高校入試
- 入学試験 (2)
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高校入試の総合評価:
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全4件 1~4 1/1ページ
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登場人物が多かったのか、先生の相関が最後になるまで分かりづらかった | ||||
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湊作品にしてはドロドロさが少ない(笑) | ||||
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人物関係と進め方に、若干読みづらいところがありましたが、終わり方が良かったです。 | ||||
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台本形式なので慣れるまでは少々読みづらかったです。この1つの物語の中にあらゆる問題提議がされている。湊さんの作品には珍しくすっきりとした終わり方も良かったです。 | ||||
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湊かなえは好きな作家であるが、この本はひどい。高校入試がどのように実施されるか、著者は全く調べていない。難しいことではない。高校の教員に尋ねればいいだけのことだ。1時間もあれば事足りる。もし著者がそれをしていれば、この話が全く成立しないことなどすぐわかったはずだ。本書やドラマ版に対して、高校入試の実態がわかったというような感想があるが、入試がこんなに杜撰に行われていると誤解されては教育現場は大迷惑である。 本書のデタラメぶりを細かに指摘していくと大変な長さになってしまうので、少数の例を挙げるにとどめざるを得ないが、まず、入試の答案用紙を教員が一人で扱うことは厳に禁止されている。答案の配布も回収も、本部へ届けるのも、すべて複数で行う。受検番号、氏名の確認は、もちろん複数の目で、3回は行われる。答案は金庫に保管されるが、出し入れは最低2名で行い、管理職が立ち会う。各受検室ごとの答案は更に2~3分冊にし、千枚通しで隅に穴をあけ、紐で閉じる。面倒だが、全て紛失や改竄、差し替えや抜出しを防ぐための措置である。 採点は設問ごとに教員を複数割りあて、通例、赤、青、緑の3色ボールペンで行う。一度目の採点は赤、別の人間が2度目の採点を青で行う。もし一度目の採点に間違いがあれば、両者で確認し、訂正。訂正した者は訂正印を押す。学校によっては3度目の確認を緑で行う。合計点についても同様である。 採点後の点数入力は通常3人で行う。一人が受検番号と点数を読み、一人が入力し、もう一人は受検番号と点数を聞き、それが画面上の数字と一致しているかを目と耳で確認する。入力後はそれをプリントアウトし、入力者とは別の教員が、やはり3人一組で間違いがないかを確認する。入力画面がむき出しになっていたり、印字されたものが放置されたりということは、ない。 試験中は、学校によっては廊下に職員が配置されるが、そうでなければ職員が巡回し、非常事態に備える。つまり本書にあるように、白紙の答案に気づかなかったり、答案の紛失が後になって発覚したり、不調を訴える受検生への対応で監督が疎かになるという事態は、全職員が結託でもしない限り、基本的には起こりえない。そもそもそうならないようにこうした体制で入試に臨んでいるのである。 その他、コンビニへ買い出しに行く(職員は外部に連絡できないよう、原則外出禁止)、旅行会社の人が来る、PTA会長や保護者が来校する(外部の人間は校内に入れない。接触も禁止)、一部の職員だけで入試に対応している(当然全職員で行う)、事態への対処を話し合う(不測の事態は県に報告し、その指示に従う。学校は判断しない)、夜、勤務時間外に採点する(間違いが起こりやすくなるので、採点は原則勤務時間内で一旦終了、翌日再開)、その他合否判定会議の場面など、全く間違いのオンパレードであり、読んでいて不快だった。 更に深刻なのは、まともな教員が一人も出てこないことだ。最後は何となくほんわかした終わり方をしているが、冗談ではない。本書に出てくる教員の数名は、主人公の女性教諭を含み、確実に懲戒免職だろう。残念ながら高校の教育現場に、どうしようもない輩は、一般にイメージされているほど多くはないが、確かにいる。だが公立高校の教員は、本書に書かれているほどひどくはない。これが著者の考えるありそうな教員現場、教員の姿なのだろうが、それは間違っているし、歪んでいる。高校教育が抱えている問題は、こんなバカげたことではない。著者が教育を本気で考えたことがあるとは、到底思えない。これでは高校の教員に対して失礼だ。 冒頭にも書いたが、湊かなえは好きな作家であるが、この本は現場を調べもせず、思い付きで書いた完全な駄作であり、有害ですらある。小説に目くじらを立てるなという考えもあるだろうが、この小説で入試や学校の実態がわかったという感想も、現に散見される。教員がこんなに気楽に入試に対している、高校教育現場はこんな程度などと、読者が誤解しないことを切に願う。 | ||||
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複雑で中々読み応えを感じました | ||||
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登場人物が多くて語り手がコロコロ変わるから非常に読みにくかった | ||||
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地方都市の名門進学校を舞台としたミステリ。 予告された入学試験の妨害に戦々恐々とする教師たち。教師、生徒それぞれの思惑がリレー形式でつづられ物語が進行する。その高校に入学さえすれば、その後はどうなろうと、一躍地元の誇りという設定が効いている。 入試当日、まんまと試験を混乱させる事件が発生するのだが、これはいたって地味な仕掛け。しかし、これをきっかけに教師、生徒のどろどろした本音が溢れ出していく。嫌悪感を覚えさせる著者の得意を堪能できる。 誰が、何のために、どうやって、もさることながら、校内の混乱ぶりが学校裏掲示板に逐一実況されるという不可解な展開である。真相解明まで大いに盛り上がる…のだが、犯行(?)動機に難ありの印象だ。ばら撒かれている伏線は回収されてはいるものの、スッキリとはいかない。 予想外であることは確かなのだが…。 | ||||
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母校がモデルと知って慌てて購入しました。 | ||||
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