白ゆき姫殺人事件



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初公開日(参考)2012年07月
分類

長編小説

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白ゆき姫殺人事件

2012年07月26日 白ゆき姫殺人事件

疑惑の女性の周囲をとりまく、「噂話」の嵐 「あの事件の犯人、隣の課の城野さんらしいよ・・・」美女OLが惨殺された不可解な事件を巡り、一人の女に疑惑の目が集まった。噂が噂を増幅する。果たして彼女は残忍な魔女なのか、それとも──。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.64pt

白ゆき姫殺人事件の総合評価:6.01/10点レビュー 194件。Cランク


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全11件 1~11 1/1ページ
No.11:
(7pt)

性格の悪い人間の方が、外から見ている分には面白い

とある美女の殺人事件について、フリーライターが友人の女性の口コミを口切りに、事件と時を同じくして行方をくらませている容疑者最有力候補の女性について独自に取材調査を行い、自身のSNSや雑誌記事に取材情報を多分な誇張・歪曲表現を用いて発信していく様子が描かれる、リアルかつ異色なミステリです。

多くの人の視点で事件が語られますが、視点ごとに事件の印象や形がコロコロと変ってしまうという構成や
人間の醜さ、いやらしさが存分に出ているけれど、それが不快感よりは話を面白くする絶妙のスパイス(むしろメインディッシュ?)になっている作風など
この作品も彼女の作品「らしさ」が存分に出ていました。

文章だけでなく、SNSのやりとりやゴシップ雑誌の記事が資料として組み込まれているという手法が斬新かつ妙なリアリティを産んでいて面白かったですが、SMSや記事の部分は全部巻末にまとめられて、章の終わりごとに参照ページが書かれると言う形式だったため、どういう順番に読めばいいのかちょっと混乱しました。
実際の所私のように、章の終わりごとにその都度資料に飛んで読んでもいいし、最後にまとめて読むのでもいいし、極論読まなくても大丈夫っぽいですが、章の終わりごとに挿入するのではダメだったんでしょうかね?

真相そのものは面白かったですがラストはやや尻すぼみな印象でした。


▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.10:
(8pt)

白ゆき姫殺人事件、感想&備忘録


▼以下、ネタバレ感想

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ナタ
9AJ0TZ5W
No.9:
(7pt)

顔がかわいいのがお姫様、そうでないのが魔女??


▼以下、ネタバレ感想

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ショボタン
UORQC5SN
No.8:
(5pt)

誰を信じればいい!?

いつもの湊かなえ作品のように、様々な人の証言を綴った構成で物語は進んで行きます。
いろんな人が同じ事件や出来事について語っているのに、全く捉え方が違っているというのは、実際に現実でもよくあることだと思います。それが自分に関係のあることでも他人のことでも。この作品でもそのような思い違いや、主観が大きく入った誇張によってみんなが振り回されるという作品です。SNSを用いた会話や週刊誌が、混乱や誤解を呼ぶという現実をうまく描写していると思いました。
特徴として、湊かなえ作品全般に言えますが、どの証言も嘘や誇張が混じっていて誰を信じればいいかなどは読み手の自由であると感じます。もちろん全員が嘘つきであるとも考えられますが。ただ、今作では犯人が明確に書かれているので読後のスッキリ感は他の作品よりありました。

▼以下、ネタバレ感想

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陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03
No.7:
(7pt)

白ゆき姫殺人事件の感想

湊かなえさんの作品は「告白」「夜行観覧車」に続いて3作目。
何れもが、事件の関係者が取材を受けて一人語りするというパターンの小説でした。
正直読み始めて「またこれか」と思ったのですが、この作品は、これまでの2作品とは違うかな。
登場人物の証言から「人間の闇の部分」を浮き彫りにした「告白」あたりと比較すると、この作品の場合は、脚色されたり盛られたりと、如何に不確かな情報が多いかという点に重きをおいているように感じました。
その分「告白」と比べると軽いのですが、女性証言者の、嫉妬からくるイメージの捏造なんかは聞いていてゾッとしますね。
女性って必要以上に周りの目を気にするいきものなんですね。そう言われてみれば自分の周りにもいるような気がしますよ。怖いです。
男性の証言にはそういうところないですものね。

