定感が自分の心に積み重なって、安心という1つの形にまとまったような感覚になりました。 これまでも湊かなえさんの本は好きでよく読むのですが、湊かなえさんの作品には、人間的な醜さが鮮やかに描かれながらも根底に作品そのものによるこうした醜さの肯定がある気がして、その醜さに共感しながら勇気づけられる側面があると思います。読むたびに、自分の正しいところ、よいところを評価する自己肯定感とは別の、自分そのものを一旦受け止める気持ちができた気がします。 | ||||
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私は、告白から入った俄湊かなえファンです。全て読破すべく、この本を手にとりました。私にすれば、読み進めるのが、苦行です。私の読解力が未熟なのかなあ。また湊かなえさんの作品を逍遥したら、読み返すとします。 でも初心者の私には苦痛です。とにかく最後迄読了します。 | ||||
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ものすごいどんでん返しまではいかず、現代社会の闇を写し出してる描写が多かった印象。 | ||||
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一方的な喋りが続いて読みづらいし、集中できず半分で挫折。頭が疲れました。 | ||||
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