(短編集)
雨利終活写真館
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
雨利終活写真館の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
札幌農学校のミスタークラークは、「少年よ大志をいだけ。金・利己心・名声に対してではなく、・・・」と言ったことで有名であるが、普段学生たちに言っていたのは一つだけらしい。「紳士たれ」。これ、女性には優しく・・などという軽いものではなく、社会において人のあるべき姿を端的に言っているものです。 ところで、この本に登場する雨利君、とてつもなくすごい人であるかのごとく描かれているが、クラークの言う「紳士たれ」にはほど遠い。がしかし、すごく立派で人間性に溢れていて芸術的能力にも秀でていて・・・。 鼻白むこと甚だしい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
巣鴨地蔵通商店街から少し離れた住宅地にある、遺影専門の雨利終活写真館で繰り広げられる、一枚の遺影写真を巡る家族(主に親子)の物語。やはり人生にはドラマがあり、遺された、或いは遺される家族の気持ちも相俟って、様々な人間模様が織りなされます。 約60ページ程度の中編ですが、題材としては珍しい遺影写真を上手く取り入れ、ミステリーの味付けもされた快作です。遺影写真を切っ掛けに、故人の思いを感じたり親子のわだかまりが解けたりと心温まる内容ですが、一方そこに主人公のハナの元彼氏や両親への葛藤も交錯し、少し苦みと哀しみの残るテイストも味わえます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
終活専門の写真を撮る写真館とその来客にまつわる日常がテーマのミステリー。 1人1人の写真館で働くメンバーのキャラクターが立っていておもしろかった。 今回の主人公だったハナの背景はわかったので次回は違うメンバーを主人公にその背景と合わせて謎を解いていってくれたら楽しそうだ。 シリーズ化の情報があるかわからないが、単発で終わるとしたら物足りない。 シリーズ化を期待して☆4つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「王様のブランチ」で紹介されていたのを観て、興味を持ち読んでみた。 終活写真館に遺影を撮りに来た人を巡る話という設定が独特で、感動的な話が展開するのではないかと期待したのだ。 読んでみると、4編それぞれほっこりとする温かさをたたえた話で、私は最後の「二枚目の遺影」が秀逸だと感じた。 特に「許したいなら、それはもう許しているのと同じ」という言葉が心に残った。 だが、4編目以外は謎解きのミステリー色が意外に比較的濃いと感じた。「終活」という言葉のイメージを基にほのぼのとした人情話を期待して読むと、少し目論見と違ったと感じる人がいるかもしれない。[基本、謎解きミステリー+ほっこり温かさ]という認識で手にされれば間違いはないのではないか。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 4件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|