昨日の海は
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自殺or 他殺した祖父と祖母には何があったのかを巡る子供と孫の物語。 主人公はもしかして殺人者の孫かもしれないという始まりにはその後を期待したけれど、主人公はそれを知ってどうするわけでもなく、ただ淡々と自分のルーツを探すのみ。 かつて渦中にいた人たちの、衝動に突き動かされた狂気の場面は最後まで描かれることはなく、本当のところどうだったのかは主人公(読者)の想像に任されたままで終わる。 エンタメ小説としては弱い。でもこの本はエンタメ的な盛り上がり(過去の事件を明るみにすること)を期待する本じゃないことに読み終わってから気づいた。 祖父を調べ始めてから写真を始めた主人公と写真屋を再開する叔母、祖父と馴染みだったカメラ屋……なにかしら写真家の祖父に繋がっていて、真相に絡んできそうなのに絡まない人達は、“日常”の枠を超えることはない。 かといってつまらないわけでも、ダレることも、無駄に焦らされることもなく、ただ静かに主人公に共感させる書き口が本当に見事だった。私と主人公の距離がゼロで読んでいることすら気にならなくなるほど。 やがてそこかしこに雪解けの気配が漂い、登場人物たちは顔を上げて未来に視線を向けはじめる。 この本は、人間関係が狭い地域で凶事に息を潜めていた一家が、過去の傷にもう一度向き合い、静かに、そっと、『なんでもない日常』に変えていく温かさを味わう本だった。 ラストで、祖父たちが最期にいた海を眺めるシーンが印象的で、『昨日の海』というタイトルがピッタリなのもジンとくる。 描写は本当に素晴らしいけれど、ストーリー的な起伏はないから…この本を思い出すことはあまりないだろうなー、という感想で星3.5。 | ||||
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音もしないかのように静かな田舎町の小さな家族に、叔母母娘の登場でさざめき始めた風は嵐となり、一家を巻き込みながらも、穏やかなハッピーエンドへ・・・・まるで、磯の森と台風の関係の如く・・・・ | ||||
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田舎町の普通の男子高校生が東京から叔母さんが帰ってきて色んな事を知って成長すると言う話だけど、話の中に入り込んで青春時代に戻って読み進みました。楽しかったです。 | ||||
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高知県、海べの片田舎に住む高校生光介の目を通して、東京に住んでいた叔母・芹と娘・双葉が越してきたのを起点に物語は動きだす。祖父母の心中と言う過去の事件の真相に迫りながらも意外と重くならない。 淡々と進む時間の中で、光介の祖父への想いが残された写真から自分の将来への形と心の成長が見え隠れする。 | ||||
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テンポが良く、とても読みやすかったです。 話も面白かったです。 | ||||
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