(アンソロジー)
猫が見ていた
- 猫 (111)
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猫が見ていたの総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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昨今の猫ブームに乗っかって、気鋭の作家陣によるアンソロジーがお目見え。猫好きであるか否かにかかわらず、ジ〜ンとくるものや笑えるものまで、7編が取り揃えられている。 | ||||
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面白かったです | ||||
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うーん。 本来は腕のある作家揃いなのだが、どの作品も、切れ味が鈍い。特にオチが弱いのだ。 有栖川有栖氏の「エアーキャット」とか、それで? マジックの種明かしはまったくないの?って感じ。暗喩で読めよ、と言われてもすっきりしないぞ。井上荒野の「凶暴な気分」などは、結末は放り投げた感じ。いや早、どれも後味の悪い、あるいはスッキリしない短編ばかりだった。 そんな中、光っていたのは柚月裕子さんの「泣く猫」。浅田次郎的な情緒が溢れていて、ほろりとさせられる。 この一篇のために600円出したようなものだが、それはそれで救われる。 | ||||
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他の方々のレビューにあるとおり、様々なスタイルで書かれた猫小説の集まりです。作家たちも楽しんで執筆されたのではないでしょうか。 世の物書きと呼ばれる方々は、猫好きが多いような気がします。猫たちの自由気ままで甘えん坊な気質が彼ら彼女らのハートにマッチしているのでしょうか。 これからもモフモフな小説をお願いします。 | ||||
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作家の人選、表紙の感じから猫をめぐるミステリかと思って手に取りましたが、有栖川有栖作品以外は普通小説でした。湊かなえ、有栖川有栖のファンですが、有栖川氏の作品がダントツでした。 湊かなえ氏の「マロンの話」は、猫目線から見た人間一家の様子が興味深いです。一家の主婦は作者自身のようですが、作家としての葛藤などもちらりと出てきます。ずっと猫を飼うことを拒否していたお父さんが、最後はべたべたの猫愛好家になってしまうのがおもしろかったです。 有栖川氏の「エア・キャット」は、おなじみ火村教授とアリスが登場する短編。トリックと推理がどうというよりは、火村とアリスのいつもの掛け合い、そして普段はぶっきらぼうな火村の猫愛が微笑ましかったです。 北村薫氏の「100万回生きたねこ」は絶望の書か」は、非常に密度の濃い文章で深い意味があるものの、個人的には、何を伝えたかったのかがよくわからないままに宙ぶらりんに終わってしまいました。それは東山彰良氏の「黒い白猫」も同じです。 井上荒野氏の「凶暴な気分」、結局、愛人である社長は自分ではなく妻と家庭を取る、自分との結婚と妊娠は事実上拒否されたという崖っぷちに追い詰められた女性の気持ちが、猫とその飼い主の女性への八つ当たり的な攻撃に象徴されます。ある意味、その女性と自分は似ている、所詮、人からの援助の上に立って自立できていない情けなさ、その不安定さ。読後感は決してよくないですが、考えさせられる作品です。 加納萌子氏「三べん回ってニャンと鳴く」、人付き合いがヘタでゲームに夢中の会社員男性の複雑な思いとゲームの中の猫、どこかせつないお話です。案、構成と文章もとてもうまいと思います。 この本を手に取られる方は、まずほとんどが猫好きではないでしょうか。猫と人間にまつわる様々なお話が収録されていますが、好みは様々なれど何篇かは必ず気に入るものがあると思います。まずます充実して読める作品集です。 | ||||
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がんさくじゃよねぇ~☺️ 猫のテーマで作者がバラバラでは、好みが… | ||||
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