(短編集)

今だけのあの子



※タグの編集はログイン後行えます

【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

7.00pt (10max) / 1件

7.00pt (10max) / 5件

Amazon平均点

4.14pt ( 5max) / 14件

楽天平均点

3.76pt ( 5max) / 106件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
0pt
サイト内ランク []B
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

0.00pt

0.00pt

0.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2014年07月
分類

短編集

閲覧回数3,383回
お気に入りにされた回数2
読書済みに登録された回数8

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

今だけのあの子 (創元推理文庫)

2017年04月12日 今だけのあの子 (創元推理文庫)

結婚おめでとう。大学時代、新婦とは一番の親友だった。けれど恵には招待状が届いていない。たった六人しかいない同じグループの女子の中で,どうして私だけ。呼ばれてもいない結婚式に向かう恵の運命、そして新婦の真意とは(「届かない招待状」)。進学、就職、結婚、出産、女性はライフステージが変わることで付き合う相手も変わる。「あの子はいつまで友達なんだろう」。心の裡にふと芽生える嫉妬や違和感が積み重なり、友情は不信感へと形を変えた。物語が鮮やかに反転し友情に潜む秘密が明かされたとき、人間の素顔が浮かび上がる。傑作ミステリ短編集。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

今だけのあの子の総合評価:8.20/10点レビュー 15件。Bランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

今だけのあの子の感想

 女性の心理に焦点を当てた短篇5集、小学生から老人まで様々な年代の女性心理をロジックとして組み込み、男性では決して成立し得ないストーリーに為っている。 
 粗筋だけ見るとイヤミスを想起させるが単純な齟齬からの真相が顕れ、軽く明るい終わりを迎える。 とりわけ第五編の老婦の今の若者では中々想像しにくい思考を取り入れた作品は良かった。 
 一貫したテーマでここまでの短篇を作り上げた作者に拍手!

りーり
9EDFH0HC
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.14:
(5pt)

苦手意識がある人にこそ

私は捻くれているので、叙述トリックというものがあまり得意ではない。
最後にどんでん返しが!と触れ込まれていると、そのトリックに騙されまいと注意深くより一層捻くれてしまう。そのせいで最後には、やっぱりね、そう思ったよ、なんだか前評判の割には大したことないなあ、とがっかりしてしまうことが多い。本来の読書の楽しみ方ができなくて悲しくなる。

ただ、本作は少し違った感想を持った。
叙述トリックよろしく、どの話も展開からすると予想外の、しかしなんとなく想定した方向に着地する。ただ、結末がどれも心地良い。主人公に成長がある。読後感が爽やかで、むしろ「だまされた」ことにも、「やっぱり!」と感じることにも、心地よく感じられるのだ。

どんでん返しに驚くというよりも、その裏に隠された人間ドラマや心理描写の巧みさに感動する。
こういった「人間の成長」や「希望の余韻」を残す作品には、どこか救われたような気持ちになる。本作が叙述トリックものとして語られる以上に、登場人物と、読む人の心に明かりを灯す物語であるという点にこそ、本当の魅力があると感じた。

叙述トリックにやや苦手意識がある人にこそ、本作をぜひおすすめしたい。
今だけのあの子 (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:今だけのあの子 (ミステリ・フロンティア)より
448801786X
No.13:
(5pt)

女の友情は複雑

昔から「親友」という言葉に懐疑的だった。果たして相手は自分を本当に親友だと思っているのか。 5つの短編の中でも「届かない招待状」が秀逸。親友だと思っていた相手から結婚式の招待状が届かないことは割合ある話だ。逆に届いたのに欠席することもある。理由は出張と重なったり、祝金を出す余裕がなかったり様々だ。まあ同じ高校や大学、結婚式以降は少し距離を取る方が懸命だろう。「今だけのあの子」はよく出来た〈連作短編集〉だ。読みながら暗鬱な気分になるものの、決して希望のない終わり方ではない。全話が別の話であるものの、全ての話が繋がる伏線がある。芦沢央は長編も短編も素晴らしい。
今だけのあの子 (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:今だけのあの子 (ミステリ・フロンティア)より
448801786X
No.12:
(4pt)

カタルシスとハートフルな結末

2014年に出た単行本の文庫化。
 「届かない招待状」「帰らない理由」「答えない子ども」「願わない少女」「正しくない言葉」の5話を収めた短篇集だ。
 いずれも女性同士の友情をテーマとしている。年齢はいろいろ。
 どの話も出だしは重苦しく、また登場人物が嫌な感じがして苦しい。しかし、最後はハートフルな結末を迎え、たとえようもないカタルシスが押しよせてくる。緊密に構成された、力のある作家の作品だ。
 それぞれの物語が緩やかにつながって「仕掛け」を構成しており、再読したくなる一冊だった。
今だけのあの子 (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:今だけのあの子 (ミステリ・フロンティア)より
448801786X
No.11:
(4pt)

作者の小説を初めて読みました

5作の短編小説からなる作者の物語

ドロドロしたストーリーなのかと思い読み進めて行くと

ホッと暖かい結末に5回出会えます。

芦沢作品初心者の私は短編から入りましたが、私個人では

読みやすいと感じましたので、今度は評価の高い長編に

進みたいと思います。
今だけのあの子 (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:今だけのあの子 (ミステリ・フロンティア)より
448801786X
No.10:
(5pt)

読みやすい

ありがとう
今だけのあの子 (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:今だけのあの子 (ミステリ・フロンティア)より
448801786X



その他、Amazon書評・レビューが 14件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク