贖罪
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初版刊行(参考)
種別
長編
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189回
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あらすじ
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評判
贖罪の評価:
6.50/10点 レビュー 12件。 B ランク
贖罪の総合評価:
6.99/10点 レビュー 268件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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田舎町で起こった少女の死を出発点として物語は始まります。殺されたのは都会から越してきた少女、エミリちゃん。
4人の友だちとプール際で遊んでいたところ、男に声をかけられます。困っているから誰か一人、助けてくれないか。エミリちゃんが指名され、時間が経てど戻ってこないことを心配した一人が見に行くと、変わり果てた姿のエミリちゃんが、、、。
かなり胸くそ悪い事件で幕を開け、湊かなえらしい作品と思いました。物語の本筋は、エミリちゃんを連れ去った男を目撃した四人の少女ら、彼女らがエミリちゃんの母親から償えと言われ、その後どういう人生を選んだのか。
第一作の『告白』同様、視点人物の台詞や手記形式で物語は進みます。
四人の少女には、すべて不幸が訪れます。そのなかにも胸くそ悪いエピソードが豊富で、イヤミスの女王と呼ばれるだけのことはあります。なかでも『くまの兄妹』は、かなり後味が悪い話でした。
そして最後、エミリちゃんの母親視点の語り。ここが一番の見どころです。都心から田舎へ、仕事の都合で引越し、地域ギャップにより周囲と馴染めない葛藤、娘を無惨にに殺され発狂した心情などなど、丁寧に描写されていました。と同時に、なぜエミリちゃんが狙われたのか知ります。ここが、本書での驚かせポイントでしょう。
四人の少女に不幸が連鎖した理由がそれっぼく描かれていましたが、こじつけっぽく思えたのがマイナスでした。それと、スカッとした騙されたという感覚も覚えなかったのもマイナス点です。
エミリちゃんの母親の心境の変化も理解しがたかったです。そもそも、わずか小学生の少女らに、面と向かって「償え」と言うのもやり過ぎだと思いますが、、、。
レビューを見れば、いろいろと深い考察をされている方がいて、なるほどなと思いました。本書に描かれていない裏のストーリーを考察していて、深読み必至の小説かもしれません。
今回が二度目の再読となりまして、最初に読み終わってから何年も経ち、ストーリーを忘れているところがあったので、新鮮な気持ちで読み進めました。ただ、三度目の再読はもうないでしょう。かなり重たい話なので、イヤミスに飢えてる方はどうぞ。