この作品で特徴的なのは、この事件の事を書いた週刊誌の記事のページや、SNSのタイムライン画面が、かなりのページを割いて挿入されている事です。
関係者に取材をした記者が書いた記事であり、記者本人のSNSページである事は明白です。
最初は「何だこれ」だったのですが、読んでみると、各章の関係者の証言と一致していない内容が含まれている事が分かります。
発信する側の表現が曖昧過ぎて、これでは受け取る側が間違って解釈するかも知れないじゃないか、な話ではないのです。
部数を伸ばすため、SNSで目立つための捏造や誇張。
これを表現するのに非常に効果的な手法だったと言えますね。

で、またしても後味が悪い小説となるわけですが・・・
実際にこういう事があるのだとしたら怖いですね。まぁあるんでしょうね。

梁山泊
MTNH2G0O
No.6:
(10pt)

女も怖いが男も怖い

ちゃっかり弁当を平らげたクセにストーカー扱いしてくる上司。走る姿をイノシシ扱いする同僚。おまけに実の父からも火のないところに煙は立たないと言われるなんて美姫哀れ。湊かなえさんの作品の感想にはよく女は怖いとか女の怖さを感じるとか書かれるが、よく読むと男も怖い。というか残酷。この作品は特に。思ったことを素直に口にしたり嘘さえつかなきゃ良いってもんじゃないよアンタら。読んだ人の価値観や性別にもよるのだろうが、ある意味嫉妬や何やらで嘘をついている女より怖い。

ヘッポコ屋敷嬢
XG82ACXM
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

言葉の力

人一人の力の限界は限られている。
それはどんなことでもそうだろう。
言葉も一緒だ。人一人の言葉は社会や組織に対して、発言力を持たない限りはどんな言葉でも無視されていく。
しかし、数を増してくると言葉は力を持つようになってくる。
そして、力を持つ言葉に人は同調する。

特に現代社会はネットによってどんな人間でも世間に言葉を発信しやすい。
それが簡単なためか、人はどんな事でも口にする。
そして、その言葉が力を持つようになってくると、発信者の意図しない所で人を傷つけるようになる。
だからこそ、人は今一度言葉の力というものを再認識すべきだろう。

Jackman
NU5QUKW7
No.4:
(6pt)

白ゆき姫殺人事件の感想

ネットでの炎上・マスコミによるデマ拡散といった社会問題を背景にしながら、関係者の独白という形で事件の真相が探られていく。関係資料を最後に読んでしまったため問題編と解決編のような読み方になってしまいましたが、「どんなに憶測を重ねても一般人やマスコミは警察にはかなわない」という一種のアンチテーゼのようにも受け取れる結末と、読者の感情をミスリードする構成は面白かったです(笑)。

水生
89I2I7TQ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

白ゆき姫殺人事件の感想

格好はちゃんとしたミステリではあるが、かなり冒険的なレイアウトで書かれている。この作品に合った手法なのでこの場合は良いと思うが、このスタイルはこれだけにして欲しい。人が人を評価するのはその人の主観でしかない。
だから色々な人物像が語られる。しかし、その人の本質を的確に表現することは非常に難しい。そしてしょせん他人事という無責任さがオーバーな表現になったり、見当違いな見方になったりする。肉親であってもこの点は避けられない。
マスコミに追いつめられる一人の女性。ネット社会の弊害こそが問題であると作者は思っているのかな。すぐ実名を晒す無責任な掲示板好きの輩。この物語の中に出てくる人間はみんな歪だ。ルポライターという職業の人間でさえ
許しがたい軽薄さで動く。救いの無い物語であるが主人公のモノローグがこの本のすべて。身も心もキレイな美人女性はこの世にはいない、独身男性はこの教訓を忘れずに。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.2:
(5pt)
【ネタバレかも!?】 (2件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

白ゆき姫殺人事件の感想

映画化されるということもあり、読んでみた。湊かなえらしい構成で、視点によって、解釈が変わったり、都合の良い説明をしたりと、なるほどと思いながら読めた。ただ、最後はどうしてそうなるの?と言いたくなるような感じなので、もう少し深みがあると良いと思った。

ビッケ
K1LY4PU3
No.1:
(3pt)

白ゆき姫殺人事件の感想

視点は良いけど、ストーリーがイマイチでした。
添付資料が読みにくいこの上ない。
湊作品にしてはひねりも少なく、駄作かな…。

ぺこりん12
M5MH63SF
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