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猫が見ていた



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初公開日(参考)2017年07月
分類

アンソロジー

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猫が見ていた (文春文庫)

2017年07月06日 猫が見ていた (文春文庫)

猫を飼うふりを続けていた男の謎。同じマンションの住人の猫を密かに飼う女…現代を代表する人気作家たちが猫への愛をこめて書き下ろす猫の小説、全7編。猫好き必読です。 巻末には「猫小説オールタイム・ベスト」紹介も。 【収録作品】 「マロンの話」湊かなえ 「エア・キャット」有栖川有栖 「泣く猫」柚月裕子 「『100万回生きたねこ』は絶望の書か」北村薫 「凶暴な気分」井上荒野 「黒い白猫」東山彰良 「三べんまわってニャンと鳴く」加納朋子 「猫と本を巡る旅 オールタイム猫小説傑作選」澤田瞳子(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

猫が見ていたの総合評価:8.00/10点レビュー 18件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

猫が見ていたの感想

昨今の猫ブームに乗っかって、気鋭の作家陣によるアンソロジーがお目見え。猫好きであるか否かにかかわらず、ジ〜ンとくるものや笑えるものまで、7編が取り揃えられている。
個人的には猫派ではないけど、胸にグッとくるものが好みなので、湊かなえ「マロンの話」、柚月裕子「泣く猫」、井上荒野「凶暴な気分」がベスト3。
巻末の澤田瞳子による猫小説紹介も必読。漱石先生のあの名作もいいけど、現代の猫モノも(ブームがどうのは置いといて)傑作が多いですね。

本好き!
ZQI5NTBU
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.17:
(3pt)

腕利きの作家たちにしては、切れ味が鈍い作品揃い。

うーん。
本来は腕のある作家揃いなのだが、どの作品も、切れ味が鈍い。特にオチが弱いのだ。
有栖川有栖氏の「エアーキャット」とか、それで? マジックの種明かしはまったくないの?って感じ。暗喩で読めよ、と言われてもすっきりしないぞ。井上荒野の「凶暴な気分」などは、結末は放り投げた感じ。いや早、どれも後味の悪い、あるいはスッキリしない短編ばかりだった。
そんな中、光っていたのは柚月裕子さんの「泣く猫」。浅田次郎的な情緒が溢れていて、ほろりとさせられる。
この一篇のために600円出したようなものだが、それはそれで救われる。
猫が見ていた (文春文庫)Amazon書評・レビュー:猫が見ていた (文春文庫)より
4167908905
No.16:
(4pt)

まったく物書きって人間は・・・猫好きなのですね

他の方々のレビューにあるとおり、様々なスタイルで書かれた猫小説の集まりです。作家たちも楽しんで執筆されたのではないでしょうか。
世の物書きと呼ばれる方々は、猫好きが多いような気がします。猫たちの自由気ままで甘えん坊な気質が彼ら彼女らのハートにマッチしているのでしょうか。
これからもモフモフな小説をお願いします。
猫が見ていた (文春文庫)Amazon書評・レビュー:猫が見ていた (文春文庫)より
4167908905
No.15:
(4pt)

各作家の個性が際立った短編集

作家の人選、表紙の感じから猫をめぐるミステリかと思って手に取りましたが、有栖川有栖作品以外は普通小説でした。湊かなえ、有栖川有栖のファンですが、有栖川氏の作品がダントツでした。

湊かなえ氏の「マロンの話」は、猫目線から見た人間一家の様子が興味深いです。一家の主婦は作者自身のようですが、作家としての葛藤などもちらりと出てきます。ずっと猫を飼うことを拒否していたお父さんが、最後はべたべたの猫愛好家になってしまうのがおもしろかったです。
有栖川氏の「エア・キャット」は、おなじみ火村教授とアリスが登場する短編。トリックと推理がどうというよりは、火村とアリスのいつもの掛け合い、そして普段はぶっきらぼうな火村の猫愛が微笑ましかったです。
北村薫氏の「100万回生きたねこ」は絶望の書か」は、非常に密度の濃い文章で深い意味があるものの、個人的には、何を伝えたかったのかがよくわからないままに宙ぶらりんに終わってしまいました。それは東山彰良氏の「黒い白猫」も同じです。
井上荒野氏の「凶暴な気分」、結局、愛人である社長は自分ではなく妻と家庭を取る、自分との結婚と妊娠は事実上拒否されたという崖っぷちに追い詰められた女性の気持ちが、猫とその飼い主の女性への八つ当たり的な攻撃に象徴されます。ある意味、その女性と自分は似ている、所詮、人からの援助の上に立って自立できていない情けなさ、その不安定さ。読後感は決してよくないですが、考えさせられる作品です。
加納萌子氏「三べん回ってニャンと鳴く」、人付き合いがヘタでゲームに夢中の会社員男性の複雑な思いとゲームの中の猫、どこかせつないお話です。案、構成と文章もとてもうまいと思います。

この本を手に取られる方は、まずほとんどが猫好きではないでしょうか。猫と人間にまつわる様々なお話が収録されていますが、好みは様々なれど何篇かは必ず気に入るものがあると思います。まずます充実して読める作品集です。
猫が見ていた (文春文庫)Amazon書評・レビュー:猫が見ていた (文春文庫)より
4167908905
No.14:
(1pt)

ん?がんさく!

がんさくじゃよねぇ~☺️
猫のテーマで作者がバラバラでは、好みが…
猫が見ていた (文春文庫)Amazon書評・レビュー:猫が見ていた (文春文庫)より
4167908905
No.13:
(3pt)

猫尽くし

猫ばっかりの猫アンソロジー。作家ごとによって猫分量は違いますが、さまざまな形で物語に猫が絡んできます。私は湊かなえさん目当てで購入しましたが読み終わってみると井上荒野さんの短編がもっとも心に残りました。ノーマークの作家さんだったので思いがけず新規開拓できて嬉しかったです。こういう部分がアンソロジーの強みですねぇ。
物語だけかと思いきや、湊かなえさんはエッセイでしたし、北村薫さんはちょっと捻った読書感想文のような短編になっていました。思ったよりも自由な形式で書かれているので小説を目当てに手に取ると「おや?」と思うものもあるかもしれません。目当ての作家一点集中なのであれば事前にどういった話なのか確認したほうがいいです。話自体はつまらなくないし猫はかわいかったけど、目当ての作家がエッセイだったのでエッセイに興味のない私は少しガッカリしました。
井上荒野さんの短編は薄暗くドロッとした雰囲気のお話でしたが短いページで綺麗にまとまっていて一番面白かった。次点でソシャゲにハマる主人公と美容院のお姉さんのハートフル短編。こちらもトリを務めるにふさわしい後味で読んでいて心が暖かくなりました。この2作が個人的に当たり。他はまあ普通かな?執筆者に有名どころを揃えているので大きなハズレはなかったです。あぁでも読書感想文を無理やり物語形式にしたような印象のある北村薫さんのだけ微妙だったかな…。求めてるのはこれじゃないって感じで。
総括して☆3。アンソロジーなので玉石混交。全部当たりってことはないので、力のある作家さんを新しく発掘できたことが一番の収穫でした。あと直接関係ないですが個人的には犬派なので犬アンソロジーもいつか出ないかな…と密かに期待します。
猫が見ていた (文春文庫)Amazon書評・レビュー:猫が見ていた (文春文庫)より
4167908905



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